INSTANT KARMA

We All Shine On

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

波の音が消えるまで

アーニャ、ぼくが百フランを要求しているのを、狂気の沙汰だとは考えないでおくれ。ぼくはきちがいじゃない! 悪徳漢とも思わないでおくれ。ぼくは卑劣なまねはしないし、嘘もつかない。カジノにも出かけない。ぼくはただ物事をはっきりさせるために、こうし…

秒速で交換日記を数万往復

このブログの読者ならわかると思いますが、僕はハイパー金の亡者です。マネーマネーマネーです。 僕の人生の最重要事項は金を稼ぐことで、毎日お金のことばかり考えています。 ホリエモンがよく言う、典型的なお金の奴隷なのがまさに僕なのです。 現在、あな…

村山将棋を語る

『村山聖名局譜』より。 羽生 何て言うのか、こう波がある感じ。大きな波がある感じ。悪い手も指すけれど、すごくいい手も指す。すごい勝負手を指すとか。強くそういうことを感じますね。 先崎 渋さはなかった、まったく。あの言動どおりだった(笑)。とに…

村山聖名局譜

村山聖名局譜(羽生善治、先崎学共著) 村山が生前に残した棋譜の中から厳選した10局を、羽生と先崎が解説している。 追悼本のような湿っぽさは微塵もなく、科学者が検体を分析するように冷静に淡々と、かつ陽気に、棋譜を解析している。その様子が清々しい…

聖の青春 その4

今日もしょうぎのれんしゅうを六、七時間しました。朝から夕がたまでです。そしてまだ、のこっているので夜、やろうと思います。あと二もんです。だから時間はあと一時間です。 ぼくはこの一年間のうちだいぶんしょうぎが強くなりました。それはなぜかという…

聖の青春 その3

四段になって数えていた。 六十連勝すれば名人になれる。 だが勝ちたいと思う勝負に負け何度も挫折した。 その度に立ち上がり、上を目指した。 何故A級八段になれたのだろう。 体も弱いし将棋も余り強くない僕が、何故? 神様のすることは僕には予測できな…

聖の青春 その2

「母さん、淀川で昨日人が溺れて死んだって新聞に出ていた」 「まあ」 「でも誰も助けにいかんかったそうじゃ」 「泳げる人がおらんかったんでしょう」 「母さんなぜそんなこと言うの?」 「え?」 「僕だったら助けに飛びこんだ」 「だって、聖泳げないでし…

聖の青春

村山聖が3歳の頃に罹患した腎ネフローゼは、昭和47年の身体障害者福祉法の改正により、身体障害に加えられたじん臓機能障害である。 臨床症状は極度の疲労や発熱が誘引となって、大量の蛋白尿、低タンパク血症、著しい浮腫の三つが見られるとされている。…

史上最年少の将棋プロ誕生 藤井聡太三段

史上最年少の将棋プロ誕生 藤井聡太三段 将棋のプロ棋士を養成する第59回奨励会三段リーグの最終日は3日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、藤井聡太三段(14)が13勝5敗でプロとなる四段昇段を決めた。10月1日付の昇段で、14歳2カ月でのプロ…

イズムの功過

『噂の真相』がなくなっても、『噂の真相』イズムみたいなものは残したはずだと俺は思っているわけ。竹中労が死んでも竹中イズムが残ったのと同じで。ナンシーもそうだよね。ナンシーだったらヤワラちゃんをこうからかうだろうな、というものを。『噂の真相…

LOVE MAKES THE WORLD GO ROUND

この夏、将棋界が静かに揺れている。 棋士にとっては、将棋の普及活動も重要な仕事の一つだ。将棋というゲームの普及だけでなく、人気商売という側面もある棋士の人間的魅力のアピールも大切である。 今年羽生善治から名人位を奪取した佐藤天彦名人はじめ、…