INSTANT KARMA

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2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

週末に読んだ本

「交通誘導員ヨレヨレ日記」柏耕一 うちの息子が交通誘導員のバイトを始めたので読んでみた。著者は最底辺と自虐的でキツめのエピソード中心に書かれているので大変そうに思えるが息子の話だと必ずしもすべての実態を反映しているわけではないようだ。例えば…

楽しいブンガク(続き)(随時更新)

第94回 米谷ふみ子「過越しの祭」 自由を求めてアメリカに渡った女性が国際結婚した男性がユダヤ教徒で、親戚の宗教行事に出席させられ息苦しさを感じるという心情に共感を覚えるのが難しく、読み飛ばしてしまう。それなりにいい小説なんだろうが、今の自分…

楽しいブンガク

最近よく見ている動画に、吉本でお笑い芸人をしている斉藤紳士という人の「ワライとブンガク」というのがあって、 まだ再生回数は少ないのだが、芥川賞受賞作紹介シリーズというのが面白く、その影響で芥川賞受賞作をぽつぽつ読んでいこうとしている。 今ま…

KKK(Kuwata Kiyohara Koushien)

昨日の朝衛星放送で1985年夏の甲子園大会決勝PL学園・宇部商の試合を放送していたので観る。リアルタイムで見ていたはずなのだが、試合の中身は全然覚えていなかった。 追いつ追われつの白熱したゲームで、PLがリードを許すたびに清原がホームランを打って2…

フレッシュなフレッシュ

今年一番の衝撃。 スライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンの名盤『フレッシュ』は、もう30年来愛聴し続けてい、常にipodに入れて携帯してい、ほとんど毎日のように聴き続けている。 ところがなんと、自分が聴いていた『フレッシュ』は、1991年に出た国内…

鳥居みゆきさんインタビュー

2月23日付で文春オンラインに鳥居みゆきの超ロングインタビューが載っていたのに今まで知らなかったじゃないスか。 すごくよいインタビューなので、改めてツッコミ記事を書きたい。 個人的な備忘録として無断全文転載しておく。権利者から申立てがあれば速や…

透明感

これが今(2021年3月)の彼女。 これが僕が初めて見た彼女の写真(2012年4月)。 これだけ透明感が変わらないって、奇跡以外の何なんですか? 彼女の存在そのものが奇跡ですよね。 地球に生まれてきてくれてありがとう。

戦後民主主義者

大江健三郎の全盛期はやはり『個人的体験』から『万延元年のフットボール』あたりだと思うが、それ以外の作品は時代状況を考慮に入れて読まないと分からないところがある。逆に言えば時代状況をリアルに文学として写し取った作品といえるのではないか。 彼に…

昨日の続き

JYパークが人生を賭けて打ち込んでいる信仰の問題について生半可なコメントで片付けてはいけないと思い直したのでもう少し書く。 JYパークは、死の床にある患者のところに行って、枕元で聖書について語り聞かせる活動を行っているそうだ。そこでその人の魂を…

何のために生きるのか?

TWICEの生みの親で、NIZIUのヒットにより日本でも知られる存在になったJYパークことパクジニョンの自伝エッセイ『何のために生きるのか?』を買って読んだ。 最初の3分の1が自伝で、残りはひたすら聖書と信仰の話。 ショービジネスの世界において、有名なシ…

Death by the Water

大江健三郎『さようなら、私の本よ!』と『水死』を読んだ。 「全小説4」収録の「父よ、あなたはどこへ行くのか?」「われらの狂気を生き延びる道を教えよ」「みずから我が涙をぬぐいたまう日」も目を通しては見たが、文章が捻りすぎてちょっと受け付けなか…