INSTANT KARMA

We All Shine On

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

失禁インザモーニンサン

考えてみたらもう30年以上煮詰まりっ放しなんだけど、そろそろ春が来てほしいよ。 花粉症はやだけど。 ラフ×ラフの振付師でもある竹中夏海の「アイドル保健体育」(CDジャーナルムック)という本を借りる。 非常に実用的で真面目な内容。 斎藤環が「生き延び…

Even Doves Have Pride

夜中の三時に目覚めて寝付けなくなり、iPadにイアホンをつけてプリンスを聴きながら過ごしていると盛り上がってしまった。 そのときのプレイリストを忘れないうちにメモしておく。 1. The Ladder (from [Around the World in a Day]) 2. Positivity (from [L…

終わりなき綱渡り

王将戦第五局二日目。 封じ手明けから藤井王将の強襲が続き、羽生九段にとっては苦しい時間が続く。 飛車で角金両取りをかけられた羽生は、角を切ってカウンター狙いの勝負に賭ける。 対する藤井も最もハードな手で応じ、逆襲を図る羽生の桂馬跳びによる金取…

難解な選択

今日は王将戦第五局を見ていた。先手・藤井聡太王将(五冠)、後手羽生九段。 戦型は後手の羽生九段が横歩取りに誘導した。今期七番勝負では初めてとなる。 羽生は今年度後手横歩取りで7勝3敗と好成績を残しており、満を持しての秘密兵器投入といったとこ…

佐久間宣行年譜(超暫定版)

1975年(昭和50年) 11月23日、福島県いわき市に生まれる。 幼稚園児の頃から気に入った本を小さいバッグに入れて常に持ち歩き、父からは「同じ本を何度も何度も読んでいて、何が面白いんだろうと思ってた」とのちに言われた。 好きなものに対する集中力はす…

Ripples of Love

笑福亭笑瓶を始めて見たのはテレビで女装して一人コントをやっているやつで、鶴瓶のレギュラー番組の一コーナーだったかと思う。 厚化粧したOLが嫉妬に狂うさまを演じたもので、異様な迫力とインパクトがあったので今でも忘れない。 その後、人気者になって…

ANDROGENA

岡村靖幸が細野晴臣にインタビューしているラジオ番組をYoutubeで見た(聞いた)。 正確には、細野晴臣のラジオ番組に岡村がゲスト出演したのだが、内容的には岡村が細野にひたすら質問しまくるというものだった。 岡村が雑誌連載している記事の企画と連動す…

Schizoradio Vol.55 featuring Tamori

オープニングテーマ: Bittersweet Samba / Herb Alpert & The Tijuana Brass youtu.be こんばんわ。今日はオールナイトニッポン55周年を勝手に記念しまして、毎度お馴染みの〈妄想ラジオ〉をやることにします。ここに載せるのはいつかオンエアされる予定の…

はらいそ

最近はどんなフィクションよりもニュースのヘッドラインの方が面白い。 今日だけでこんなにある。 もうこの世はそのまま異世界、異次元、パラレルワールド。 東京電力の電気料金、1年で4割上昇 年内に1万円超えも 原発再稼働、賛成51% 震災後初めて賛否が逆…

Anti-anti- natalism

つげ義春が描く世界って、退廃的に見えるけど、あの墨ベタとか塗りまくりの絵にはすごくしぶとい実存的なオーラがあって、実はものすごく、生きる、生きているってことを描いている漫画だと思う。もうどん底でボロボロに、ドロドロになりながら、こんなに悲…

Anti-natalism

今の世界、この先絶対長生きしたい!と思えるような世界ではなくなってる、と僕はなんとなく感じるが、そういう感覚があるということは、出生率の低下や結婚しない人の増加や反出生主義ともたぶんつながっていて、なんか、全体的に、もういいや、となってき…

2 Angry Men

「佐久間宣行のずるい仕事術――僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた」(ダイヤモンド社)という本を読んだ。 2022年4月に出た本で、たちまちベストセラーになっている。図書館で借りようとしたら、予約数がとんでもないことになっていたの…

I won't do what I can't do

佐久間宣行「できないことはやりません テレ東的開き直り仕事術」(講談社)という本を読んだ。 自分は「ゴットタン」も「ウレロ」も知らないし、佐久間宣行のオールナイトニッポンも聞いたことがない。ただアイドルグループ「ラフ×ラフ」の生みの親として、…

Sarlet Flower

つげ先生お元気そうで嬉しい。もう終わっちゃったけど。 またやってくれねえかな。 youtu.be これはちょっとした考察というか雑感ですが、山田花子が好きでガロ系の漫画も読んでいたに違いない西村賢太がつげ義春について全く言及しなかったのは、つげを評価…

ひとりごと

ラフ×ラフのデビュー曲「100億点」はモー娘。の「ラブ・マシーン」みたいなアゲアゲチューン。これはこれでよし。 だが、はるるんのあの歌唱(1/fゆらぎボイス)はいつ聴けるのだろう。結句、自分がラフラフに興味を持ったのは永松波留の存在感と歌唱に心を…

人の望みの喜びよ

今販売中の『文藝春秋』に掲載されている芥川賞受賞作、井戸川射子『この世の喜びよ』、佐藤厚志『荒地の家族』を読んでみた。 読んでみた、といっても、きちんと読んだわけではなく、流し読み程度なので、ちゃんとした感想は書けない。何度も読み返せば、違…

What the world needs now

ラフラフのオールナイトニッポン0リアタイしてしまった。 前にオールナイトニッポン聞いたのがいつなのかは全く記憶にない。 「BOMB」なんて奥菜恵以来三十年くらい読んでないし。SHOWERROOMのアプリにも登録し、下手したら池袋の噴水広場まで行きかねない…

(We long to be) Close To U

関心ないよ、という人にとっては限りなくどうでもいい話題だと思うが、 今日の深夜3時から、ラフ×ラフのオールナイトニッポン0が放送される。 放送の一か月も前から毎週この放送のための特訓動画がアップされていて、オーディションの頃から追いかけている…

One Less Bell To Answer

また偉大な音楽家の訃報。 【ニューヨーク共同】米メディアによると、著名な作曲家バート・バカラック Burt Bacharachさんが8日、ロサンゼルスの自宅で死去した。94歳だった。自然死という。1969年の映画「明日に向って撃て!」の挿入歌「雨にぬれても」を作…

過去のどこかで

昨日は西村賢太の音楽的嗜好について考えてみたが、 今日は<漫画>について。 西村賢太の作品(主に随筆)に登場する漫画の中で一番重要なのは、山田花子だろうと思う。2008年1月5日の日記(松の内抜粋「野性時代」)に、次のような記述がある。 平成四年に…

No Novel No Life

今日のはまあ箸休めみたいなもので。 西村賢太の文学的嗜好については作家本人があらゆる小説や随筆で詳細に述べているので改めて取り上げるべきものはない。昨年に出た『誰もいない文学館』においても、まとまったかたちでの本人による解説がある。 そこで…

態度価値

V・フランクル「死と愛」(みすず書房)を読みながら、「そうだ、そうだ、ここに書いてあることは正しい」と身体の細胞ひとつひとつが叫んでいる気がして、電車の中で読んでいると声を上げて泣きそうになった(本当に涙腺が緩くなって困る)。 ブルース フィ…

「彼には会いたくない……」

十川幸司「精神分析への抵抗」(青土社、2000)を読む。 十川の著書は「フロイディアン・ステップ――分析家の誕生」(みすず書房、2019)と「来るべき精神分析のプログラム」(講談社選書メチエ、2008」を読んでいるが、最初期に書かれたこの「精神分析への抵…

Bat or Swallow

私個人は、こと小説に関しては、ただ才にまかせただけの観念の産物よりも、その作者自身の血と涙とでもって描いてくれたものでなければ、まるで読む気もしないし書く気も起らぬ 『どうで死ぬ身の一踊り』跋より 私小説作家・西村賢太の命日である二〇二三年…

I Remember Kenta

『週刊SPA!』山田ルイ53世氏との対談より 僕は(芥川賞を受賞した)40代のときはものすごく元気だったんです。しかし、50代に入ると気持ちに変化が出てきた。先が見えて、今後自分の人生に劇的な変化が起こらないことも、くっきり見えてしまった。 気力や体…

Remember Kenta

いわゆる青春がないことに、さみしかったり後悔したりは全くありません。比べる相手がいなかったから。自分を「不幸だ」と感じるのだとしたら、比べてるからじゃないのかな。上をみたらキリがないもんね。ひどい目に遭い続けて、心が死んでいって、諦めて、…

夢ねじ日記

今朝職場のPCのスイッチを入れたらmedia checking nantara kantaraとかいう表示が出てまったく起動しなくなり焦りまくった。 電源を入れたり切ったり1時間ほど繰り返しているうちに起動するようになったが、こんな風に突然クラッシュされると何もかも上がっ…

過ぎ行く日々

気が付くと1月が終わっていた。先月だけで、ジェフ・ベック、高橋幸宏、ビング・クロスビー、アンソニー“トップ”トプハム(ヤードバーズの初代ギタリスト)、トム・ヴァーレイン、そして鮎川誠の訃報があった。ロックの全盛期である1960年代、70年代に活躍し…