INSTANT KARMA

We All Shine On

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

Country Chaos Club (CCC)

♪ミュージックセレクター:吉田豪(プロ書評家・プロインタビュアー・ライター) ◇セレクトテーマ 「90年代前後、西新宿に存在した輸入レコード屋の店内BGM」 M1: Everything Flows (Acoustic Version) / Teenage FanclubM2: Drive Me Down (Acoustic) / Velve…

The Street Sliders年譜(初期のみ簡易版)

1959年(昭和34年) 1.26 村越<ハリー>弘明誕生 3.1 市川<ジェームス>洋二誕生 1960年(昭和35年) 10.4 土屋<蘭丸>公平誕生 12.4 鈴木<ZUZU>将雄誕生 1967年(昭和42年) 土屋が鈴木と小学校の同級生として出会う 1973年(昭和48年) 土屋が白いテ…

Feel Love

ハリーとロックンロールの話をしていた時に、彼はロックンロールならなんだっていいわけじゃない、同じ「ロックンロールだぜ」とか言っても全然好きじゃないのもあると言った。 「クラシック聞いてるほうがよっぽどいいよ」 彼は真顔で言った。 ロックンロー…

Miss Clawdy

youtu.be スライダーズ・初代ローディー 仮屋秀昭氏(現オフィス・ホッパーズ代表取締役)とジェームス市川氏(元ストリート・スライダーズのベーシスト)の対談。 仮屋氏の出身は多摩地区。楽器屋主催のコンサートに通っているうちに、公平とZUZUの後輩と知…

James Talk

ストリート・スライダーズで一番コワモテで無口な印象だったジェームスがYouTubeチャンネルをやっているのを知り、興味深く見ていた。 あの頃の黒服ぶりが嘘のように還暦過ぎて好々爺じみており、とても好感を持った。 www.youtube.com 僕と村越君が高校一年…

文学

別冊宝島Real 17「腐っても『文学』!?―作家が知事になり、タレントが作家になる時代のブンガク論」(大月隆寛 監修、2001年)を図書館で借りる。 なぜこんなカビの生えたような、内容的には完全に死文化していると思われる本に手が伸びたかというと、 「好き…

少年よ真夜中を跳躍せよ

3月22日に発売されたTHE STREET SLIDERS「On The Street Again -Tribute & Origin-」はベスト盤とそのカバーという内容なのだが、「So Heavy」も「Back To Back」も「Angel Duster」も入っておらず、選曲の基準がよくわからない・・・「Back To Back」と「An…

I Can't Even Be a Stray Dog

「阿部和重対談集」に収録されている保坂和志との対談(初出「群像」2003年12月号)の冒頭に、中原昌也についての言及がある。 阿部 この間、仕事で中原昌也と会ったんですよ。保坂さんと対談やることを伝えたら、「えっ、『カンバセイション・ピース』に僕…

髪様ヘルプ

真面目に語ろう。それもお笑い種だ。人間どもってやつは、自分が何をほざいているかも定かではない。目はうつろ、街中を彷徨し、徘徊する、魂のぬけたクソどもだ。生きる理由などありはしない、かといって死ぬ理由もない。俺たちに残された、生に対する軽蔑…

現実(リアリティ)と虚構(フィクション)

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)2023の決勝で、日本代表がアメリカ代表に3-2で勝利し、優勝した。 最終回、9回表のアメリカの攻撃に、大谷翔平が最終ストッパーとしてマウンドに登場し、2アウトで最終打者にメジャーリーグのスーパースター…

Chilling and Killing (my Annabel Lee)

大江健三郎「臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ」を読む。 「取り替え子」以降の後期小説でこれだけ読んでいなかったので、この機会に読む。 いつもの変形私小説だが、今回は同郷の”伝説の女優”サクラと彼女を担いで国際的プロデューサーになること…

エリエリ

青山真治一周忌として特別上映されている『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』を見に行く。 中原昌也の演技を見ることが唯一の目的だったが、その他の役者陣も豪華すぎた。 轟音に備えて耳栓を用意しておいてよかった。 見終えた後はなぜか元気になって足取りも…

Dedicated to Shellfish by Ray

また猛烈にロクでもないことが起きて、とても生きているのが辛くなった・・・だが、負けてはいられない。自分が死んだら、ただ自分のことが嫌いな連中が無意味に喜ぶだけだからだ。自分が死ぬくらいなら、そういう連中を情け容赦なく皆殺しにしてやるよ。 銀…

どみゅーんずっきゅん

中原昌也緊急支援番組「NAKEDENCYCLOPEDIAofMASAYANAKAHARA3/文化/文学編1」(田野辺尚人,宇川直宏,高橋ヨシキ,山崎圭司,高橋源一郎,阿部和重,佐々木敦,樋口泰人,廣瀬純,坂本安美,遠山純生,森田佑一,町山広美,上條葉月●DJ:脳) を流し見ていた。 高橋源一郎,…

Prayer by a non-believer

明け方に目覚めて眠れないので、某文学系ユーチューバーの大江健三郎追悼トークを聴いていたら、その人のおすすめ作品ナンバーワンは『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』で、『個人的な体験』はピンと来ないと言っていて、感性は読者によりそれぞれ違う…

卓球人生

CherrybulletのJiwonさんがこれまで見せなかったような表情の写真をSNSに上げていて、いつも観音様のような美しいことは美しいがワンパターンの写真に見慣れていたので、おやっと思った。こういう冒険心はそれに伴うリスク込みで歓迎したい。 社会がどんどん…

キョウボ(今日のぼやきの略)

気が付くと三月も半ばになっている。 職場のパソコンが起動しなくなり、何度やってもダメなので、ガツンと殴ったら直った(直ったとはいえないのかもしれない)。 今日起動したら、マイクロソフトエッジの画面右上に今までなかった変なマークがついていて、…

最後の大小説家

Ⅰ 大江健三郎は、ずっと自分の読書範囲には入らない作家だった。彼の小説を一番身近なものとして感じたのは、息子が生まれた当時、妻が持っていた大江の『新しい人よ目覚めよ』という小説が引用していたウィリアム・ブレイクの詩集から命名のアイディアを借…

Star ; New One

最相葉月「星新一 一〇〇一話をつくった人」読了。 小説新潮2007年11月号掲載の最相葉月と新井素子の対談と、最相葉月の著書「仕事の手帳」に収録されている、星新一の評伝を書いたときのエピソードを綴った文章も併せて読んだ。 星新一と言えば中高生が一度…

1001 Therapists

この週末は、 最相葉月「セラピスト」読む。 最相葉月「星新一 一〇〇一話をつくった人」もう少しで読み切るというところで力尽きる。 感想は改めて。

女王凱旋

日本アカデミー賞 優秀主演女優賞 能年玲奈さんの輝きが圧倒的でした 久しぶりにテレビで本物の女優を見た気がしました 太陽が輝くためには何の賞も肩書きも必要としないように のんさんの存在そのものが本物の証でした あの伝説的な連ドラから十年目に 貴女…

BIG LUNCHBOX

きたがわ翔「プロが語る胸アツ「神」漫画 1970-2020」(インターナショナル新書)という本を借りてみた。 Youtubeで「マカロニほうれん荘」について熱く語っている動画を見て、面白かったので、たぶん内容はそれの書き起こしだろうなと思ったが、改めて文字…

Ten Billion Score

佐久間のlyricを改変する違法行為 終わらせようよその自傷行為 HEY Y’ALL! I Will Give You Ten Billion You Got To Love Your Life You Gotta Give Yourself Ten Billion I Will Give You Ten Billion You Gotta Know that You Are One in Ten Billion You…

あのつとむが

「ノストラダムスの大予言」で一発当てた五島勉(本名・後藤力 ごとうつとむ)は、国会図書館デジタルで検索すると、それ以前は専ら「乱れた性風俗」を取材したと称する猥雑なエロ記事ばかり書いており、「ノストラダムス」を書く直前には創価学会と池田大作…

終りの季節

情報化社会というのは、外からの刺激を受けて、それを選り分けて即時的に反応する、ある意味では単純な人間を作る社会です。だから、体験を熟成させて、何年か何十年か経ってから出てくるような、時間と蓄積を要する技能とか技術にはなじみにくいと思います…

Burn the Stage

今朝Twitterを見たら矢野顕子や橋本愛がSNS上の発言で追い込まれていたので怖くなり、昨夜ブログに書いた話を消した。 閲覧者が日に10人位しかいないブログでもこれだけ気を遣うのだから、何十万何百万のマスを相手にしている人がSNSを使っているのを見ると…

Please Mr. Hotelman

中井 久夫「隣の病い」 (ちくま学芸文庫) と 最相 葉月「セラピスト」 (新潮文庫) を図書館で借りる。 オークラ「自意識とコメディの日々」(太田出版) を読む。 面白い。

箴言知

斎藤環が「生き延びるためのラカン」で尊敬(転移)の対象として言及していた精神科医中井久夫のエッセイ集「精神科医がものを書くとき」(ちくま学芸文庫)を長距離移動中に読み始めたら夢中になってしまった。 昨年に亡くなったことを知り、昨年末に斎藤環…

Yes Or No

1953年7月26日、モンカダ兵舎を襲撃したが捕えられ、禁固十五年の判決を受けたフィデル・カストロは、大赦ののちメキシコに渡り、1956年11月30日、82名の同志たちと共にヨット「グランマ号」に乗り込み、キューバを目指した。12月2日、ヨットは浅瀬に乗り上…

Intelligent Living Class

近代に於ける誠実な文章は「完全なる自己否定」でしかなし得ない、と僕は信じている。書き手が自己否定していない文章など、まったく読むに値しない。勝手に自分だけで読んで楽しんでくれ、という感想しか持ちえないのだ。そういう何の役にも立たない文ばか…