INSTANT KARMA

We All Shine On

ザ・ビートルズ

ハウリング狼

松村雄策の新著が出たのを知り購入。 まだ1頁も読んでいない。ゆっくりと時間をかけて読みたい。

ハッピークリスマス(閲覧注意)

1980年12月8日の夜、元ビートルズのイギリス人ミュージシャン、ジョン・レノンがニューヨーク市の邸宅であるダコタのアーチ道で銃撃され致命傷を負った。 犯人のマーク・デヴィッド・チャップマンはアメリカのビートルズファンで、J・D・サリンジャーの小説…

Life Flows On

Within You Without You / George Harrison 僕らは話していた 僕ら全員の間にある空間(スペース)について そして幻想の壁の背後に隠れている人々について 真実を一瞥することもなく 死ぬときに気づいても もう手遅れなんだ 僕らは話していた すべての人が…

ジョン・レノンと歌右衛門

※7年前の記事を再掲(リサイクル)します。 1971年1月20日の日曜日の昼下がり。 上野で古美術商を営んでいた木村東介がいつものように店に出ると、娘が走り寄ってきた。 娘は血相を変えて「レノンが来てんのよ!」と叫んだ。 明治生まれの木村は、レノンを…

For George

ジョージ ジョン。 ジョン なんだ? ジョージ これが終わったら何をしたいか、教えてあげる。 ポール このテレビの後? ジョージ このショーの後。10年分の・・・10枚のアルバムを作れるくらいの、曲のストックがあるんだ。だから、アルバムを作りたい。 ジ…

Love is Real

戸をあけて学校をあけて監獄をあけて工場をあけて議会をあけて都市をあけて来て 来て 世界をあけよう ヨーコ・オノ(「オープン・ユア・ボックス」より 訳飯村隆彦) 1933年2月18日生まれ、今年で90歳になったオノ・ヨーコの最初の夫、一柳慧は、現代音楽の…

Hard Times Are Over

ジョン・レノン&オノ・ヨーコ プレイボーイ・インタヴュー1980完全版(デヴィッド・シェフ、 山川真理訳、シンコーミュージック、2020年) 原題は All We Are Saying: The Last Interview with John Lennon and Yoko Ono 著者(インタビュアー)のDavid Shef…

裸に戻る

ジョン・レノンはかつて、こう語っていた。「僕たちの歌は全部、平和と自由と愛についてのものだ。それ以外のメッセージを歌ったことは一度もない」 だが、戦争のさなかで「愛こそはすべて」と歌いながら行進を続けるのは、はたして可能なことだろうか? つ…

即今

前にやってたteacupのブログと同じようにブログのタイトルを変えた。 この、「インスタント・カルマ」という曲について、ジョンはインタビューの中でこう語っている。 自然と浮かんできたんだ。 だれもがカルマ(業)のことをあれこれ論じてただろ、とくに60…

悪い指

すっかりビートルズ憑いてしまった。 バッドフィンガー Badfinger を聴きながら。 youtubeのコメント欄より:バッドフィンガーの歴史は、想像できる限り最も悲しいものの一つだ。 ポール・マッカートニーは彼らのために「Come and Get It」のデモを作り、こ…

よもやまビートル

昨日はブライアン・エプスタインのことを書いたが、ビートルズの歴史には実に不思議な巡り合わせがたくさんある。 その一つに、イギリスの徴兵制の歴史がある。 イギリスには1960年まで徴兵制が存在した。1939年10月1日以降に生まれた人には義務がないことが…

漢ブライアン

マーク・ルイソン「ザ・ビートルズ史 上・下」(河出書房新社、2016年)読了。 日本語版上下巻併せて1672頁。 しかしこれはまだ三部作の第一部にすぎない。 この第一部『TUNE IN』は1962年12月、まだビートルズの本格的なデビュー前夜で終わっている。 第2巻…

Beatles and Me

若い連中がビートルズを好きなのは、彼らがいつもしたいことをして、誰に対しても勝手気ままにふるまっているからだ。だから若い奴らは彼らが好きなんだ―彼らはやりたいことをやってるからさ。若い奴らにはそれがわかってるんだ シド・バレット 青盤 1967-19…

私とビートルズ

いかにしてビートルズは、常に時代の最先端を行く独創性を追求しながら、同時に大衆からの大きな支持を得ることができたのか。当時は彼ら以外のほとんど誰もが、その両者は互いに相反すると考えていた。また、いかにして(そして、なぜ)彼らは自分たちのう…

ビートルズと私

ビートルズは自分たちのやったことにレッテルを貼ったり、特定のカテゴリーにはめ込んだりすることをはっきりと拒否していた。だから彼らのことを究極のロック・バンドと呼んでも、究極のポップ・グループと呼んでも、あるいはもっと別の呼び方をしても構わ…

ぼくとビートルズ

時として、この世にはまさに究極と言えるものが生み出されることがある。 そう言い切ることに何の不安もないし、わざと大げさな言い方をしているつもりもない。なぜなら、それこそがザ・ビートルズだからである。 彼らが我々の目の前に登場してから五十数年…

ビートルズとぼく

ザ・ビートルズの『赤盤』、『青盤』として知られる有名なベスト盤が、本日付けでリリースされた。サブスクで聴くことができる。 ビートルズが解散したのはぼくの生まれた年で、53年経っても、リミックスを施した新たな音源がリリースされ続け、全く古びるこ…

भारत

『インドとビートルズ: シタール、ドラッグ&メディテーション』(アジョイ・ボース、青土社、2022年) タイトルに惹かれて読んでみたのだが、ゴメン、ハッキリ言ってこの本は全然ダメ。 まだ読んでない方で、ビートルズとインドに興味のある方、これは読まな…

Instamatic Karma

『ジョン・レノン ロスト・ウィークエンド Instamatic Karma』(メイ・パン、 河出書房新社、2008年) この本も絶版のようで、古本屋では高値で取引されている。ジョン・レノンの本ですら書店で買えないようでは、出版業界の衰退もやむを得ない。 メイ・パン…

You Say Yes, I Say No

『ビートルズシークレット・ヒストリー まるで今ビートルズがここにいるみたい』(アリステア・テイラー、プロデュースセンター出版局、2003年) 『ジョン・レノンに恋して』(シンシア・レノン、河出書房新社、2007年) どちらも書店では入手できず高値がつ…

No One I Think Is In My Tree

ジョンとポールがチームを組んだことが、どれだけ世界のためになったのかということは何度も何十度も考えてみるべきだろう。1970年に別れてしまったけれど、あれだけの作品を残してくれたということには感謝しなければならない。 もしジョンとポールが組んで…

NOW AND THEN

youtu.be Now And Then / John Lennon The Beatles version by John, Paul, George and Ringo 「ナウ・アンド・ゼン」は、ジョン・レノンが書き、歌い、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターが練り上げ、40年以上経ってようやくポー…

BIG LUNCHBOX

きたがわ翔「プロが語る胸アツ「神」漫画 1970-2020」(インターナショナル新書)という本を借りてみた。 Youtubeで「マカロニほうれん荘」について熱く語っている動画を見て、面白かったので、たぶん内容はそれの書き起こしだろうなと思ったが、改めて文字…

ブライアン・ウィルソン自伝

「ブライアン・ウィルソン自伝」の原書をkindleで購入し、邦訳書も読んでいる。 マイケル・ジャクソン「ムーンウォーク」やマーヴィン・ゲイの伝記のときにも書いたように、洋楽ミュージシャンの伝記のたぐいには邦訳に問題がある場合が多く、原書に照らすと…

人気者でいこう

藤井風が12歳のころから投稿している演奏動画と、兄と一緒にsolakazeというアカウントで投稿している演奏動画で公開されているカバー曲を一覧にしてみて、びびった。 何がって、昭和歌謡の多さに。 本アカ(Fujii Kaze名義)で投稿しているカバーは、洋邦含…

ウェシェゲロベベアン

亮二はビートルズを聴いていたのだ。真剣にジョン・レノンを、五年間聴き続けていたのである。なにかがあるというのなら、このまま黙ったままで卒業するわけにはいかなかった。 松村雄策「苺畑の午前五時」 松村雄策のイターナウ「今がすべて」のCDが届いた…

追悼松村雄策を読む

「ロッキング・オン」の最新号で松村雄策の追悼記事が載るというので読みたくなった。本屋で買いたいと思ってもなかなか町中に本屋というものがない。職場の近くにあった本屋も去年の今頃に閉店してしまった。 仕方がないので新宿の紀伊国屋書店に出向く。こ…

Blog and me

teacupに好きな音楽やらタレントやらについて雑感を書き連ねるブログを気が付いたら16年くらいやっていたのだが、もうすぐサービスを終了するというので、いろいろ(というほどいろいろでもないが)調べた挙句、この「はてなブログ」に過去記事を移転するこ…

Private Requiem

川端要寿『堕ちよ!さらば―吉本隆明と私』、 橋爪大三郎『永遠の吉本隆明』、 吉本隆明『追悼私記(完全版)』、 同『フランシス子へ』、 同『開店休業』(長女ハルノ宵子との共著) を借りる。 吉本隆明が死んだのは、ちょうど10年前、2012年3月16…

Still Alive And

昨日の記事を書いた時にはまだ読んでいなくて、今朝図書館でロッキング・オン最新号に載っている松村雄策「Stii Alive And...」を読んだ。 短いエッセイなのに全部読み切るのに心の準備も含めて一時間くらいかかった。 かなりショッキングな内容なのだが、い…