War Is Over

 if you want it

日記

弱度の強度

雑誌「ユリイカ」の高橋幸宏特集に収録された菊地成孔「最後のニューロティカ」をコピーするために図書館に行く。 その記事の中で言及されている香山リカ『きょうの不健康』(河出書房新社、1996)も書庫から出してもらって読む。『ジャック・ラカン伝』(エ…

S(Ⱥ)

二万歩近く歩き回ってヘトヘトになって戻る。 とりあえず一段落。 ここから先はもうどうにでもなれ。 歴史的対局の藤井王将VS羽生九段の一日目を急いでチェック。がっぷり四つの好局。 資料を図書館に返しそびれた。 そのうちの一冊、福原泰平「ラカンをたど…

Mama, please don't come

実家の引っ越しの立ち合いをしながら電車の中で読んだ片岡一竹の本に書いてあるエディプス・コンプレックスについて思いをはせる。というのは嘘で、本を読んでいるときと母親の相手になっているときにはまったく別の思考回路が働いている。 全ての男性は原理…

20230103

明け方4時前に目が覚めて目が冴えて眠れないので年末に聞き逃した菊地成孔の「大恐慌へのラジオデイズ」と神保哲生と宮台真司の「ビデオニュース・ドットコム」を横になりながらイヤホンで聞いていたら7時になっていた。菊地成孔は今年は新しいことが始ま…

20230102

紅白は録画しながら追いかけ再生で見たいところだけを見ていた。娘がJYPは衣装のセンスがない、TWICEの衣装はまるで風俗嬢のようだ、というので風俗嬢というよりキャバ嬢だろうという話をした後に出てきた衣装がまさにキャバ嬢だったので苦笑。もちろんパフ…

newyearsevewithlacan

大みそかにラカンのお勉強。 なんだか占星術の教科書を読んでいるような気分。 なんだかとってもいいサイトを見つけた。 書き方が難解でよくわからない入門書よりもこっちのほうがわかりやすい。 kagurakanon.sakura.ne.jp 〈4つのディスクール〉については…

リビードORリビドー?

精神分析とはセックスをしないと決めた二人が、互いに何を話すことができるかを問う実践である。 アダム・フィリップス(フロイトの精神分析技法に関する著作の序文より) 面白かった。 もはやあまりにも有名な言葉だが、フロイトは『ヒステリー研究』の最後…

Nikki

久しぶりに近所のブックオフに行き、吉田健一「文学の楽しみ」(講談社文芸文庫)と、110円のCDの棚を漁って1950年代のドイツ・ジャズのコンピレーション(MangelsdorffとかHans Kollerとか)とWu-Tang Clan「8 Diagrams」を買う。前者は当たりだったが、後…

一日(いちじつ)

残暑と秋の気配が混ざり合ったような奇妙な空気感の一日。読書の秋というにはまだ早い気配もあるが、アントニオ猪木逝去の余韻冷め遣らぬ中、吉田豪『超人間コク宝』を一気読み。 2019年2月収録の香山リカインタビューで、こんなやりとりがあった。 ーー香山…

NDL

朝、土砂降りの中を国会図書館へ。開館時刻の午前九時半に着くと、既に土砂降りの中を百人位の人たちが入口に並んでいた。 コロナ以前であれば、開館時間内に行けば入場できないことはなかったのだが、今は在館者数が1,000人に達した時点で入館を拒否されて…

つれづれ

「コロナに感染した覚えがないのに」ある日突然、後遺症になった人についての記事がネットにあった。怖くて読む気になれないが、自分もそうなんじゃないかと思う時がある。目覚めが非常に悪くなったし、日中もぼんやりして脳の疲れを感じることが多い。だが…

Tears

今日は一日出張で疲れた。体力の衰えを感じる。それでもまだまがりなりにも半日歩き回れるだけマシだろう。あと十年もしたらどうなるのか。 出張先で西村賢太『一私小説書きの日乗』(角川文庫)買う。 昨日は移動中に読むために『形影相弔・歪んだ忌日』(…

Golden Middle

GW連休の中日。金曜日から三連休で、明日からまた三連休になる(5日に一応仕事が入っているが)。妻が、不正出血で受診したクリニックで検査したところ、子宮体がんの疑いがあるかもしれないということで精密検査をすることになり、今月中旬に結果が分かる…

アハ体験

昨夜は十一時過ぎに寝て、夜中の三時前に目が覚め、そのまま目が冴えて眠れなくなった。トイレに立ち、猫が二階から降りて寝室に入ってきて、小一時間iPadを見たりして時が経つのを待ち、浅い二度寝をし、ベッドを出るのがかなり辛かった。 誕生日だが誰も祝…

2022.3.31

斉藤紳士さんが安岡章太郎の「陰気な愉しみ」が面白いと言っていたのでそれの入っている文庫(「質屋の女房」)を借りる。「私小説ハンドブック」(秋山駿・勝又浩 私小説研究会編)も。 元々その図書館に行ったのは、清水翔太の昨年に出た最新作「HOPE」のC…

2021.1.3

正月の三が日もあっという間に終わりだ。今日は朝からずっと頭痛で鎮痛剤ばかり飲んでいる。散歩がてら本屋に出かけて「ユリイカ」の高峰秀子特集を買う。二〇一五年に出たもの。大谷能生の書いた日本の音楽批評史みたいな本も買おうかと思ったがよく考えた…

2022.1.2

年末年始はあっという間に過ぎ去る。近所の神社でおみくじを引いたら「苦労もなくだらだら過ごさず堅実にやれ」と書いてあった。商売では損失は出ないそうだ。都合のいいことだけは信じることにする。 今日の夕方BSで放送していた黒澤明の特集番組を見た。高…

2021.12.30

年末は、黒澤明『わが青春に悔なし』(原節子主演)をブルーレイで見て、徳田秋声と嘉村磯多と尾崎一雄を読んだりして過ごしている。あと最近いくら眠っても寝たりない気がするので昼間から泥のように寝た。 『わが青春に悔なし』の原節子は、よかった。とい…

Dear Kuta

日曜日、朝から飼い猫が窓際でぐったりしていて、これはもういよいよだな、と思う。娘もそう感じたのかずっとそばにいた。自分もそばの机で土曜日に図書館で借りてきた松本清張『昭和史発掘』をずっと読んでいた。 妻が小さな段ボールに毛布を入れて寝かせた…

不退転

22日に息子と田舎の実家に行き、23日に帰ってくる。 一年以上ぶりだった。22日には近く(タクシーで15分くらい)の霊園に父の納骨をする。コロナのために、亡くなって十か月後にようやくお墓に納めることができた。息子は霊園に行くのは初めてだった。僕も前…

散るぞ悲しき

この週末に読んだ本: 『散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道』(新潮文庫)梯 久美子 『硫黄島 栗林中将の最期』 (文春新書)梯 久美子 『総員玉砕せよ!』 (講談社文庫)水木 しげる 『敗走記』(講談社文庫)水木 しげる 『十七歳の硫黄島』 (文春新書)秋草 …

いまだにブログ派(しかもtcup)

ワクチン第1回目の接種に行ったついでに本屋で千葉雅也『ツイッター哲学 別のしかたで』を買う。頭からどんどん読んでいくとあっという間に読み終えてしまいそうでつまらない。 どういう読み方がよいのだろうか。 …などと考えていたら副反応のためかあまた…

やんごとなくつまびらかに

書店が閉まる前に中原昌也の新刊は買っておかねばならない。 朝区役所のそばを歩いているとこの世の終わりのような音が鳴り響いて大地震が来ると裂けんでいたがパニックになる人は誰もいなく、後にあれは間違いだったと気象庁の人が会見で誤っていた。 とに…

臥薪嘗胆の作法

現下の情勢において、自称テレワークに従事。 個人的には、食っていく心配さえなければ、このような生活が続くことはまったく苦にならない。半年くらいは退屈せずに過ごせると思う。食っていく心配さえなければ。 このままベーシック・インカムが導入されて…

令和2年2月8日

高円寺の古本屋で平野謙『島崎藤村』と大泉実成『消えたマンガ家(ダウナー系の巻)』をそれぞれ300円で買う。 どちらも読みたくて数年前に国会図書館で読んだ記憶がある。当時見つかっていたら3000円でも買ったかもしれない。 『島崎藤村』には長文の「…

マーヴィン・ゲイ伝記

今年は特にキツい1年になりそうな気がしますが宜しくお願いします。 マーヴィン・ゲイの伝記を英語版(キンドル)で読んだ後に、日本語版を買って読んでいるが、ところどころの誤訳が凄まじく(完全に文意が逆になっているものまである)、そっち(誤訳のチ…

極楽まくらおとし図

今年もいよいよ熱波の到来により熱中症の危険が日本列島にも訪れた。 世界的に見ると、40度は当たり前で、フランスでもドイツでも42度とかを記録しているという。 週末は深沢七郎『極楽まくらおとし図』を図書館で借りて読んだ。 表題作と、闇、花に舞う、変…

平岡正明

認識は3秒あればいいのである。それはふつう直観と呼ばれているが、この直観を核にしない認識は、5年かけようと、15年かけようと無にひとしいということも正しいのである。なんのひらめきもなく、ただ現実過程の受動的反映にすぎないデータの束をかかえ…

カタギの舌

深沢七郎「カタギの舌で味わう」 バーのホステスというのは職業だ。要するに、稼ぐということが目的だ。「あら、ちょっと私をそこへ座らせてよ」なんて言って座ると、もう座り賃がつく。それでまたすこしたつと、ほかの所へ行って座り賃を稼ぐ。ただ、一番重…

2019.6.14

大友良英の震災後の活動記録『クロニクルFUKUSHIMA』(2011年10月)と翌年に出た対談集『シャッター商店街と線量計』(2012年12月)を読むと、その翌年のドラマ「あまちゃん」にダイレクトに結びついているのが分かって大変興味深い。 あの震災をきっかけに…