INSTANT KARMA

We All Shine On

精神分析(ラカンフロイト)

キョウボ(今日のぼやきの略)

気が付くと三月も半ばになっている。 職場のパソコンが起動しなくなり、何度やってもダメなので、ガツンと殴ったら直った(直ったとはいえないのかもしれない)。 今日起動したら、マイクロソフトエッジの画面右上に今までなかった変なマークがついていて、…

Burn the Stage

今朝Twitterを見たら矢野顕子や橋本愛がSNS上の発言で追い込まれていたので怖くなり、昨夜ブログに書いた話を消した。 閲覧者が日に10人位しかいないブログでもこれだけ気を遣うのだから、何十万何百万のマスを相手にしている人がSNSを使っているのを見ると…

Please Mr. Hotelman

中井 久夫「隣の病い」 (ちくま学芸文庫) と 最相 葉月「セラピスト」 (新潮文庫) を図書館で借りる。 オークラ「自意識とコメディの日々」(太田出版) を読む。 面白い。

箴言知

斎藤環が「生き延びるためのラカン」で尊敬(転移)の対象として言及していた精神科医中井久夫のエッセイ集「精神科医がものを書くとき」(ちくま学芸文庫)を長距離移動中に読み始めたら夢中になってしまった。 昨年に亡くなったことを知り、昨年末に斎藤環…

失禁インザモーニンサン

考えてみたらもう30年以上煮詰まりっ放しなんだけど、そろそろ春が来てほしいよ。 花粉症はやだけど。 ラフ×ラフの振付師でもある竹中夏海の「アイドル保健体育」(CDジャーナルムック)という本を借りる。 非常に実用的で真面目な内容。 斎藤環が「生き延び…

Even Doves Have Pride

夜中の三時に目覚めて寝付けなくなり、iPadにイアホンをつけてプリンスを聴きながら過ごしていると盛り上がってしまった。 そのときのプレイリストを忘れないうちにメモしておく。 1. The Ladder (from [Around the World in a Day]) 2. Positivity (from [L…

Schizoradio Vol.55 featuring Tamori

オープニングテーマ: Bittersweet Samba / Herb Alpert & The Tijuana Brass youtu.be こんばんわ。今日はオールナイトニッポン55周年を勝手に記念しまして、毎度お馴染みの〈妄想ラジオ〉をやることにします。ここに載せるのはいつかオンエアされる予定の…

「彼には会いたくない……」

十川幸司「精神分析への抵抗」(青土社、2000)を読む。 十川の著書は「フロイディアン・ステップ――分析家の誕生」(みすず書房、2019)と「来るべき精神分析のプログラム」(講談社選書メチエ、2008」を読んでいるが、最初期に書かれたこの「精神分析への抵…

迷路の中のドブネズミ

ラカン「アンコール」(講談社選書メチエ)読むが、これが何らかの意味を成す日本語だとはとても思えない。酔っぱらいの戯言ではないか? AIが「ラカン風」に作成した文章だろうか?「マカロニ2」を読む感覚に近いものがあった。そういえばマカロニ2のAmazo…

今日の愚痴

御大蓮實重彥先生がご自分のパソコンとスマホの故障とその後の顛末を優雅な文章で綴っておられた。 日々パソコンの挙動不審な動作や突然のフリーズに苛立ち、その度に殺意に近い情動を生じさせている自分のような卑しい人間とは違って、この静かな怒りと諦念…

今日のぼやき

確定申告の入力をしながら、つくづく仕事してないにもほどがあると実感。 これはもう遊んでいると言われても仕方のないレベル。実際ブログばっかり書いて遊んでいるようなものだ。今年はもうちょっと頑張らねば、と思っても、具体的に何をどうすればいいのか…

弱度の強度

雑誌「ユリイカ」の高橋幸宏特集に収録された菊地成孔「最後のニューロティカ」をコピーするために図書館に行く。 その記事の中で言及されている香山リカ『きょうの不健康』(河出書房新社、1996)も書庫から出してもらって読む。『ジャック・ラカン伝』(エ…

envieonment and psychology

「今年が始まって僅か17日間しか経っていないことが信じられない」と菊地成孔が書いているが全くその通りだと感じる。年明けからプライベートでも色々なことがあったが、ジェフ・ベックや高橋ユキヒロの立て続けの訃報にも心が揺れる。ロック世代の黄金期…

稲妻に打たれた欲望

「稲妻に打たれた欲望: 精神分析によるトラウマからの脱出」(ソニア キリアコ、誠信書房)というラカン派精神分析の臨床実例集を読む。 監訳者の向井雅明によれば「日本ではよくラカン派の言うことは難解で理解できないという声を聞くが、著者の文章は平易…

Les non-dupes errent

「ラカンのところで過ごした季節」(ピエール・レー、小笠原晋也訳、紀伊国屋書店、1994)を図書館で借りる。 「1969年、パリ。〈わたし〉は精神分析家ラカンのもとを訪ねた―。ひとりの作家が、自分の10年にわたる分析経験をものがたる。「小説のよう…

S(Ⱥ)

二万歩近く歩き回ってヘトヘトになって戻る。 とりあえず一段落。 ここから先はもうどうにでもなれ。 歴史的対局の藤井王将VS羽生九段の一日目を急いでチェック。がっぷり四つの好局。 資料を図書館に返しそびれた。 そのうちの一冊、福原泰平「ラカンをたど…

Mama, please don't come

実家の引っ越しの立ち合いをしながら電車の中で読んだ片岡一竹の本に書いてあるエディプス・コンプレックスについて思いをはせる。というのは嘘で、本を読んでいるときと母親の相手になっているときにはまったく別の思考回路が働いている。 全ての男性は原理…

May Peace Prevail On Earth

「疾風怒濤精神分析入門:ジャック・ラカン的生き方のススメ」メチャメチャ面白い。 千葉雅也の言う通りこれを一番最初に読めばよかった。図書館で予約したがなかなか順番が回ってこないので買ったが正解だった。何が書いてあるのかさっぱりわからない(ラカ…

newyearsevewithlacan

大みそかにラカンのお勉強。 なんだか占星術の教科書を読んでいるような気分。 なんだかとってもいいサイトを見つけた。 書き方が難解でよくわからない入門書よりもこっちのほうがわかりやすい。 kagurakanon.sakura.ne.jp 〈4つのディスクール〉については…

Don’t Look Back In Anger

裏切りを許すとき、善意から、つまり裏切った者に良かれと思ってそれを許すとき、この裏切りを巡って何かが起こる。人は自分自身の意向をないがしろにしてまで譲り、こうつぶやく、――こんなことならわれわれの意図を捨ててしまおう。彼にしても私にしても――…

ラカン年譜 ver.2

※マルク・レザンジェ「ラカン現象」に加え 福原泰平「ラカンをたどり直す」掲載の略年譜による 1901年(明治34年)0歳 4.13 ジャック=マリ=エミール・ラカン、パリの中流資産階級に属するカトリック家庭に生まれる。まもなく第二子の弟が生まれるが病気で…

Lacan pour la survie

今日も図書館でラカン関連の解説書3冊(斎藤環「生き延びるためのラカン」、荒谷大輔「ラカンの哲学」、福原泰平「ラカンをたどり直す」)を借りる。 なんでこんなにラカンにこだわっているのか自分でも分からない。分からないままで終わらせるのは癪だとい…

シビル・ラカン『ある父親―puzzle』

ラカンの娘、シビル・ラカンが書いた『ある父親―puzzle』(晶文社、1998)を読んでいるが、記述が思った以上に主観的で、ラカンを知るには殆ど役に立たない。 だがこの本から分かる事実もある。ラカンは最初の妻との間に3人の子供(長女カロリーヌ、長男チボ…

対象a

かつてラカンは、1950年代のある日、日本の精神分析の父というべき旧知の古澤平作に一通の書簡を送った。そこには、「虚構の自我を精神分析の体系の基礎に置く自我心理が欧米の精神分析を誤った方向に導いている。自我が幻想であり無であることの洞察は、仏…

ジャック・マリ・ラカン年譜(超暫定版)

※マルク・レザンジェ「ラカン現象」による 1901年(明治34年) 4.13 パリの中流資産階級に属するカトリック家庭に生まれる。まもなく第二子の弟が生まれるが病気で早逝する。 1903年(明治36年) 12.25 妹マドレーヌが生まれる。 1908年(明治41年) 12.25 …

洗脳の風になって

ラカン「精神分析の四基本概念」何書いてあるかさっぱりワカラン。 文字通り一行も理解できぬ。 泣きそうになりながら読んでいる。 母親のサ高住の契約。息子は自動車教習所へ。娘は受験指導塾。 何かと金がかかる。 思わず資本主義マゾヒズムの欲動が発動し…

Die Psychoanalyse von Kenta Nishimura

西村賢太の私小説について、エセ精神分析的にやってみる。 あくまでもお遊びなので、西村賢太ファンの方及びサイコアナリーゼを真面目にやっている方は怒らないでください。 まず「北町貫多」というネーミングについて。 この名前が、作家の本名である「西村…

素人雑感

「メタサイコロジー論」(ジークムント・フロイト著、十川浩司訳)を読んでいるが「無意識」の論文項で挫折。 あまりにも理解困難なので「フロイト、無意識について語る」(中山元訳)のも読んでみたがやはり頭痛。 しかし、「メタ」の一本目「欲動と欲動の…

SNOW PRINCESS

フロイトの原書はドイツ語なので本当はそれを読むのが一番いいのだが、ドイツ語は全く読めないので仕方なく英語版を読んでいる。しかし英訳にも問題があるという声もあるようだ。日本語訳は英語ではなく原書(ドイツ語)から直接訳しているが、そっちの方が…

Doors of Perception

フロイトの英語版全集をダウンロードしたので読めるところまで読んでやろうと思う。 自分が今とりあえず知りたいのは、自分の母親に対する嫌悪感のようなものが何に由来するのかということで、それが判ればもっとニュートラルに付き合えると思うのだ。 信頼…