INSTANT KARMA

We All Shine On

音楽関係

藤井風はドメスティックハラスメントの被害者

昨夜NHK総合で放送された藤井風のtiny desk concertsはすごくよかったのだが、Youtubeに上がっていないことに衝撃を受けた。 このコンテンツを世界中で見れるようにしない理由が理解できない。 韓国での同様の企画Tiny Desk Koreaは当然ながらYoutubeで誰…

人生四次元体

藤井風「満ちてゆく」のMVはものすごくよくできていて、映像と役者が強力なので、音楽がBGMのようで、なかなか入ってこなかった。 僕は常々人間の一生というのは四次元構築物だと思っていて、過去と未来は現在と同じように存在していると思って来たので、…

Overflowing

藤井風の新曲が出た。 youtu.be 公式YouTubeのコメント欄がすごい。 三日前にがんと診断されましたまだ10代です、すごく落ち込んでました。だけど風さんのこの曲を聴くとすこし救われた気がしました いま、入院しているベッドの上で真っ暗な中観ました。自分…

天才とは(中村一義)

吉田豪の「中村一義インタビュー」を読んだ。 BUBUKAの電子書籍を購入して全文(15000字)読んだ。 中村一義といえば、デビュー曲「犬と猫」が1997年1月に出たとき、渋谷陽一が「天才」と絶賛していたので、CDを買いに走ったのを覚えている。 確かにインパク…

1970

今度は先輩ら(主に3人)が持ち寄った曲をかけるという「1970年特集」のレジュメ。時は1989年4月。新歓企画でこれらの楽曲を聴かされた(まあ飲み食いしつつダベりながらなんでまともに聴いちゃいなかったんだけど)自分は未知のロックの世界に圧倒され戸惑…

Covers (side-B)

B-1 Paint It Black / Chris Farlowe 最近ではすっかり年寄り扱いされているクリス・ファーロウだって昔はスゴかったのだ。Colleseum(コロシアム)の「Daughter of TIme」を聴いてみよう。「歌い上げる」という表現がピッタリのボーカルスタイルをとる彼が…

Covers

例の学生サークルで行われた企画「カヴァー曲特集」の選曲と解説(1989.5.17)。 入学して早々に先輩たちの紹介するこれらの楽曲に接した自分は軽いカルチャーショックを受けた。知ってる曲はほとんどなかった(原曲はもちろん知ってたが)。 カセットテープ…

Family ~大げさな仕掛けとイギリス的美しさの同居

これも学生時代にサークルで先輩(これまでとは別の人)から配布された、英国ロックバンド「ファミリー」についてのレジュメの書き起こし。 先輩の持っていたFamilyのアルバムを当時テープにダビングして聴いた記憶がある。アップルミュージックで聴き返して…

Henry Cowー極限への疾走

1990年6月13日配布レジュメ(先輩勝手に上げてスミマセン) 1975年11月16日フランスでのライブ。左よりTim Hodgkinson、Lindsay Cooper、Dagmar Krause、John Greaves 、Chris Cutler、Fred Frith 反対派ロック宣言 Henry Cow 私たちは5つのことを言いたい…

Daevid Allen

1991年4月24日に配布された手書き資料の書き起こし。 そういう訳で、91年度の第1弾は、一昨年12月のGong特集の続編とも言うべき、Daevid Allenの特集です。だからその時のテープとあわせて聴いていただけるともっと有難いのですが、中にはGongの名もD.Allen…

Welcome to the Mystick World of GONG

これも先輩からもらったレジュメの書き起こし。作成日1989年12月6日。 元の文書は特徴ある筆跡による丁寧な手書きで記されている。 高校時代までロッキンオンを読んでプリンスとエレファントカシマシばっかり聴いてたような僕にカンタベリー・ロックやゴング…

An Introduction to Canterbury

学生時代に先輩からもらったカンタベリー・ロックについてのレジュメを書き起こしてみる(この文章が書かれたのは1989年7月28日である)。 1 カンタベリー・ジャズロックについて カンタベリー・ジャズロックという名称は、この一派に属するアーティストの…

カンタベリー・ロック

山崎春美の本に「プログレッシブ・ロック74選」に載せたディスクレビューがあって、学生の頃を懐かしく思い出し、アップルミュージックでカンタベリー・ロックのプレイリストを昨日から聴いている。 SOFT MACHINEは「THIRD」以降は聴いていない。なぜかセカ…

ダンチョネ

彼方では熱烈なファンたちが貴女の到来を待ちかねていたことでせふ…

歌というフィクション

「歌というフィクション」(大谷能生、月曜社、2023年) この年末年始はこれを読んで過ごそうと思う。 これを読めば、こっちも理解しやすくなるかもしれない。 最近、古本屋で大岡昇平の「小林秀雄」を買って読んだが、小林秀雄について知るにはベルグソンが…

My Playlist 2023

Goodbye Pork Pie Hat / Jeff Beck (Wierd) Saravah / Yukihiro Takahashi (Saravah!) Music Is Love / David Crosby (If I Could Only Remember My Name) You May Dream / Sheena & the Rokkets (Climax Lovely Songs) See No Evil / Television (Marquee M…

ごめんルースターズ

11月にサブスク解禁されていたザ・ルースターズを恥ずかしながら初めて聴いた。 すっげえよかった。特に1st。 43年も気づかなくてごめん。 ルースターズといえば大江慎也で、名前はよく知っていたのだが、というのは当時読んでいたロキノンでしょっちゅう…

即今

前にやってたteacupのブログと同じようにブログのタイトルを変えた。 この、「インスタント・カルマ」という曲について、ジョンはインタビューの中でこう語っている。 自然と浮かんできたんだ。 だれもがカルマ(業)のことをあれこれ論じてただろ、とくに60…

悪い指

すっかりビートルズ憑いてしまった。 バッドフィンガー Badfinger を聴きながら。 youtubeのコメント欄より:バッドフィンガーの歴史は、想像できる限り最も悲しいものの一つだ。 ポール・マッカートニーは彼らのために「Come and Get It」のデモを作り、こ…

Workin' Soft

またミュージシャンの訃報。 19日のステージで倒れ、そのまま搬送されて帰らぬ人なってしまったという。 そんなに聴いていたバンドではないけれど、哀悼の意を捧げます。 昨日書いた山崎まさよしも、ステージに立つのが辛い状態だったのでああなってしまっ…

One More Chance

現在、弾き語りライブツアー『YAMAZAKI MASAYOSHI ONE KNIGHT STAND TOUR ’97』からはじまり、今回で、節目となる10回目を開催している、歌手の山崎まさよし(51)が、10月21日(土)茨城県水戸市民会館グロービスホールで行ったライブが物議を醸(かも)し…

さらばプレアデス

谷村新司と言えば金曜日のヤンタン。 「青春残酷物語」を弾き語りしようとしてできなかった日のことを思い出す。 「秋止符」の歌詞の意味が分からずに、近所の綺麗な姉ちゃんに小馬鹿にされたのを思い出す。 青春出版社の「天才・秀才・ばか」は青春のバイブ…

Sacred Monster

今日はマリア・カラスの伝記を読んでいた。 アンジェリーナ・ジョリーの主演で映画化が進められているそうだ。 なぜ急にマリア・カラスに興味を持ったのか自分でもよく分からないが、たぶん数日前にテレビでエイミー・ワインハウスのドキュメンタリーを見た…

M/C1923/2023(9/16)

作曲家ジャン・カルロ・メノッチは、カンの強いので有名なプリマドンナ、マリア・カラスについて、こんな話をした。 昨年夏、イタリアのスポレートーで催すことになっていた祭典で、メノッチがカラスに歌ってくれと頼むと、彼女は大乗り気で自分は喜んで歌っ…

S,L&S

吉田豪のshowroomに出演していた関美彦のYouTubeに上がっている音楽が割とよくてBGMに重宝する。 youtu.be 彼のHPに載っている小説「Boy Meets Girl 」もなかなか面白かった。 どことなく小島信夫を感じさせる力の抜けた文体が味わい深い。 脱力して、惚(と…

Happy Ghost

「BUBUKA2023年10月号」に掲載されている吉田豪の坂本慎太郎インタビュー(15000字)を読んだ。 kindle版のコラムパックというのがあるので400円でダウンロードした。 こういう有料記事の感想というのは書きづらいしあまり書きたくないのは、ネタバレするな…

文化

日本のヒップホップ界隈には全然詳しくないのだが、菊地成孔がコラボ(Q/N/K)しているQN周りの音源をネットやサブスクで漁っているうちに、QNがBEEFを仕掛けたNORIKIYOが大麻の営利目的所持で懲役3年の実刑判決が確定して6月から服役しているとか、本人は重…

Workin' Hard

ゆるく、脱力しながら、エモく盛り上がる。 デビューの頃の一撃必殺のインパクトはないが、ファースト・インパクトからの流れを自然に拡大しながら滑らかに表現し続けている印象。 このタイミングでのアジア・ツアーというのも風らしい。 Jun 24th - SEOULJu…

Cool Five With You

気になるネットニュースを目にした。 「まつもtoなかい」にゲスト出演した宇多田ヒカルが、「前川清さんにお会いしてみたい」と発言したというのだ。「母親の昔、結婚していた人。すぐ離婚しちゃたんですけど。面白いかなと思って」という。 前田清は、宇…

史上最も偉大なロック・リード・シンガーたち

電車内でもマスク率が半分くらいになってきた気がするが、まだけっこう身近なところでコロナになる人はいるので、ほどほどに注意はした方がいいのだろうなとは思う。 台風が行く頃には涼しくなる♪(ユーミン「Hello, My Friend」)はずなのに、一向に涼しく…