2003年の映画『油断大敵』を見た。
役所広司演じるやもめ刑事と恋に落ちる教会勤めの学童保育の先生の役で夏川結衣が出ている。
天然でユニークで、初心でかわいらしい庶民的なシスター(?)。
ここでも実に印象に残るいい演技をしている。役所とふたりでビールを飲む場面など、可愛さとセクシーと母性とが混ざり合って思わずうっとりするほど素晴らしい。
でも出番が少なく、映画の途中でいなくなってしまうのが残念。
2003年には連ドラ主演もし、たけし監督の『座頭市』にも出演し、この映画の後は『菊亭八百善の人びと』の主演もしている。
こう考えてみると、夏川結衣って着実にいろんな作品に出ているんだなと思う。 一般に広く認知されたのはやはり『結婚できない男』だろうが、これほどいい女優なのにいまひとつマイナー感が抜けないのは、作品に恵まれてこなかった、というより役に恵まれなかったせいだろう。 今後のますますの活躍を見守りたい。