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失われた時間を求めて

両国の「ベニサン・ピット」という劇場に阿佐ヶ谷スパイダースの舞台『失われた時間を求めて』を見に行って来た。当日券があってよかった。

 

(以下若干ネタバレ?あり)

 

いわゆる不条理劇というか、抽象画のような話だったので、ストーリーとか台詞よりもひたすら奥菜さんの表情を追いかけていたが、相変わらず輝いていて美しくて可愛くて奥菜恵そのものだったので安心した。

こんな小さな小屋で間近に奥菜さんを見たのは「アンネの日記」以来で、もう10年以上前のあの頃のことを思い出したりしていた。

あれから10年の「失われた時間」の中でも、あの舞台での奥菜さんの記憶は失われようがないほど今でもリアルに輝いている。

奥菜さんが「舞台の上で台詞の練習をしていて思わず涙が出てきた」と語っていたセリフが何だったか、なんとなくわかったような気がした。

それから、「服を着ていてもあなたの目には透けて見えるのかも」というセリフを言いながら奥菜さんがこっちを見て目が合ったような気がしてドキっとしてしまった。

ぼ、ぼくは、奥菜さんをそんな目で見たことは、な、ないとはいいませんが、僕は、服を着た奥菜さんが好きですし、服を脱いでほしくないとは言いませんが、積極的に脱いでほしいなんてことは思いません・・・。なにを言い訳しておるんだ俺は。

ああ、なんか思い出しただけでドキドキするよ。別にやましいことなんかないのに!

 

はい、妄想終わり。

 

まだ感想というか失われた時間をめぐっての追憶は続く。