INSTANT KARMA

We All Shine On

You get the best of my love

イーグルスの歌うラブソングは常にロックと自分たちの関係性に対するアイロニカルなダブル・ミーニングを含んでいる。

代表的なのが「1969年のスピリット(酒)はもう失われてしまった」と語るホテル・カリフォルニアだが、別れた恋人への想いをしみじみと歌うこの「我が愛の至上」(それにしても変な邦題だ)についてもそう。

もっとも、そんな穿った見方をせずにただの極上のラブソングとして聞いてもとびきりの名曲には違いないのだが。

特にこの時期に聞くと心に沁みる。

Best of My Love / Eagles

 

毎晩ベッドに横たわって

夢の中で君を固く抱きしめる

僕たちが交わしたすべての言葉のことを考える

僕はそのまま眠りに落ちて僕たちは別れる

 

僕たちはいろんな話をした

でも言葉はほんとうの気持ちを伝えるには粗雑すぎた

僕には分かっている

君が僕に最高の愛を与えようとしてくれたことを

 

綺麗な顔の人たちが集まる、騒々しくて空っぽの場所たち

僕たちの生活をよく眺めてごらん

安っぽい会話とワインで時間を潰して

与えるものなんかほとんど残っちゃいない

あんな人混みは冷たくて暗い雨雲のようなもの

僕たちはその上に突き抜けることはできなかった

 

でも僕は心の中で君に最高の愛を捧げている

ああ愛しい人よ 君は僕の最高の愛を受け取っているんだよ

ああ愛しい人よ 君は僕の最高の愛を受け取っているんだよ

 

僕は甘い夢想の中で過去にさかのぼる

それは静かな夜で

そのまま眠り続けられるなら

僕の気分は上々

 

でも毎朝目が覚めると僕は不安になる

今日は何が起こるのだろうかと

君は自分の道を行き

僕は自分の道を進む

でもお互いの道は逸れてしまっている

 

君は僕たちはいつもしっかりつながっていると思っていた

でもそれでは十分じゃなかったみたいだ

ああ、でも僕は心の中では 君に最高の愛を捧げている

ああ愛しい人よ 君は僕の最高の愛を受け取っているんだよ

ああ愛しい人よ 君は僕の最高の愛を受け取っているんだよ