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指原莉乃のHKT移籍処分に想う

昨夜のオールナイト・ニッポンで、AKBプロヂューサー秋元康により、指原莉乃のHKT移籍処分が命じられた(これが「謹慎」や「降格」のような直接的なものではなくとも「処分」であることは明らかだろう)。

前回の記事で、AKBが今回の件を新たなエンターテイメントとして昇華できるかという趣旨のことを書いたが、生放送中に最高責任者が直々にスキャンダルの対象となった芸能人に対して処分を言い渡すというのは、かなり画期的な出来事ではないかと思う。

本人も初めて聞いたということのようだし、無論他のメンバーたちも知らなかったことだろう。

処分の中身として、他グループ(同時に指原の地元グループ)への移籍というのは、転んでもタダでは起きない、策士秋元康の面目躍如といったところか。

解雇してしまえばもう追いかけることはできないが、今後もドキュメンタリーとして追跡できる余地を残した。頂上から一転して地に堕ちた指原が再び這い上がってくるというストーリーはエンターテイメントの真骨頂でもある。

受け入れる側のHKTにとっては複雑なものがあるだろうが、これを機会に指原を利用してのし上がってやるくらいの気概が必要だろう。

ちなみに秋元康という人については、メルマガでも論じたことがあるが、なかなか面白い人物だと思っている。