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前田敦子泥酔報道に思う(2)

感想の続き。

世間では前田敦子に対し「若い娘にはよくある酒の失敗」として同情的に見る向きもあるようだ。密室でどんなことがあったのかは誰にもわからないので(スパイが合コンに参加していたのでもない限り)、同情すべきかどうかは私には何とも言えない。

もともと前田敦子は「危ないやつ」だと思っていたし、内に秘めた狂気のようなものがないと女優としては面白くない。またそんな性格だからAKB48という過酷な集団の中心でいられたのだろうと思う。だから私に関しては「イメージが壊れた」なんてことはないし、むしろ将来が楽しみだなあくらいの感想だ。もっとも、今後の女優としての方向性に関して選択肢が狭まったとはいえるかもしれない。

大島優子については、過去に謹慎や解雇になったメンバーと比べて処分がないのは不公平だと言う声が挙がっている。 大島にはこれまでにも男の噂がくすぶり続けており、若手俳優と合コンもやっているという話がまことしやかに伝えられていたので、今回の件自体は衝撃度としては小さい。

しかし、もしこの話の登場人物が大島優子ではなく柏木由紀渡辺麻友だったらどうだったろう。処分なしということはありえるだろうか。 こうしてみると指原の事件はやはり大きなターニング・ポイントだったような気がする。あれで運営は大いなる例外を作ってしまった。その後HKT48に起こったメンバー5人一斉辞任という事件も、指原の存在を考えると何かモヤモヤしたものが残る。 指原をHKTに移籍させるというアクロバチックな判断を下した秋元康が、今度は大島優子という中心メンバーをどう扱うのか、これからのAKBを占う上でも非常に注目される。 それにしてもたかみな総監督の気苦労は絶えないね。本当に同情すべきは彼女にだろう。