War Is Over

 if you want it

終わりそうで終わらない日常 GOING ON

なんか面白いことないかなあ。

遠藤賢司「夜汽車のブルース」風に)

Eテレの『漫勉』という、漫画家の浦沢直樹氏がいろんな同業者の仕事場に行ってその作家の製作過程を記録したフィルムを見ながら語り合うという面白い番組があって、興味深く見ていたのだが、浅野いにおという人の回を一緒に見ていた中坊の息子が、彼が今連載している『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』という作品の単行本が3巻まで出ているのを買ってきたので、読んでみたらけっこう面白かった。

あらすじは公式サイトによると、

「3年前の8月31日。突如、『侵略者』の巨大な『母艦』が東京へ舞い降り、この世界は終わりを迎えるかにみえた―― その後、絶望は日常へと溶け込んでゆき、大きな円盤が空に浮かぶ世界は変わらず廻り続ける。小山門出、中川凰蘭。ふたりの少女は、終わらなかった世界で、今日も思春期を過ごす!」

というもの。

3.11以後の日本社会とシンクロさせながら、「終わりそうで終わらない日常」を生きるひとびとの暮らしを描くさまが、なんとなく今の社会を覆っているひとびとの冷たく荒んだ無力感ともシンクロするものがあり、この先どうなるのかなという期待と不安、および水木しげるの影響を受けながら最先端の技術を使った作画の新しさも含めて興味深い作品だと思った。

【今日の1枚】

New York Is Now! / Ornette Coleman

あのパット・メセニーが子供の頃レコードを漁っているときに耳にしたこの1枚が彼の人生を決定づけたといって過言ではないとされる作品。

オーネットと深い親交のあったジョン・コルトレーンの死後、コルトレーンの黄金カルテットを形成したエルビン・ジョーンズ(DS)、ジミー・ギャリソン(B)をバックにいつも通りの演奏を繰り広げるオーネット。