INSTANT KARMA

We All Shine On

予告された殺人の記憶

ガルシアマルケス初めて読んだ。 意外とすんなり読めた。 この小説は構成が非常に巧みである、と解説にあるが、確かにその通りで、ドキュメンタリータッチなのだが文学的でもあり、ミステリー的な面白さもあり、翻訳がこなれているせいもあるのか、非常に読みやすい文体だ。

ジョン・コルトレーンスタン・ゲッツのサックスを聴いて、「こんな風にサックスが吹けるなら、皆んな彼のように演奏するだろう」と言ったのを思い出した。 こんな風に小説が書けるものなら、誰でも彼のように書くだろう、というような作品。