INSTANT KARMA

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正義の瞳

昨夜の『家売るオンナ スペシャル』は観ましたか?

もちろん。

面白かった。

何か続編を匂わせるような終わり方で、

思わず期待してしまう。

日テレで朝から番宣のため出ずっぱりだった北川景子もよかった。

もし北川景子が外国の女優で、代表作『家売るオンナ』のサンチー役しか知らなかったとしたら、他の番組の北川景子とのギャップにクラクラすると思う。

でも日本の視聴者はそういうことはない。

『悪夢ちゃん』や『家売るオンナ』の北川景子は「演技でああなっている」ことを百も承知だから。

しかしながら、実は北川景子の本性はむしろ彩未先生やサンチー寄りなのではないか、とひねくれファンの自分は密かに勘ぐっていて、その一筋縄ではいかなさが好きだ。

昨日のドラマでも共演していた笑福亭鶴瓶は、かつて北川景子について「正義の瞳」をしていると言ったことがある。

鶴瓶が読んで泣いたという、大学卒業時に父親と娘(景子)が交わしたやりとりが、当時の彼女のブログに書かれている。

そういえば父から昨夜、

『卒業おめでとうございます。4年間、仕事と学業の両立によく頑張りましたね。

その努力に賛辞を送ります。

4年間に得たものは、目に見えねども、その大きさに気付く日が必ず来るはずです。

ますますのご発展を祈念いたしております。』

というメールを貰いました。

涙がでました。

拝啓父上、ありがとうございます。わたくし精進します。

あなたが身につけさせてくれた教養を、私は今後も決して無駄にはしません。

武士のような、このストイックな想いを、今も貫いている。

「生かされている」ということを常に意識している彼女の、「日本一の美人女優という役割を引き受け、生きていく覚悟」があの凛とした美しさの源泉だと思う。

だから、彼女の笑顔には、高慢さやエゴの影がなく、王妃のように運命を受け入れた人間の謙虚さが宿っている。観る者にそれが伝わるから、大衆の間で彼女の好感度は上がる一方だ。

結婚してからも、ますます輝いている景子さんを、これからも応援していきたい。