INSTANT KARMA

We All Shine On

2019.1.4

仕事始めのようなそうでないような曖昧な1月4日金曜日。

小室直樹『韓国の悲劇』(光文社カッパブックス)を何十年かぶりに再読。

TWICEのsixteen時代の動画を見て泣く。しかしここまで精神的肉体的に追い詰められないと一人前のアイドルにはなれないものだろうか。

まるでアスリートのような彼らのパフォーマンスを見ていると百済滅亡の時、白村江(白馬江)に身を投じて死んだ花の如き官女三千人の恨のエネルギーに突き動かされているのかとすら感じる。

高いレベルのパフォーマンスを維持するためには休養も必要だと思う。

頼むからたまにはゆっくり休んでほしい。

そういえば、今度の大河ドラマ宮藤官九郎脚本)に「のん」のキャスティングがあるのかどうか、注目されていたが、結局ナシになったようだ。

まあこの作品自体が、NHKによる「あの悪手ばっかり打つ、筋も見栄も冴えねえオリンピック」(菊地成孔談)のための国策ドラマのようなものなので、出る必要もまったくないし、むしろ出ない方が長い目で見ればプラスになるような気がする。

311という打撃が招聘した天の遣いである能年玲奈(のん)の役割は、きっと、もっと別の所にある。

そのような出来事はたぶん、オリンピックによってもたらされる「この国がいままで経験したことがないぐらいの鈍い打撃」(菊地成孔談)からの回復のために、再び彼女のパワーが必要とされる時に起きるよう運命づけられているのだろう。