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令和

元号「令和」に決まったようだ。

これは私が神との直談判で予め決めておいた名前であり、そこには深い意味が込められているのだが、そのことに気づいている人はこの世に二人といまい。

英語では Order and Harmony などと訳されているようだが、それは真意(神意)には程遠いものであることを強く言い添えておきたい。

「令」とは「霊」につながる文字であり、「命」のもとの字でもある。

白川静『常用字解』によれば、令の象形は、「深い儀礼用の帽子を被り、跪いて神託を受ける人の形。神の神託として与えられるものを令といい、“神のおつげ、おつげ”の意味となり、天子など上位の人の“みことのり、いいつけ、いいつける”の意味となる」。

だから、令和の時代には、神の神託が下され、人々がそれを慎んで受け、和を以て尊しとなすということになるだろう。

令は「亼+卩」に分析できる。これは会意文字であって象形文字ではない。 亼は△の形に三方から中心に向けて集めることを示す象徴的符号。卩はひざまずく人の形。二つを合わせた令は、三方から人が中央に集まってきてひざまずく情景を暗示させる。

これは君主が人々を集めて命令を伝える場面を想定したもの。雑然と集まるのではなく、順序よく並ぶことが前提にある。人たちが順序よく並んでお告げを聞く場面から発想された図形が令である。

一方、形を崩さず整然と並ぶことは「形が美しく整っている」というイメージに結びつく。麗も「形がきれいである、うるわしい」というイメージに転じた。令は「順序よく並ぶ」というイメージと、「美しく整っている」「澄んで清らかである」というイメーが同時に含まれる。

令のグループのうち零・齢・領・嶺は「形に順序よく並ぶ」というイメージ、それ以外の冷・鈴・伶・玲などは「澄んで清らか」のイメージをもつ語群である。

令は「零」の略語でもあり、零とは己を無にすること。心を空っぽにして神の言葉に耳を傾けるという意味を含んでいる。

そういうようなところだが、今日はエイプリルフールといって嘘を言ってもいい日なので、今書いたことは全部嘘ということで許されるであろう。