ステイ・ホーム週間に家でまったり見るのに最高のバラエティー番組が、韓国で放送された『ヒョリの民宿』という番組だ。
イ・ヒョリとイ・サンスン夫妻が実際に住んでいる済州島で民宿を運営し、お客を迎える。番組に一緒に出演する一般の方の募集を放送前から行い、誰でも好きなだけ無料で宿泊することができる、ユニークなコンセプトで注目を集めた。シーズン1は2017年6月25日から9月24日まで放送された。スタッフとしてシーズン1にIUが出演した。(ウィキペディアより)
日本ではほとんど知名度はないだろうが、イ・ヒョリもIUも国民的アイドル歌手で、向こうの人にとっては相当ゼイタクな番組だったろう。
済州島の美しい自然と溶け合って日々を素朴に楽しく穏やかに過ごす人々の様子を見ているだけで癒される気持ちになる。
イ・ヒョリは韓国の芸能界にパラダイム・シフトを起こしたと呼ばれる存在で、そのセクシーなダンスとエキゾチックな容貌、媚びない言動で、これまでの「黒髪・清楚」といった韓国芸能界における定型スタイルを大きく覆した。そんな彼女が伴侶に選んだのはイ・サンスンというミュージシャンで、外見的にはイケメンとは言い難く、しかも二人は遺棄動物を助けるための曲「覚えて」を制作しながら互いに好感を持ち、恋仲に発展したというのだから、好感を持てる要素しかない。
ステージの上ではゴージャスなパフォーマンスを見せるイ・ヒョリは、この民宿番組では限りなくすっぴんに近く、「きれいなおばさん」という印象。一方のIUは、従業員として民宿に来て、宿泊客やホスト夫妻との交流を深めるのだが、大スターでありながら謙虚で素朴で天然でオドオドしたところもあったりして、こちらも好感しか覚えない。
済州島の美しい自然と溶け合って日々を素朴に楽しく穏やかに過ごす人々の様子を見ているだけで癒される気持ちになる。
それから、韓国のロックバンド、ヒョゴ/HYUKOH(朝鮮語: 혁오)が新作を発表した。
アルバムの1曲目は「HELP」という曲で、先日出演した「ユ・ヒヨルのスケッチブック」でも奇抜な衣装をステージで披露しながら演奏した。
この歌詞下に掲げる。現代のカーティス・メイフィールドのような、時代というものをアクチュアルに感じさせるこういうバンドがいてくれて嬉しい。
Help / Hyukoh
突然誰もいなくなった
目を凝らしても誰もいない
とうとう俺は自由になった
太陽は燦燦、でも俺の心は闇
おい、ジーザス、そこにいるんだろ?
俺の声が聞こえてるんだろ?
俺は道に迷った
彼は決して我々を見捨てはしないだろう
決して失望させないだろう
俺たちがただ堕ちるのを見ていることはないだろう
俺たちを失望させないだろう
俺たちを見捨てるなんてことはしないだろう
突然彼らは姿を消した
目を凝らしても誰もいない
とうとう俺は自由だ
太陽は燦燦、でも俺の心は闇
ヘイ、ジーザス、そこにいるんだろ?
俺の声は聞こえるか?
俺はどうしていいか分からない
彼は俺たちを失望させたりしない
俺たちを見捨てることはない
俺たちが落ちるのを黙ってみていることはない
決して俺たちを失望させない
決して