War Is Over

 if you want it

アハ体験

昨夜は十一時過ぎに寝て、夜中の三時前に目が覚め、そのまま目が冴えて眠れなくなった。トイレに立ち、猫が二階から降りて寝室に入ってきて、小一時間iPadを見たりして時が経つのを待ち、浅い二度寝をし、ベッドを出るのがかなり辛かった。

誕生日だが誰も祝ってくれないので、自分で盛り上げようとして、いつもよりちょっと上等なおかきを買い(酒を買うのは控えた)、図書館に行く。幸い天気は良い。花粉のためか喉がいがらっぽい。

「Birthday」で検索して出てきた曲をプレイリストに集めてダウンロードしたのを聴きながら行く。坂の途中にATMがあったので列に並び暫く待って前に立つと画面がフリーズしていて操作できない状態が続くので横にある電話を取って故障の連絡をする。つながったら画面が治ったので、電話を切る。坂を上り、図書館に向かう。坂の上で右に折れると大学の国際会館のような建物がある。今朝のニュースでウクライナの学生をその大学が受け入れるというのを見た。

カウンターで借りていた本とCDを返し、雑誌コーナーに行き、「文學界」最新号に載っている、第127回 文學界新人賞受賞作、年森瑛(としもりあきら)「N/A(エヌエー)」に目を通す。主人公は女子高生で、いきなり生理の話が出てきて、ちょっと読む気を削がれる。今の自分に必要な小説かそうでないかを選別するアンテナが敏感になっている。選考委員(金原ひとみ長嶋有村田沙耶香中村文則青山七恵東浩紀)の満場一致で選ばれたということで、すぐれた作品であることは確かなのだろう。作者は1994年生まれ、東京都在住の公務員という。芥川賞の「ブラックボックス」の作者砂川文次も東京都で公務員をしている。公務員をしながら作家になるのが流行っているようだ。公務員は民間に比べて自分の時間を確保しやすいという事情はある気がする。確かに自分も東京都で公務員をしていた時に何冊か分厚い本を翻訳して出版したことがあった。特殊なジャンルなので手に取る人はごく限られていたが。

選評も含めて「文學界」をざっと流し読んだ後で、地下一階に降りて日本近代文学のコーナーに行く。近代文学作家の全集がずらっと並んでいる。正宗白鳥全集を眺め、吉本隆明小島信夫の対談をコピーし、平野謙についての評論に目を通す。平野は正宗白鳥の「一つの秘密」を家督相続の件や愛妻心の中に求めていたという。

吉本隆明小島信夫の対談は予想通りよく分からない話に終始。