INSTANT KARMA

We All Shine On

20230102

紅白は録画しながら追いかけ再生で見たいところだけを見ていた。娘がJYPは衣装のセンスがない、TWICEの衣装はまるで風俗嬢のようだ、というので風俗嬢というよりキャバ嬢だろうという話をした後に出てきた衣装がまさにキャバ嬢だったので苦笑。もちろんパフォーマンスは一流だった。LE SSERAFIMIVEもよかったが娘はIVEは嫌いのようだ(Super JuniorEXOなどSMエンターテイメント贔屓なのでNew Jeansも嫌い)。NIZIUも曲は知らなかったが出番がたくさんあってよかった。終わった後楽屋でTWICEと一緒に撮った写真が上がっていて喜ばしかった。

藤井風も出てきた。12月28日にTwitterのアカウントを削除したらしく界隈では色々言われていたようだ。インスタには自分のスピリチュアリティについて口出ししないで欲しいという趣旨の動画も上げたようで、結構不満が溜まっていたのかなと思う。紅白のパフォーマンスにもちょっと情念的なものが感じられたが、一般受けするかどうかはともかく個人的にはそれを好もしいと思った。

しかし最大の驚きを提供したのは氷川きよしのパフォーマンスとそれを見る黒柳徹子の表情だった。

今日は三日ぶりに外出して駅前の本屋に行って「生き延びるためのラカン」(ちくま文庫ラカン入門」(ちくま学芸文庫を買う。

松村雄策「僕の樹には誰もいない」が新刊のコーナーに平積みになっていたので買う。これは今から読むのが楽しみ。まず解説を読んで、本編は後からゆっくり読もう。

坂本龍一のラジオ番組「ニューイヤー・スペシャル」を聴いている。

ゴダールの死について触れた後に「シェルタリング・スカイ」がかかった。同名映画のサウンドトラックのテーマ曲で、冒頭の旋律がジョー・サンプルの"Melodies of Love"と同じであることを菊地成孔が以前ラジオで指摘していた。どこまで意識したのかは不明だが、坂本の盟友・浅田彰が年末にオン・エアされたゴダール追悼番組で菊地と対談している。浅田は京都で行われた菊地のバンド、ペペ・トルメント・アスカラールのゴダール追悼公演にも招かれて聴きに行っている。

元旦の夜にオン・エアされた「RADIO SAKAMOTO」という番組では坂本に代わって小山田圭吾が代演を務め、ゲストに大友良英を招いて対談を行った。

ニューイヤースペシャルの最後の曲は、韓国のミュージシャン、ユ・ヒヨルが盗作したとして話題になった「Aqua」であった。ユ・ヒヨルは坂本の影響を受けて作ったとして事実上の盗作を認め、長年司会を務めてきた音楽番組「ユ・ヒヨルのスケッチブック」を降板まですることになったが、坂本自身は問題にする気はないという趣旨のコメントを発表している。

こんな風に書いているだけでなんだかエモくてこみ上げそうになるが、

音楽は続く。生きていこう。