今週、さいたまスーパーアリーナで行われる、EXO-CBXのコンサートに行きます。(マジ)
知らない人のために解説すると、EXO‐CBXというのは、「K-POPの帝王」と呼ばれている人気グループEXO(エクソ)のメンバー、ベクヒョン、チェン、シウミンの3人によるユニットで、CBXはそれぞれの頭文字を取ったもの。
知らない人のために説明すると、つい数日前に新譜を発表するや否や世界各地で爆発的な売り上げを記録しているBTS(防弾少年団、通称バンタン)が今のナンバーワン男子アイドルグループ(ナムジャ)なのはもはや動かし難い事実だが、パフォーマンスや楽曲のクオリティにおいてはむしろEXOの方が上回っているのではないか。
ただEXOは当初中国人メンバーを入れて中国市場をターゲットにしたものの上手く行かず、日本進出もBIGBANGやSHINEEなどと比べて成功とは言い難かった面があり、日本における知名度はいまひとつである。
本国ではEXOファン(EXO−L)はある種強烈過ぎて懼れられる存在である。もちろん日本にも強力なファンは多い。
K−POPの世界というのは、日本ではアイドルというより宝塚の世界に似ているのではないかと思う。ファンは彼ら(彼女ら)の非日常的なまでの完璧で美しいパフォーマンスに魅了される。それは崇拝といってよいレベルで、その思い入れは強烈なものにならざるを得ない。
日本のお茶の間でバラエティータレントもこなす、親しみやすい日本のアイドルとは明確に違う。だから、数年前まで、K−POPというジャンルは、韓国国内においても特殊な世界だったという。ちょうど日本における宝塚のように。
ところが、BTSやTWICEやBLACKPINKのような大衆受けするK−POPアイドルの出現により、韓国国内でもK−POPの市場が拡大している。
EXOは、K−POPが特殊ジャンルから大衆向けジャンルに移行するその移行期のカリスマといえるかもしれない。
そして、今回来日するCBXのメンバー、シウミンは、5月7日に入隊することが決定している。軍隊生活を2年送っている間に、また別のメンバーが続々と入隊することになるから、全員が揃うのは何年も先になるということになる。
K−POPの男性スターの宿命として、ブランクが生じ、その間に強制的な世代交代が起こる。これは日本の芸能界ではありえないことだ。
日本のファン(だけではなく)は当分の間、シウミンの姿の見納めになるわけだ。
だからどうしても