INSTANT KARMA

We All Shine On

2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

狂暑雑言

ジャニーズ事務所の再発防止特別チームによる報告書が公表され、記者会見も開かれた。報告書はジャニーズ事務所のホームページからダウンロードできる。 特別チームの構成は、座長に元検事総長の林眞琴氏が就き、精神科医の飛鳥井望氏、臨床心理士の齋藤梓氏…

傷ついた 夏の終わりの 大団宴

1990年にプリンスが来日した時の「ヌード・ツアー」の広告に載っていたキャッチコピーが、たしか「傷ついた夏の終わりの大団宴」だったと記憶している。 記憶違いとしても、別に構わない。 個人的にはプリンスのライブの最高峰は「サイン・オブ・ザ・タイム…

天災(天才)と革命

細野晴臣の孫が参加しているバンドCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINがあまりにも細野晴臣のDNAを受け継いでいるのに笑った。細野さんの孫じゃなかったらDragon Ashの「Summer Tribe」を聴いたときのZeebraの気持ちになったかもというくらいのレベル。 youtu.be…

文化

日本のヒップホップ界隈には全然詳しくないのだが、菊地成孔がコラボ(Q/N/K)しているQN周りの音源をネットやサブスクで漁っているうちに、QNがBEEFを仕掛けたNORIKIYOが大麻の営利目的所持で懲役3年の実刑判決が確定して6月から服役しているとか、本人は重…

Tangled Up In Sex

雨宮まみ「女子をこじらせて」を読んだ。 吉田豪が彼女を高く評価していて、「感受性の高さゆえにとにかく生きづらそうで、でもその危うさをちゃんと文章化できる人だった」「自分の身体を切り刻んで原稿を書いているように見えた」と書いている。 「生きる…

菊地成孔年譜(暫定)9(2020~2022)

活動の網羅は不可能であり主要なイベントのみに限る(それすら多々漏れあり) 2020年(令和2年)57歳 1月 NHKドラマ「ハムラアキラ」劇伴 1.18 ペペトルメントアスカラール 高崎 2.5 「菊地成孔の映画関税撤廃」(blueprint) 2.10 菊地成孔プレゼンツ モダ…

Workin' Hard

ゆるく、脱力しながら、エモく盛り上がる。 デビューの頃の一撃必殺のインパクトはないが、ファースト・インパクトからの流れを自然に拡大しながら滑らかに表現し続けている印象。 このタイミングでのアジア・ツアーというのも風らしい。 Jun 24th - SEOULJu…

IUT!IUT!(Are You Tea?)

暑すぎる。明らかに異常な事態が全世界的に進行しているのに、「厳しい暑さが続きますネ(微笑)」などと平然とにこやかにお伝えしているニュースや天気予報を見ているとなんだかサイコホラーを見ているような気分になる。 Twitter(X)の仕様が強引なロゴの…

Cool Five With You

気になるネットニュースを目にした。 「まつもtoなかい」にゲスト出演した宇多田ヒカルが、「前川清さんにお会いしてみたい」と発言したというのだ。「母親の昔、結婚していた人。すぐ離婚しちゃたんですけど。面白いかなと思って」という。 前田清は、宇…

53歳の夏休み

スピリチュアル系のオタク話なので興味のない方はスルーして下さい。 統一教会のような例はやや特殊だが、一般に政治と宗教の関係は深い。票田として選挙のために必要という実際的理由は別として、政治家自身が宗教家の「オカルト・パワー」を当てにするとい…

契約結婚=仮想的満額回答の設定=Θリンク

昨日のブログで触れた望月新一教授のブログは、「欅坂46」の楽曲や「逃げるは恥だが役に立つ」などを高度な数学用語を使って分析するヤバいやつだった。 「ヤバい」というのはもちろんひとまずは「いい意味」で言っている。 ただ全体として全方位に喧嘩を売…

しんいち

サイモン・シン「フェルマーの最終定理 」(新潮文庫)を読んだ後に、京都大数理解析研究所の望月新一教授らが「宇宙際(うちゅうさい)タイヒミュラー(IUT)理論」を拡張し、解決までに350年以上かかった超難問「フェルマーの最終定理」を新たな方法で証明し…

にゅじおじ

今朝見た夢を忘れないうちに書いておく。といっても、もう半分くらい忘れてしまったのだけど。 中原昌也が何か作業をしているところに出くわして、その作業の手伝いをしていた。詳しい中身は忘れたが、昔の映画の映像の修復作業みたいなこと。正直作業自体は…

オール雑談

使っているメールサーバーのリニューアルが終わってから、スパムメールが爆発的に増えた気がする。起動は遅くなるし勝手に過去のメールは削除されるし、何のためのリニューアルだったのか。最近この手の「リニューアル」や「バージョンアップ」が異様に多い…

史上最も偉大なロック・リード・シンガーたち

電車内でもマスク率が半分くらいになってきた気がするが、まだけっこう身近なところでコロナになる人はいるので、ほどほどに注意はした方がいいのだろうなとは思う。 台風が行く頃には涼しくなる♪(ユーミン「Hello, My Friend」)はずなのに、一向に涼しく…

Help Me

Help Me / Joni Mitchell Help meI think I'm fallingIn love againWhen I get that crazy feelingI know I'm in trouble againI'm in trouble'Cause you're a rambler and a gamblerAnd a sweet taIking ladies manAnd you love your lovin'But not like yo…

A Case of You

A Case of You/ Joni Mitchell Just before our love got lost you said,"I am as constant as a northern star."And I said, "Constantly in the darkness,Where's that at?If you want me I'll be in the bar." 私たちの愛が終わる前あなたはこう言った 「…

Nohohon

禅とか公案は基本的に好かんのだけど(スノッブの臭いがするから)、 臨済録に出てくる普化っていう、猛烈に人を喰った僧の話は面白い。 案の定、隅田川乱一の本の中にも書いてある。 ある日、普化は町の通りで人々に僧衣をねだっていた。みんなそれを与えよ…

ハンチバック

文藝春秋の最新号をkindle版で購入し、第169回芥川賞受賞作・市川沙央「ハンチバック」を読んだ。 受賞の決まった当日に流された記者会見の動画を見たら、著者が「当事者性が云々」という質問に答えていて、何となく敬遠しがちな思いでいたのだが、実際に読…

暑さのばか

今週は少し気温が下がると先週の天気予報は告げていたのに、暑いままじゃないか。 猛暑はもう終了なんて 嘘ばっかり もうまっぴらさ 甲州街道はまだまだ夏なのさ しかし世の中後ろ向きな話題しかなく、どんどんキツくなっていく中でどうサバイブしていけばよ…

チャンドラー(夢遊病かつ熱中症)

ストリート・スライダーズのサードアルバム「Jag Out」の最後に収録されている「チャンドラー」という曲は、スライダーズのライブの定番曲である。 先日の結成40周年の武道館ライブの一曲目にも演奏された。 この曲の歌詞もけっこう謎が多い。 そもそも「チ…

街があくびしてる夜に

お前に分かるかい? 俺の苛立ちが The Street Sliders「Easy Come, Easy Go」 shinsho-plus.shueisha.co.jp 上記対談記事より備忘録として引用。 外山と中原昌也と小田原ドラゴンと吉田豪とクドカンは自分と同い年(1970年生まれ)なんだよなあ。 尊敬すべき…

I Got a Hole

隅田川 乱一「穴が開いちゃったりして」(石風社、2003年) 知り合いから面白そうな本を借りたので読んでみる。 まえがきを町田康が書いている。 読書メーターの感想から転載させてもらう。 隅田川乱一は編集者、ライター、翻訳家、ミュージシャン。1951〜19…

カラオケバトル

8月4日(金)~6日(日)にわたって開催された、TIF2023(東京アイドルフェスティバル)にラフ×ラフが出演。その中の企画の一つとして「アイドル・カラオケバトル」が行われ、永松波留と佐々木楓菜が出場した。 永松はいきものがかり「茜色の約束」 佐々木は…

あくびしてる猫

『黒人音楽史 奇想の宇宙』の著者後藤護氏による興味深い論考を見つけた。 reminder.top ブルースがテクニック偏重のデカダンスに陥って本質を見失わないためにも、やはりグリオ(語り部)としての土臭いワン&オンリーな “声” がなければならない。ハリーが…

鬼勝負

いやあ、凄い将棋だった… 第71期王座戦挑戦者決定戦、藤井聡太竜王・名人と豊島将之九段の大一番。 あまりの熱戦のためPCが壊れてしまったので、感想は後日。 終盤に、3つの動画中継を同時に見ていたのだが、すべてのAIで形勢判断(優劣の評価)が異なって…

GATEWAY

村越HARRY弘明のセルフ・カヴァー・アルバム『GATEWAY』を入手して聴いた。 収録曲 01. のら犬にさえなれない (『SLIDER JOINT』) 02. Dancin' Doll (『がんじがらめ』) 03. カメレオン (『JAG OUT』) 04. Baby,途方に暮れてるのさ (『BAD INFLUE…

らんまるのわがまま

昨日紹介した佐伯明「らんまるのわがまま」(音楽専科、1992)という本は、音楽文化ライター佐伯明が『ARENA37°』という音楽誌に連載したコーナー(1989年3月~1992年6月)を書籍化したものだ。 『ARENA37℃ (アリーナサーティーセブン) 』は音楽専科社から…

どしゃ降り雨に洗われて

スライダーズの季節はつづく。 いかんせんどの資料も入手しづらいのが辛いところだが、それがかえって掻き立てる。 HARRY「GATEWAY」(2008) 佐伯明「らんまるのわがまま」(音楽専科、1992) 俺だってさ、ミック・テイラーに対して「こうは弾かねーよ」っ…