INSTANT KARMA

We All Shine On

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

マドンナさん

米グラミー賞を7度受賞した経歴を持つマドンナさんは、完全に回復する見込みだという。(ロイター) マドンナさんは大丈夫だそうでほっとしたが、サナさんは大丈夫だろうか。 7月には日本でミサモのファンミーティングがあるのに(3日間ぶっ通しで)、TWIC…

菊地成孔年譜(暫定)6(2011~2013)

※活動内容が多岐に渡りすぎる為、判明した極一部の活動に絞って記載 2011年(平成23年)48歳 1月 ブルーノート東京と年間契約(年度8公演全2セット制) quasimode「Magic Ensemble」参加(「Cosmic Eyes」) 「JAZZ JAPAN Vol.6」表紙&インタビュー 1.6 …

She Sells Seashells On the Seashore...

第二次世界大戦時、北アフリカ戦線を訪問したチャーチルは、モロッコで会議が行われた後、英国将校のクラブの夜のパーティに出席した。 チャーチルの眼は、テーブルに独りでいる優雅なブロンドの女性を捉えた。彼は秘書のジョン・コルヴィルに、どうしてあん…

Dissociative Mourning (Part 1)

自分が今の仕事に就くうえで大変お世話になった恩師が亡くなったとの報せを受ける。 なぜだか分からないが、電話があったとの報せを聞いてかけ直す時点で、その予感は確かにあった。実際にそれを確認した時にも、不思議と悲しみの感情はなかった。これは一種…

菊地成孔年譜(暫定)5(2008~2010)

※活動内容が多岐に渡りすぎる為、判明した極一部の活動に絞って記載 ※たんなる個人の備忘録なので出典元としての使用不可 2008年(平成20年)45歳 1.19 KDDIデザイニングスタジオ Presents "WEEKENDERS"VOL.4 : 菊地成孔 1.22 クインテット・ライブ・ダブ(…

Stay in the middle

藤井風はアジアツアーで韓国に行ってるのね。 New JeasのDittoをカバーしたりして。 SNSで検索したら一杯上がってる。 youtu.be My favotite K-POPといって紹介していて、今まで見たMVで一番いいと言ってる。 同感だよ~ 個人的には藤井風ならTWICEのメンバ…

今週の将棋界

史上最年少名人&七冠という偉業達成で藤井聡太を中心に回らざるを得ない現在の日本将棋界である。 今週は藤井の対局が二局あり、どちらも手に汗握る大熱戦であった。 6月20日に行われた王座戦挑戦者決定トーナメントでは村田顕弘六段と対決。 「棋士人生…

それから

突然だが、私小説作家の作品に描かれた作家の家族が、作家の死後にどうなったか知りたくなったことはないだろうか? 太宰治のように、妻が回想録を書き、子が作家となった人もいる。 檀一雄の妻のように、ノンフィクションライターの手を借りて自らの言い分…

Money & Boredom

家族にメンタル不調の人がいるとつい引き摺られてしまいがち。 昨日は夜家族三人が同じ部屋で二時間くらい無言で、猫も部屋の隅のいつもと違う場所でうずくまったままだった。ぼくは最近飲んでいるプロテインも飲まずに寝てしまい息子はロラゼパムを飲んで眠…

菊地成孔年譜(暫定)4(2005~2007)

※活動内容が多岐に渡りとても網羅しきれないので主だったものと自分の関心を引いたもののみ記載(格闘技関係、ファッション関係、グルメ関係はほぼ割愛) ※ただの個人的な備忘録なので出典としての利用不可 2005年(平成17年)42歳 1月 東京大学の通年講義が…

エレンディラ

朝の通勤電車でガルシア=マルケスの「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」を読み始めたら夢中になり、ちょうど読み終えるタイミングで降りて、一本の大作映画を見たような気分を味わった。 映画を見るより原作を読む方が好きなのは、映…

まつもtoさくま

僕にとってはアイドルグループ「ラフ×ラフ」のプロデューサーであり、逸材・永松波留を発見した人でもある佐久間宣行が、18日放送のフジテレビ系「まつもtoなかい」(日曜後9・00)にゲスト出演した。 そこで松本人志から「僕の欠点て何ですか?」と訊かれた…

Candle in June

キャンドル・ジュン氏の記者会見というのを「街録ch」のノーカット配信で観た。 (リアルタイム直後に見たのだが、気が付いた限り数か所音声が消えているところがあった。そこは何かの配慮で意図的に消したのだろうか。別にいいんだけど。) 2時間近くに及ぶ…

Looking from One's Back

ちょっとほかに読むものがたくさんあって間隔があいたが小島信夫「小説作法」(中公文庫、2023年4月)のつづきを電車の中で読んでいた。 ドストエフスキーの「悪霊」について語っている部分は面白く読んだが、自分があまり関心のない話題(ドガや戯曲やカフ…

神を追いつめる

私が藤井聡太の名を初めて知ったのは、2014年頃のことと思う。聡太は小学5年で奨励会初段。 「いや恐ろしい子がいますよ」と私に教えてくれたのが渡辺明竜王(当時)だった。地元のカウンターバーで何人かで飲んでいた。 「えっ、東京ですか?」と私。 「い…

亀之助と賢治(その2)

ある晩、象は象小屋で、ふらふら倒れて地べたに座り、藁もたべずに、十一日の月を見て、「もう、さようなら、サンタマリア。」と斯う言った。「おや、何だって? さよならだ?」月が俄かに象に訊く。「ええ、さよならです。サンタマリア。」 宮沢賢治「オツ…

亀之助と賢治

私はしばしばおもったものだ「尾形亀之助は私一人のために存在した詩人ではないだろうか」と、またしばしば思ったものだ「私のような読者が確かにいることは尾形亀之助にとって名誉なことではないか」と。 辻まこと「尾形亀之助」(「尾形亀之助全集付録資料…

Rain

地平線をたどって 一列の楽隊が ぐずぐず していた そのために 三日もつづいて雨降りだ 「雨降り」尾形亀之助 吉田 美和子「単独者のあくび 尾形亀之助」(木犀社、2010年) 読み始めたが、これは面白い。先に正津勉「小説 尾形亀之助」(河出書房新社、2007…

1923/2023(12/5)

鶴見俊輔の時代区分に倣って言えば日本の戦争は1931年の日中戦争から1945年の敗戦まで一つながりだったので、2031年を新しい戦争の始まりとしたら今は1923年(大正12年)に相当する。 1923年(大正12年)といえば、尾形亀之助が本郷白山上から新宿上落合に転…

Vers Le Pays Informel

「消費は生産を二重に生産する。」マルクスは「経済学批判序説」で書いている。 「つまり、消費においてはじめて生産物は現実的な生産物になるのだから。たとえば衣服は、着るという行為によってはじめて実際に衣服になる。…だから生産物は、消費においては…

椎名林檎は原阿佐緒の生まれ変わりぢゃないか?

「小説 尾形亀之助―窮死詩人伝」(正津勉著、河出書房新社、2007年) たいへん面白い。資料に乏しく謎に包まれた尾形亀之助の生涯について、細かな事実が丹念に調べられ、生き生きと描写されている。 亀之助がその直中に飛び込んだ、革命後ロシアの未来派(…

Human Lost 30 Years

4月に新卒で就職した息子が、職場に適応できず早くも辞めそうになっている。 今日は出勤の途中で気分が悪くなり家に戻ってきたようだ。 昨日、職場の上の人から「新人のくせに出勤時間ギリギリに来るとは何事だ。俺たちのときは定時の40分前に来るのが当た…

Human Faces

実家の本棚の隅にあった白川勝彦『自民党を倒せば日本は良くなる』(2001年、アスキー)を読んでいたら、田中角栄とのエピソードがなんだかハッっとしてグッときた。 政治家というのは、こういう言葉を使う人のことを言うのだな、と思った。 中身は書かない。…

尾形亀之助年譜(備忘録)

国会図書館デジタルコレクションで読める昔の雑誌より、戦前のボヘミアン詩人尾形亀之助(おがた かめのすけ、1900 - 1942)のエピソードを拾って、ウィキペディアの略歴に挿入。なので不正確なところは多々あるやしれず、個人的な備忘録なので適宜修正して…

Faces

「あまちゃん」再々放送を見ていると、「岩手こっちゃこいテレビ」のディレクターの人が菊地成孔に、太巻プロデューサーが大谷能生に見えて仕方がないのは自分だけだろうか・・・ 国立国会図書館デジタルコレクションの送信サービスで「海女さん」の写真集を…

二度目は喜劇

家の前で凄い悲鳴のようなものが聞こえたので見に行ったら狸が取っ組み合いの喧嘩をしていた。それはもう喧嘩というような領域を超えて正しく死闘であった。二匹がどこかへ行った後には、流血の飛沫と体毛が玄関先に散乱して在った。 久しぶりにマジメな本(…

第81期名人戦第五局

5月31日と6月1日に長野県上高井郡高山村「緑霞山宿 藤井荘」で行われた第81期名人戦第五局、渡辺明名人VS藤井聡太竜王の対局。 戦型は先手の渡辺名人が勝った第3局と同じ。途中で渡辺が手を変えた。 一日目の夕方、渡辺が長考し、このまま封じ手になる…