2009-01-01から1年間の記事一覧
今年は,いろいろな意味で昨年ほどドラマチックではなかったけれど,このブログ的にもそれなりに充実した1年だった。 何より,奥菜恵さんが母親になられたことが,一番めでたい出来事でした。 来年は,大きな舞台が控えているということで,女優としての躍…
桜井幸子さんは,『高校教師』以来,好きな女優さんの一人でした。 人間的にしっかりとした芯を持ち、非常にマイペースな感じがして,女優という仕事に執着している様子もなかったので,今回の決断はむしろ自然に受け止めることができました。 新しい人生に…
最近再放送していた夏川結衣さんの『任侠ヘルパー』をまとめ撮りして,まとめて見た。 リアルタイムではまったく見れていなかった。申し訳ありません! 結論から言うと,すごくいいドラマだった。夏川さんについても,満足度は高い。 もちろん,いろいろなん…
今日はおそらく今後1年間は訪れないであろう丸一日フリーの日だったので,都内の映画館をめぐって映画を見まくった。 といっても観たのは2本。 『母なる証明』(2008年,ポン・ジュノ監督) 『愛のむきだし』(2009年,園子温監督) 『愛のむきだし』につい…
現在発売中の雑誌『本人』に連載中の吉田豪のインタビューで,青木さやかが鳥居みゆきについてちょっとだけ言及していた。 ああ見えて(?),青木さやかサンは相当神経質でノイローゼ気味なまでの内面を抱えていて,悩みが深いらしい,という文脈の中で。 …
第31回ヨコハマ映画祭で,満島ひかりが最優秀新人賞獲得! 当然と言えば当然の評価だし,「新人」扱いでいいのか? という気もしますが, おめでとうございます。 ヨコハマ映画祭と言えば,1994年には夏川結衣さんが,『夜がまた来る』の体当たり演技で,や…
満島ひかりの出演が決定しているということなので,『フラガール』の李相日監督,妻夫木聡,深津絵里主演で2010年秋に公開が決定している映画『悪人』の原作(吉田修一,朝日文庫)を読んでみる。 一読した感想としては,初めから映画化を狙って書かれたよう…
Love Exposureで検索すると,『愛のむきだし』の海外でのレビューがたくさん見れる。 大半が絶賛で,有名な映画批評サイトIMDb(The Internet Movie Database)でも手放しの傑作との評価が多い。 以下,海外のブログから,典型的なレビューを翻訳して転載する…
『愛のむきだし』とほぼ同じ時期に公開された,満島ひかりの(準)主演作品である『プライド』のDVDを借りて見た。 作品自体は,同じくらいの才能に恵まれているが境遇に格差のある女同士の「プライド」の激しいぶつかり合いを描いた,ある意味典型的な少…
『愛のむきだし』のDVDを買った。 3枚組で,値段は張ったが,それだけの金を出して買う価値のある作品だと思った。 何よりも,2時間に及ぶメイキング映像が見たかった。 『「愛のむきだし」のむきだし』とも呼ぶべきメイキング映像は,ある意味本編より…
けっこう期待して見たのだけど,正直いまいちだった。 鳥居にゴスロリ着せてみました。新しいっしょ? 斬新っぽくね? とか言われてるみたいで,落ち着かなかった。 ストーリーも平板だし,オチも弱い。見ていてお父さんが普通に可哀そうに思えたもん。最後…
今年の邦画で最も評判の高い『愛のむきだし』のDVDを借りてようやく見た。 以下ネタバレ含む。といってもネタバレを気にするような作品でもないか。 4時間に及ぶ長大作にもかかわらず,その長さをまるで感じさせない展開。 感心したのは,「この映画は実…
最後に,これは自分でも確信が持てない部分ですが・・・ マイケルが幼いころの父親との関係について語っている文章。 父はいつだって僕にとっては不思議な存在でしたが,彼もそのことを意識していました。僕がとても悔やんでいる数少ないことのひとつに,彼…
日本語版p188,ジャクソンズのアルバム『トライアンフ』に収録されている「ハートブレイク・ホテル」についてのくだり。 人を安全な場所に連れ戻してくれるものや,連れて来られた場所の音がなければ,脅えさせても意味がないのです。 原文は there's no poi…
田中康夫訳のマイケルの自伝『ムーンウォーク』(河出書房新社)を一通り読んでみました。 原文とも読み比べてみても,おおむねよい翻訳だと思います。ただ,日本語では文章が軽い語り口調になっていることについては,好みの問題があるかもしれません。 も…
六本木で3回目の This Is It を見て,マイケルの自伝 MOONWALK の日本語訳を買う。 映画館は超満員で,こんな大勢の人が映画館に詰めかけるのは初めて見た。年齢層も実に幅広い。考えてみたら「スリラー」の当時20歳だった人はもう47歳なんだもんね。 …
プリンスといっても,マイケルの子供のことではない。 80年代にマイケルと並んでブラック・ミュージックとロックの垣根を取っ払った革命児,プリンス・ロジャー・ネルソンのことである。 1982年から83年にかけてチャートを席巻したMJの「スリラー」の直後…
最近はすっかりマイケルFANのブログと化しているが(浮気性なものでスミマセン),今月もマイケルに関する書籍が復刊したり再発したりで,しばらくブームは去りそうにない。 下にいくつか試訳してみたエッセイでもわかるとおり,マイケルは非常にスピリチ…
光の天使 天使を見るのは難しいことです。私は天使の絵を何時間も眺めていたものです。 絵がなくても天使を見ることができる人たちもいます。彼らは面白い話をしてくれます。例えば,守護天使はみな女性だといいます。いったんそれが分かると私は驚きません…
作曲 人々は私にどうやって音楽をつくるのかを尋ねます。私は「ただ足を踏み入れるだけです」と答えます。 それは,川に足を踏み入れて,流れに加わるようなものです。川はあらゆる瞬間に歌を奏でています。だから,私はこの瞬間に留まり,耳を傾けます。 私…
「意識」は創造を通して自らを表現する。 僕たちの住むこの世界は,創造主のダンスだ。 ダンサーは瞬きの間にやって来ては立ち去るが,ダンスは続く。 多くの場合,僕がダンスするとき,僕は何か神聖なものに触れる。 そんな瞬間,僕の精神は高く舞い上がり…
もう少し続ける。 公開予定が当初の2週間からさらに2週間延長されるそうだ。 まあ素直に喜ぶべきことだろう。 おかげでもう1回くらい観に行けそうだ。 ネット上での感想を見ても,ほぼ絶賛一色に塗りつぶされている。 これほどの高評価の要因を分析してみ…
観に行った人たちの多くが,印象に残るシーンとしてあげている部分がいくつかある。 たとえば,コーラスの女の子とデュエットのリハをした「I Just Can't Stop Loving You」で,思わず本気になって歌ってしまったマイケルが,「まだ声のウォーミングアップ中…
音響が世界最高クラスという触れ込みの,「立川シネマ・ツー」で This Is It の2回目を観てきた。 音はさすがに良かった。ただ個人的には新宿ピカデリーとそんなに差は感じなかった。 2回目は内容が頭に入っているので少し客観的に見れた。 冷静になってみる…
マイケルのラスト・ショーになるはずだったThis is itツアーのリハーサルの模様を映画化した This Is It を新宿ピカデリーで観てきた。 20年前に同じ場所で見たプリンスの「サイン・オブ・ザ・タイムス」を観た時以来の感動を覚えた。 とても50歳とは思えな…
西寺郷太著『新しい「マイケルジャクソン」の教科書』(ビジネス社)を読む。 おそらく,日本人の書いたMJ本の中で最高の文献である。のみならず,一人のアーティストについて,これほどの知識とリスペクトに裏打ちされた書物を読んだことはない。 きっと…
北大路隆史 D 何か意味のありそうなことを書いてはいるもののそんなに内容は無い。 コベナ・マーサー D 同上 鎌田遵 A メディア狂騒を経由しない大衆(マイノリティ)のMJに対する好意と敬意が伝わってくる,心温まるフィールドワークの産物。 藤永康政…
前の記事のつづき。 ついでだから,それぞれの論文(?)にコメントしておく。 A〜Eの5段階評価。Cまでが原稿料を貰うに値する文章。B以上は金を払って読む価値のある文章。 萩原健太 D 薄っぺらなコメント。なんでこんなワイドショーのコメンテイター…
「現代思想」という雑誌が,臨時増刊として出した「総特集マイケル・ジャクソン」を,買った。 現在巷にはマイケル追悼本が溢れていて,こういうものは1年後にはもう手に入らないだろうから,基本的に僕は全部買うことにしている。 マイケルの味方であると…
この横顔美しすぎ。 このところ鳥居ちゃんについて目配りがきかなくなっていて,久々にファンサイト等を覗いたら,新しい動きがあったようなので,思うところを少し。 まず,8月6日に鳥居みゆき初の短編小説集『夜にはずっと深い夜を』が幻冬舎から出版さ…