INSTANT KARMA

We All Shine On

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョン・レノンと歌右衛門

※7年前の記事を再掲(リサイクル)します。 1971年1月20日の日曜日の昼下がり。 上野で古美術商を営んでいた木村東介がいつものように店に出ると、娘が走り寄ってきた。 娘は血相を変えて「レノンが来てんのよ!」と叫んだ。 明治生まれの木村は、レノンを…

For George

ジョージ ジョン。 ジョン なんだ? ジョージ これが終わったら何をしたいか、教えてあげる。 ポール このテレビの後? ジョージ このショーの後。10年分の・・・10枚のアルバムを作れるくらいの、曲のストックがあるんだ。だから、アルバムを作りたい。 ジ…

Love is Real

戸をあけて学校をあけて監獄をあけて工場をあけて議会をあけて都市をあけて来て 来て 世界をあけよう ヨーコ・オノ(「オープン・ユア・ボックス」より 訳飯村隆彦) 1933年2月18日生まれ、今年で90歳になったオノ・ヨーコの最初の夫、一柳慧は、現代音楽の…

Hard Times Are Over

ジョン・レノン&オノ・ヨーコ プレイボーイ・インタヴュー1980完全版(デヴィッド・シェフ、 山川真理訳、シンコーミュージック、2020年) 原題は All We Are Saying: The Last Interview with John Lennon and Yoko Ono 著者(インタビュアー)のDavid Shef…

未来派野郎

crea.bunshun.jp 湊 …今日のんさんがお話しされている様子を見ていて、ずっと誰かに似ていると思っていたんですけど、将棋の藤井聡太くんに似ているんだな、と今気づきました。私、藤井くんの対局を生で2回見せていただいたことがあるんですけど、勝手ながら…

裸に戻る

ジョン・レノンはかつて、こう語っていた。「僕たちの歌は全部、平和と自由と愛についてのものだ。それ以外のメッセージを歌ったことは一度もない」 だが、戦争のさなかで「愛こそはすべて」と歌いながら行進を続けるのは、はたして可能なことだろうか? つ…

即今

前にやってたteacupのブログと同じようにブログのタイトルを変えた。 この、「インスタント・カルマ」という曲について、ジョンはインタビューの中でこう語っている。 自然と浮かんできたんだ。 だれもがカルマ(業)のことをあれこれ論じてただろ、とくに60…

悪い指

すっかりビートルズ憑いてしまった。 バッドフィンガー Badfinger を聴きながら。 youtubeのコメント欄より:バッドフィンガーの歴史は、想像できる限り最も悲しいものの一つだ。 ポール・マッカートニーは彼らのために「Come and Get It」のデモを作り、こ…

よもやまビートル

昨日はブライアン・エプスタインのことを書いたが、ビートルズの歴史には実に不思議な巡り合わせがたくさんある。 その一つに、イギリスの徴兵制の歴史がある。 イギリスには1960年まで徴兵制が存在した。1939年10月1日以降に生まれた人には義務がないことが…

漢ブライアン

マーク・ルイソン「ザ・ビートルズ史 上・下」(河出書房新社、2016年)読了。 日本語版上下巻併せて1672頁。 しかしこれはまだ三部作の第一部にすぎない。 この第一部『TUNE IN』は1962年12月、まだビートルズの本格的なデビュー前夜で終わっている。 第2巻…

踊る池田大作戦

中原昌也の退院を知る。よかった。 自分もまだ生きようと思える。 世界が異常なもの、基地外じみたものになっている、という感覚は、トランプが米大統領になった頃から持っていたのだが、最近それが加速度的になってきている気がしてしょうがない。今までノ…

一作曲者の日乗

先日、二瓶哲也『それだけの理由で』を読んでの感想に、 西村賢太という存在が失われて、もう小説というものには縁が切れたかな、と思いかけていたところだったが、まだ二瓶哲也という作家がいてくれた、と思えたことがうれしい。 と書いたが、今度はうれし…

Beatles and Me

若い連中がビートルズを好きなのは、彼らがいつもしたいことをして、誰に対しても勝手気ままにふるまっているからだ。だから若い奴らは彼らが好きなんだ―彼らはやりたいことをやってるからさ。若い奴らにはそれがわかってるんだ シド・バレット 青盤 1967-19…

A Stitch in Crime

ゆで卵を右手に持って現場に登場するコロンボ 今CSで『刑事コロンボ』シリーズを放映しているのを知って、録画を始めた。 コロンボ・シリーズがNHKで放映されていたのは1970年代で、リアルタイムで見ていた記憶はなく、むしろその後に民放で水曜ロードショ…

So Where Is The HQ ?

私とビートルズ

いかにしてビートルズは、常に時代の最先端を行く独創性を追求しながら、同時に大衆からの大きな支持を得ることができたのか。当時は彼ら以外のほとんど誰もが、その両者は互いに相反すると考えていた。また、いかにして(そして、なぜ)彼らは自分たちのう…

それだけの理由で

『文學界』3月号に掲載されていた二瓶哲也『それだけの理由で』を読んだ。 いや~、今年文芸誌で読んだ小説でナンバーワンだったかも。 主人公がどことなく西村賢太の小説の「北町貫多」を思わせる五十男で、老人施設のデイケアの送迎運転手をしていて、毎日…

ビートルズと私

ビートルズは自分たちのやったことにレッテルを貼ったり、特定のカテゴリーにはめ込んだりすることをはっきりと拒否していた。だから彼らのことを究極のロック・バンドと呼んでも、究極のポップ・グループと呼んでも、あるいはもっと別の呼び方をしても構わ…

ぼくとビートルズ

時として、この世にはまさに究極と言えるものが生み出されることがある。 そう言い切ることに何の不安もないし、わざと大げさな言い方をしているつもりもない。なぜなら、それこそがザ・ビートルズだからである。 彼らが我々の目の前に登場してから五十数年…

ビートルズとぼく

ザ・ビートルズの『赤盤』、『青盤』として知られる有名なベスト盤が、本日付けでリリースされた。サブスクで聴くことができる。 ビートルズが解散したのはぼくの生まれた年で、53年経っても、リミックスを施した新たな音源がリリースされ続け、全く古びるこ…

雑談β 呟きα

ニュースで見たG-Dragon(ジヨン from BIGBANG)を見て思わず斎藤幸平教授を思い出してしまったのは罪? よく見たら全く似てないので写真は載せないけれども。 朝いつも8時から見ていた「BS世界のニュース」が総合の10時に移動してしまってから、そっちは録…

भारत

『インドとビートルズ: シタール、ドラッグ&メディテーション』(アジョイ・ボース、青土社、2022年) タイトルに惹かれて読んでみたのだが、ゴメン、ハッキリ言ってこの本は全然ダメ。 まだ読んでない方で、ビートルズとインドに興味のある方、これは読まな…

Instamatic Karma

『ジョン・レノン ロスト・ウィークエンド Instamatic Karma』(メイ・パン、 河出書房新社、2008年) この本も絶版のようで、古本屋では高値で取引されている。ジョン・レノンの本ですら書店で買えないようでは、出版業界の衰退もやむを得ない。 メイ・パン…

You Say Yes, I Say No

『ビートルズシークレット・ヒストリー まるで今ビートルズがここにいるみたい』(アリステア・テイラー、プロデュースセンター出版局、2003年) 『ジョン・レノンに恋して』(シンシア・レノン、河出書房新社、2007年) どちらも書店では入手できず高値がつ…

End the genocide. End the occupation. End apartheid.

Here at the largest protest in Washington DC for Palestine in the history of the United States. We refuse to be intimidated. We refuse to be silent. End the genocide. End the occupation. End apartheid. Impressive scene from Freedom Plaza i…

よかった。

はるるん(永松波留@ラフ×ラフ)が、ずっとやってほしかった「歌ってみた」動画をようやくやってくれた。 youtube.com youtu.be 敢えてここまで封印していた気がするのは、思うところがあったのだろうか。 youtube.com youtu.be 選曲もアイドルソングではな…

No One I Think Is In My Tree

ジョンとポールがチームを組んだことが、どれだけ世界のためになったのかということは何度も何十度も考えてみるべきだろう。1970年に別れてしまったけれど、あれだけの作品を残してくれたということには感謝しなければならない。 もしジョンとポールが組んで…

NOW AND THEN

youtu.be Now And Then / John Lennon The Beatles version by John, Paul, George and Ringo 「ナウ・アンド・ゼン」は、ジョン・レノンが書き、歌い、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターが練り上げ、40年以上経ってようやくポー…

JJJ

じぇじぇじぇ 東山紀之が社長就任を辞退し、のん(能年玲奈)のエージェント契約を手掛けてきた「スピーディ」の福田淳社長が元ジャニーズ事務所の社長(?)に就任するという報道が昨日からなされている。 それってどうなの? というのが率直な第一印象。 …