『Divided Soul: The Life of Marvin Gaye』(David Ritzs)を読んでいる。
マーヴィン・ゲイはいつでも特別な存在だった。
彼の不滅の名作『ワッツ・ゴーイン・オン』と『レッツ・ゲット・イット・オン』と『アイ・ウォント・ユー』を何千回聴いてきたか分からない。
60年代のヒット曲の数々、中でもタミー・テリルとのデュエットは最高としか言いようがなく、聴くたびに泣く。
最近は隠れた大名盤『Here, My Dear』にハマっている。
伝記作家でありマーヴィンの友人でもあったデイヴィッド・リッツによるこの自伝には、文字通りマーヴィンがどれほど引き裂かれた人格の持ち主であったか、魂と肉体の相克の中で生きていたかがマーヴィン自身の言葉で綴られている。
まだ途中だが、読み終えるのが淋しいような気分になる。