昨日新宿のブックファーストで買った「ゲンロン16」(サイン本)と『隆明だもの』(ハルノ宵子、晶文社)を読み始める。
後者はたしか全集の月報に掲載されていたのをまとめたもので、いつか本になったら読もうと思っていたので買った。
新宿区立西落合図書館に初めて行った。
駅を降りて歩いているとき数メートル前を若い男女が寄り添って歩いていた。
背の高い男性が女性と腕を組んで凭れるようにしているのがやや不自然だったのでよく見たら男性は右手に白い杖を持っているのだった。
男性は赤一色のシャツに黒いズボン、女性は黄色一色のシャツに長いスカートでなんとなく配色の妙が美しく感じた。
本当は今が一年で一番よい気候のはずだがもう初夏のようで、それでも朝夕は涼しい。
夜家族三人で夕食のときテレビをつけたら山口一郎がうつ病の話をしていた。
「ゲンロン」は10~14を図書館で借りているが15だけが見つからない。
買った16は昨年秋のウクライナ訪問記が載っている。ゲンロンを始めてからの東浩紀は自分の哲学を実践しているから言葉に重みがある。最初は彼の方が時代に寄り添うことを求めていたが最近は時代の方が彼に寄り添ってきた。