マイケルのラスト・ショーになるはずだったThis is itツアーのリハーサルの模様を映画化した
を新宿ピカデリーで観てきた。
20年前に同じ場所で見たプリンスの「サイン・オブ・ザ・タイムス」を観た時以来の感動を覚えた。
とても50歳とは思えない。とても薬に依存しないと身体がもたない病人には見えない。
とてもこの直後に死んでしまう人だとは思えない。
全身からエネルギーがみなぎっている。人間離れしたダンスは20年前より研ぎ澄まされている。美しすぎる歌声には全盛期といってよい艶がある。
こんなに素晴らしいパフォーマーがもうこの世にいないなんて,悲しすぎる。
でもその悲しさを補って余りあるくらい良い映像と音楽だった。
ロンドンに行かなければ見ることができなかったライブをこうして全世界で見られることになったのを感謝すべきなのかもしれない。
とにかく今は言葉がない。
不世出のシンガー・アンド・ダンサーの冥福を祈ります。
彼の遺志を誰かが受け継がないといけない。