INSTANT KARMA

We All Shine On

The Lord Notes On Vision(5)

ジム・モリスン詩集より

錬金術師は人間の性的活動の中に世界の創造、植物の生育、金属の組成との符合を見出す。彼らが雨と大地の結合を見るときには、それをエロチックな意味で、性交とみなしている。これは自然界のあらゆる領域に拡張される。すなわち彼らは、化学物質や星々の恋愛、石の情事、炎の多産を描くことができる。

錬金術を「化学の母」とみなす偏狭な見解を支持したり、その真の目的を外的な金属工芸と見誤る者は少数だろう。錬金術はエロチックな科学であり、リアリティの埋もれた側面に関わっており、あらゆる存在と物質の浄化と変容を目指すものであった。物質的操作は放棄されているわけではない。アデプト(秘儀参入者)は神秘的な仕事と物質的な仕事を共に保持している。

ヨガの力。自らの姿を消し、また小さくする。巨人になり、はるか遠くのものにも手を延ばす。自然の道筋を変える。空間、時間を選ばずに身を置く。死者を召喚する。感覚を高め、到達不可能なイメージ、別の世界の事象、人の心の最も深層にあるもの、他者の心中にあるものを知覚する。

降神術の本質―それは病を癒すことである。歴史的な出来事の重荷を負い、悪い光景の中で死んでいった人々は鬱にとらわれる。こうした人々は宿命、死、恐怖からの救いを求める。神がかり、神と力の訪れを求め、とりついている悪霊から生の源を取り戻すことを願う。法悦から治癒が淘汰される。病を癒し、病魔を退け、病人を蘇生させ、奪い取られたもの、魂を取り返すのである。

降神術ではシャーマンが導いた。麻薬、詠唱、舞踏によって意図的に呼び起された感覚的パニックとともに、シャーマンは入神状態(トランス)に陥る。変質した声、けいれん。シャーマンは狂人のふるまいを見せる。霊的なものに頼るために選ばれたこうした職業的ヒステリーがかつては崇められた。シャーマンは人と心霊世界の間で瞑想した。彼らの精神的旅行は民族の宗教生活の要点を形作った。

神々(The Lords)。われわれの知識もコントロールも超えたところで物事は起こる。われわれの生はわれわれのために生きられるのだ。われわれにできるのは、他者を奴隷化しようとすることだけだ。しかし徐々に、特殊な知覚が発達している。「神々」という観念が何人かの精神の中に形成され始める。それらが神秘的に夜の中で出現する間、われわれはそれを知覚者の一団に加え、迷宮を旅すべきである。神々は秘密の入口を持ち、偽装することを知っている。しかし彼らは小さなやり方で自らを示す。過剰な眼光。不相応な身振り。過剰に長く好奇心に満ちた眼差し。