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ジャニーに口づけ

スマイルカンパニーは5日、公式サイトを更新。業務提携を行っていた松尾潔氏と、松尾潔事務所との業務委託契約が6月30日をもって双方の合意のもと終了したこと、松尾氏が自身のツイッターで同社所属の山下達郎の名前をあげたことを受けて、声明を発表した。

同社は、代表取締役社長・小杉周水氏の名義で「この度、スマイルカンパニーと業務提携をしておりました松尾潔氏と松尾潔事務所との業務委託契約が本年6月30日をもって双方の合意により終了しましたことをお知らせ致します」と報告。

 続けて「契約終了直後に、松尾氏がTwitterで弊社所属の山下達郎の名前にも触れてツイートを行ったことが各方面で取り上げられておりますが、今回の契約解除は、松尾氏によるこれまでの社内外での言動等に鑑み、弊社代表である私自身の判断により、松尾氏との協議の上、合意により終了することとなったものです。双方の代理人弁護士による署名/捺印済みの解約合意書もございます。その他については、守秘義務の関係もあり、お答えを差し控えさせていただきます」とした。

 その上で「尚、一部週刊誌やインターネット上で拡散されております件につきまして、今週日曜日(7/9)14時からTOKYO FMJFN(全国38局ネット)で放送されます山下達郎サンデー・ソングブック内にて、山下達郎本人より大切なご報告がございます。この度は、ご心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます」と呼びかけた。

松尾氏は1日、自身のツイッターで「15年間在籍したスマイルカンパニーとのマネージメント契約が中途で終了になりました。私がメディアでジャニーズ事務所藤島ジュリー景子社長に言及したのが理由です。私をスマイルに誘ってくださった山下達郎さんも会社方針に賛成とのこと、残念です。今までのサポートに感謝します。バイバイ!」とつづっていた。(オリコン・ニュース)

 

以下、山下達郎サンデー・ソングブックで語る内容を妄想したもの

あくまで私個人の妄想なのでご本人の考えとは無関係ですので念のため

 

えー、本日は、インターネット上で私の名前が取り沙汰されております件について、私の考えを若干述べさせていただくことといたします。

 

この番組は、時事的な問題やニュースについてはなるべく触れずに、純粋に音楽を楽しんでいただくことを目的にやってまいりました。今回例外的にこのようなお話をさせていただくのは、私自身に対してだけでなく、私の仕事上関係する方々、そして私の家族に対しても、誹謗中傷の対象となり、大変なご迷惑をおかけしているという事情のためであります。

 

まず事の発端となりました、某プロデューサー氏によるTwitterの書き込みの件につきましては、会社から公式に発表があった通りでございます。会社と個人の関係につきましては、契約上の守秘義務もありますので、私から付け加えて申し上げられることは何もございません。

 

しかし、某氏が私の名前に言及したことにより、あたかも私個人が現在巷を賑わせております故ジャニー喜多川氏の生前の行為を肯定したり、あるいは都合の悪い事実を隠蔽しようとしているという印象が与えられてしまったことは極めて遺憾なことと思っております。

 

私は周知のとおり生前のジャニー喜多川氏と仕事上のお付き合いがありました。ジャニー氏は、皆様御存じのように、とてつもないスケールで様々なお仕事をされていましたから、私などはジャニー氏の膨大な仕事相手のごく末端に位置する個人にすぎません。私個人がジャニー氏のプライベートな側面について知っていることは、仕事上知り得たごくわずかな部分にすぎませんし、その中に現在一部で報道されているような行為は含まれておりませんでした。

 

私はジャニー氏が行ったとされている、いわゆる所属タレントなどとの不適切な行為について、直接見たことも聞いたこともありませんし、そんなことがありうると想像したことすらございません。もしそれを私自身が知っていたとすれば、またそんなことがありうると考えていたとすれば、私は決してジャニー氏と一緒に仕事をすることはなかったでしょう。

 

先にも述べました通り、ジャニー氏の仕事の分野は実に膨大で多岐に渡るものであります。私以上にジャニー氏について知っている人は無数にいます。しかし、今話題になっているようなジャニー氏の行為について語る人は、少なくとも私の知っている範囲では誰もおりませんでした。

 

「知っていたはずだ」という声に対して「知らなかった」ことを証明することは原理的に不可能ですし、「目を背けていただけではないか」という声に対しては、どんなに説得力がないと言われようが、正直に「そうではない」と答えるしかないのです。

 

しかし、だからといって、現在ジャニー氏から被害を受けたと訴えていらっしゃる方々が全員嘘をついているなどと言うつもりはまったくございません。被害を受けたと訴えておられる方々の声には真摯に耳を傾け、然るべき対応がなされるべきと思います。

 

また、私自身が知らなかったということが、あらゆる責任を免れさせるとも決して思っておりません。今回の件を通じて、私のことを嫌いになったとか、失望したとか、私の音楽を聴く気がしなくなったという方々に対して、私は何ら反論する言葉を持ちませんし、反論すべきとも思っておりません。誰の音楽を好んで聴くか、誰の音楽を聴かないかは完全にリスナーの自由であります。

 

ただ一言だけ申し上げたいことがあるとすれば、音楽に罪はない、ということであります。たとえ罪深い人間が作った音楽であっても、それが人の心を打ち、感動を呼ぶこともありえます。私はそうした音楽の価値を信ずる者です。

 

いま私から申し上げたいことは以上です。