War Is Over

 if you want it

雑談

素人雑感

「メタサイコロジー論」(ジークムント・フロイト著、十川浩司訳)を読んでいるが「無意識」の論文項で挫折。 あまりにも理解困難なので「フロイト、無意識について語る」(中山元訳)のも読んでみたがやはり頭痛。 しかし、「メタ」の一本目「欲動と欲動の…

悲惨な月曜日の朝はもうたくさん

経済に関する支配的な資本中心的言説においては、資本主義的な経済活動があらゆる経済活動のモデルとみなされるが、そうした言説を破壊することによって、わたしたちは経済的アイデンティティを「ぐらつかせる」ことができる。経済的展望を攪乱して、経済的…

ドイツ戦

FIFAサッカーワールドカップ・カタール2022の一次リーグ第一試合日本VSドイツ戦は、日本が2-1で勝利し、勝ち点3を挙げた。 前半をPKで先制されたが、後半に2点を取って逆転勝ちという、劇的な勝利に日本中が湧いた。 今回のワールドカップには何の関心…

Through Power

世の中圧倒的にどうでもいいニュースの方が多いのでそれをスルーする力が必要。 Twitterなどでは色んな人の脳内独り言みたいなものが可視化されて流れてくるのでいちいち反応していたらこちらの脳がくたばってしまう。 「スルー力(スルーりょく。「するーか…

サン・ラーは教祖(グル)か?

サン・ラーの伝記にも名前が出てくるジーン・トゥーマー(Jean Toomer 1894-1967)というアメリカの黒人作家は、グルジア出身のオカルティスト、神秘思想家で、東洋の〈グルイズム〉の元祖のような存在であるG.I.グルジェフ(1866-1949)に傾倒した時期があ…

Grace and Void

恩寵は充たすためのものである。だが、恩寵をむかえ入れる真空のあるところにしか、はいって行けない。そして、その真空をつくるのも、恩寵である。 シモーヌ・ヴェイユ「重力と恩寵」(田辺保訳、筑摩書房) 自分自身の中に真空を受け入れることは、超自然…

Young, Gifted and Blue

何をするにも、例えばお金がなくてもブルースはいつもいっしょにいる。ちょっと羽目を外したい時にもブルースはそこにいる。結婚してる男が夜遅く車で帰ってきて、奥さんに家に入れてもらえない時、猫がニャーンと鳴いている。わかるだろう、そういうときに…

今週のお題「やる気が出ないときの暴言」

結婚して子供を生み、そして、子供に背かれ、老いてくたばって死ぬ、そういう生活者をもしも想定できるならば、そういう生活の仕方をして生涯を終える者が、いちばん価値がある存在なんだ 吉本隆明「自己とはなにか」(『敗北の構造』所収) 街を歩いている…

Nowadays Nancy can't even sing

ぼくにとってナンシー関といえば、「噂の真相」のコラム「顔面至上主義」である。 生前、単行本や文庫になった彼女の本は読んだことがなかった。テレビもあまり見ていなかったので、テレビ番組批評家としてよりも、テレビに出てくる著名人に<寸鉄人を刺すよ…

呟き垂れ流し

佐藤天彦九段、藤井聡太竜王に棋王戦挑戦者決定トーナメントで見事な勝利。 これだから将棋は面白い。価値のある勝ちと同時に、価値のある負けというのもあるのだなあと思う。本当によくできてるなと感心する。世界全体がこんな風に、物事が落ち着くべきとこ…

Beauties

小谷野敦「美しくないゆえに美しい女たち」読了。この本に出てくる人は女優でも主役級の人よりも脇役とか比較的目立たない主演作に出ているような人が多い気がする。そういうところに目をつける発想は自分にはあまりないことに気づいた。 自分が好きな女優は…

一日(いちじつ)

残暑と秋の気配が混ざり合ったような奇妙な空気感の一日。読書の秋というにはまだ早い気配もあるが、アントニオ猪木逝去の余韻冷め遣らぬ中、吉田豪『超人間コク宝』を一気読み。 2019年2月収録の香山リカインタビューで、こんなやりとりがあった。 ーー香山…

最も危険な遊戯

やまだかつてない台風が近づく中、吉田豪年譜(備忘録)更新のため関連本を読む。 「聞き出す力」「続聞き出す力」「続々聞き出す力」はインタビュアーを志す者にとってバイブルといってよい名著。 残念ながら、この三部作の最終巻「続々聞き出す力」だけは…

REVOLUTION PLUS ONE

youtu.be 一万五千歩、2724カロリー消費 レム睡眠1時間16分 浅い睡眠4時間5分 深い眠り1時間1分 目覚めていた時間1時間26分(断続的) 港区女子 中央線顔 日野愛 斎藤幸平「人新世の「資本論」 」と杉作J太郎,吉田豪「Jさん&豪さんの世相を斬…

吉田豪年譜(暫定版)

吉田豪年譜(個人的な備忘録のためかなり適当な部分あり。随時更新予定) 1970年(昭和45年) 9月3日、東京都練馬区江古田で生まれる。二歳上の姉がいた。両親は印刷会社に勤めており、麻雀仲間はほとんど出版関係者で、雑誌が刷り上がると漫画や音楽誌を発…

夢洲(6)

そんな夢洲とも、縁の尽きるときがきた。毎日薬(コンサータ)を飲むようになってから、続けて休むようなことはほとんどなくなったが、食欲が失せ、昼食を別々に取るようになった辺りから、徐々に仕事への熱意も薄れてきた様子が見られた。 前に無断欠勤が続…

夢洲(5)

事務所に夢洲宛ての手紙が何度か届いたことがある。どちらも、文通してほしい、と切実な内容が綴られていた。もちろん丁重にお断りの手紙を書いた。夢洲が巻紙を使って筆で書いた。 世の中には小田原ドラゴンの漫画のような女日照りで身悶えするしかない男た…

夢洲(4)

夢洲の髪は、面接に来た頃は黒かったが、働いている間にどんどん色が薄くなり、しまいには金髪に近くなっていった。朝、エレベーターに乗ってヘアーオイルの甘い匂いが漂っていると夢洲が先に来ているな、と分かった。その匂いは心地よかった。 新人事務員の…

吉田豪と小田原ドラゴンと上田晋也は1970年生まれ

昨日の時点ではもはや感染不可避との覚悟を決めたのだが、今朝も平熱、喉の痛みや咳などの症状もなし。抗原検査キットでも陰性。明日の仕事さえ乗り切ればあとはリモートで何とかなるので、明日までこのままで切り抜けたい。 週末は吉田豪「帰ってきた人間コ…

夢洲(3)

夢洲は感心するほど仕事熱心であった。 水商売を辞めてからは顧客からプレゼントされたブランド物の服や時計や宝石などをネットで転売して暮らしていたといい、事務仕事に憧れのようなものがあったという。 細かな事務処理能力については知識と経験の不足は…

夢洲(2)

それから夢洲は堰を切ったように昔の仕事のことを話しだした。いかに店の人気者でナンバーワンだったかを嬉しそうに語った。 「前の仕事では〈同伴の女王〉と呼ばれてました」 といった。 夢洲が日々物語る断片をつなぎ合わせると、彼女のこれまでの人生が浮…

夢洲(1)

以前うちで働いていた人を思い出させるインスタグラマー(ロシア人)がいたのでフォローする。Saint Petersburg在住で、ロシア版の「Amazonほしいものリスト」みたいなのを作っているので思わず押しそうになったがロシアとの取引は目下ややこしそうなので止…

陳腐なる浮世

きたるべきその時に備えていたら~、きたるべきその時が来ませんでした~。チクショー!! #まいにちチクショー — コウメ太夫 (@dayukoume) 2022年8月28日 実に五年ぶりにスーパー銭湯へゆく。以前のカードはもう利用不可で、新しく会員証を作った。水着をつ…

ああ言えば、キャンドル

「街録ch」というYouTubeの番組で、元オウム真理教幹部・上祐史浩のインタビューを見た。 かつて「ああいえば上祐」と呼ばれた達者な弁舌ぶりは健在で、これまでの生きざま、事件とのかかわり、麻原への帰依を捨て自己洗脳を解くまでのプロセス、これから…

鳥居と麺と現金と皿と

江戸時代の農家で雨で作業のない日など、一日何もせずに過ごす生活に、スマホやネットに一日接触しないだけで世界から取り残されたように感じる現代人は耐えられないのではないか。逆に言えば、スマホやネットから生み出される人の陰性感情に昔の人は無縁で…

Let's Get Into ANIMAL

酷暑のせいでそこはかとない嘔吐感が半端ない。一歩も動きたくない。 地球は優しくはないし、奴には中途半端な優しさは通じない。 13年くらい前に、文鮮明の自伝が日本で出版されたとき、読んでみて「きな臭い噂は無数に付きまとうが命をかけて世界平和とい…

夜空が暗いのは?

とうとう読みたい小説がなくなってしまった。 去年(2021年)の初め頃から、自宅にあった大江健三郎(妻の所有本)をきっかけにそれまで無縁だった〈純文学の世界〉にハマることを試みて、西村賢太の私小説の面白さにぶつかって、そこから川崎長太郎とか田中…

沢火革

四月から時給も変えて勤務時間も十八時までにして、それなりに頑張ってきたが、とうとう先週から不調(熱、体の痛み)を訴えて休むようになった。先週は月~水休んで木曜日に来たが、まだ身体が痛いとか皮膚に発疹ができたとかいうので、近くのクリニックを…

猛暑危言

統一教会と自民党議員のつながりについてマスコミやネットが報じているが、いつまで続くだろうか。いつの間にか沈静化して、何となく自民党(あるいは政治家全般)へのグレーなイメージだけが残り、致命傷には至らない、つまり政権与党の地位を揺るがす程の…

Water seeks its own level...

徳田秋声「あらくれ」の一節を読んで、わずかな言葉で人間の性質を見事に捉えているのに感心する。たとえばお島についての次の描写。 「あらくれ」(四十一)の冒頭 一つは人に媚びるため、働かずにはいられないように癖つけられて来たお島は、一年たらずの…