INSTANT KARMA

We All Shine On

雑談

Structure et Force

良きギャンブラーは良き遊戯者の資格をそなえている・・・悪しきギャンブラーは何度も骰子をふることによって望みの目を出そうとする。そのことによって骰子ふりを未来の目的に従属させ、偶然性を蓋然性に変えてしまうのだ。それに反して、良きギャンブラー…

暗い流れ

小説という散文形式は人間の業の深さを計算させる精巧な機械のようなものなのかもしれない。 和田芳恵『小説と事実 長篇「暗い流れ」を書き終って』昭和五十二年二月二十五日 ツイッターというSNS形式は人間の業の深さを炙り出す装置のようなもの、と当初か…

花まつり キリスト様はお暇でしょ?

NIZIUのMAYAさん、22歳のお誕生日おめでとうございます。 高橋みなみさん、33歳のお誕生日おめでとうございます。 沢尻エリカさん、37歳のお誕生日おめでとうございます。 Daigoさん、46歳の誕生日おめでとうございます。 ピエール瀧さん、57歳の誕生日おめ…

プロ レス キシ

はてなブログにログインしようとするたびに「時間をおいてもう一度やり直してください」と待ったをかけられ、さらに「パスキーを登録してください)」という表示が出て二重にハードルがあってめんどくさいのでもうやめようかなと思い始めている。 トイレで吉…

名言至極

はてなブログにログインするときにパスキーを登録せよと変な表示が出てウザい。余計なことをするのをやめてほしい。こういう余計なところばっかりセキュリティが強化されて面倒になる一方で、マイナンバーで全部の個人口座が紐付けされる口座管理法がろくす…

ハウリング狼

松村雄策の新著が出たのを知り購入。 まだ1頁も読んでいない。ゆっくりと時間をかけて読みたい。

「違いの分かる男」は令和的に不適切でないといえるか?

若い頃に読んだはずだが完全に中身を忘れている本を読み返す。 マックス・ウェーバー『プロ倫』『職業としての学問』『職業としての政治』 『職業としての学問』:「大学教師に学問以外のことを期待するな」以上。 『職業としての政治』:政治家とは、やりた…

末世

営利のもっとも自由な地域であるアメリカ合衆国では、営利活動は宗教的・倫理的な意味を取り去られていて、今では純粋な競争の感情に結び付く傾向があり、その結果、スポーツの性格を帯びることさえ稀ではない。将来この鉄の檻の中に住む者は誰なのか、そし…

価値と評価

市井の片隅に生まれ、そだち、子を生み、生活し、老いて死ぬといった生涯をくりかえした無数の人物は、千年に一度しかこの世にあらわれない人物の価値とまったく同じである。 「カール・マルクス」『吉本隆明全著作集12』より 高峰秀子の養女になった斎藤明…

くりごと

今一番面白いのが、菅野完の解説付きで国会中継を見ること。 日本がよくなるには菅野が言うところのキチガイのような政治家たちがいなくなることが必要で、それにはあと2、30年かかるだろう。その後はよくなると思う。 今一番よく聴いているのが、最近配信解…

二月に泣く

泣きそうになりながらベルクソンを読んでいる。 まったく何が書いてあるのか分からない。いや、分かるのだが、なぜこんなに分かりにくい書き方をしているのかが分からない。 ちっともグッとこないし腑に落ちるところがない。 捻くれた人間の書く文章に思える…

Ice Age in a Warming Globe

厚生労働省が、2023年の1年間の出生数が75万8631人と8年連続で減少し過去最少だったと発表したことを受け、林官房長官は27日の会見で「少子化の進行は危機的な状況。若年人口が急激に減少する2030年代に入るまでのこれからの6年程度が少子化傾向を反転できる…

君はそう決めた

朝目覚める前にいい夢(吉兆夢)を見たので忘れないうちに書く。夢の中で自分がなぜか小田原ドラゴンになっていて、北川景子から「こないだ出てた映画見ました。私あの原作好きなんで羨ましかったです」と褒められるという俺得しかない内容。 小田原ドラゴン…

オカルト日記

昨日図書館に言ったらリサイクル本のコーナーに『あなたもできる幽体離脱』みたいな本が置いてあったので、1回読んで捨てようと思って持って帰る(リサイクル本はブックオフに売っちゃいけないので捨てるしかない)。 ベルクソン『時間と記憶』を読んで発狂…

徹子効果?

人類は、自ら成し遂げた進歩の重荷の下で、半ば押しつぶされて、呻吟している。 人類は自分の未来が自分次第だということを十分に知ってはいない。人類は、まず第一に、自分は生き続けようとしているのかどうかを考えてみなければならぬ。 次に、人類が自ら…

Funny Wars

今日から公開になったゴダールの遺作『奇妙な戦争』を見てきた。 さすがゴダールで新宿武蔵野間スクリーン1の客席はほぼ埋まっていた。 パンフレットは不備が見つかったとのことで販売延期になっていた。 帰りにラピュタ阿佐ヶ谷で「高峰秀子 生誕100年記念…

どんときてみろ

小林秀雄が引用した有名なベルグソンの話に、こういうのがある。 ある偉大な医者で科学者でもある人物が、信頼のおける夫人から聞いたある話を紹介した。この夫人の夫は士官で、ある戦闘で亡くなったが、ちょうど夫が倒れたまさにその時に妻はその光景のまぼ…

1分で分かるベルクソン(嘘)

ベルクソンをなぜか読まされるようにして読んでいるのだが、畢竟、彼の時間論(持続としての時間)は人間の知覚の変容を促すものなのだということが分かった。 現在というものは過去を含んだ「持続」であり、変化であり運動であり固定化できるものではない。…

猫にかまう

うちで飼っている猫が、尿が出ず、夜中に病院へ行き、そのまま入院して明日で一週間になる。猫にはよくある腎結石(尿管結石)で、尿管を短くする(尿管膀胱新吻合術)手術を水曜日にすることになっている。 結石の痛みは自分はまだ知らないが、昨年息子が味…

よもやまベルクソン

ベルクソンの入門書を2冊ほど読んでもいまいち分からず、『意識に直接与えられたものについての試論(時間と自由)』もなかなか手強くて、ちょっと挫折気味だったが、今読んでいる『精神のエネルギー』はけっこうおもしろい。 小林秀雄の本に出てくる、戦場…

LNIDTSLM(Last Night I Dreamed That Somebody Loved Me)

This past week I didn't get any good sleep at all,I kept dreaming this weird dream.Every day the same dream. In the dream I'm seven years-old, sleeping next to my little brother as usual.The room is pitch dark, the night probably hasn't en…

decrescendo

昨年11月25日のブログに、 去年のブログに 今年の日本の出生数は八十万人を下回って統計史上最少の七十七万人程度になる見込み。これは国の人口減少の試算を十年上回るハイペース。 と書いたが、今年はさらに減って七十万人台前半になる見込みだという。 日…

哲学したのは

ハイデガーの次は、ベルクソンに挑戦。 ハイデガーは、難解で抽象的という印象とは裏腹に、生々しいリアルな手触りを感じさせる哲学である。ベルクソンはどうか。 哲学の本を読むのは、利害関係の絡みつかない思考による精神の浄化作用でもある。 ベルクソン…

女右脳レノン

ひも理論 超ひも理論 相対性理論 声タダシ Lam ラムはアレイスター・クロウリーから連絡を受けた存在でした。 1918年、クロウリーはソロル・アヒサとして知られるロディ・マイナーと協力して、アルマラントラと呼ばれる性魔術の儀式を行った。 この作業によ…

命日に想う(時事ネタで申し訳ない)

元より彼は、はなから書き手を目指していたわけではない。新人賞に応募したこともないし、そも純文学一般には未だに何んの重きを置いてもいない。 したがってこれまでに同人雑誌に書いた三作は無論のこと、もしこれからも引き続き書く流れができたところで、…

『君の名は。』におけるハイデガー的問題

ジウォンさん、こんなに近くにいたなんて。 もし見かけたら正気を失うところだったので、この写真を拝ませてもらっただけで十二分に幸せです。 ある存在者が「自己」であると言えるためには、自分自身について物語る能力を持つ存在である必要がある、という…

Deathです

固有の死に向かって先駆しつつ自由であることは、偶然に押し寄せてくる諸可能性へと自らを失うことから解放してくれる。その結果として、追い越し得ない(死という)可能性の前に横たわっている現実の諸可能性がはじめて本来的に理解され、また選択されるの…

はいでがー

ハイデガー哲学についてまったく生煮えの感想をそのまま自分の頭の整理のために書く。 歴史に残る大哲学者というのは多かれ少なかれ従来の世界観や人間観を破壊し、認識の根本的な転換を引き起こすような哲学を構築しようとするものだ。 ニーチェ然り、ウィ…

存在について

ハイデガーの文章はまったく理解できないが、ハイデガーの考えていたこと(というより直観したこと)の大本になるアイディアはなんとなく分かる気がする。 だからもう少し付き合ってみたい。 リルケ「詩人について」より 漕ぎ手たちは私に向き合っていた 漕…

おもしろくてヤバい(飛べる)

週末に『アーレントとハイデッガー』を読み、ハイデッガーに興味を持ったので翌日『存在と時間』の解説本を2冊借りた。とても面白い。もっと抽象的な哲学だと思っていたが逆で、人間(現存在)の実存を扱う人間論であり人生論であり次元論・時間論でもある…