将棋を知らない人には伝わらないと思うが、詰将棋を齧ったことのある人ならこの面白さ分かってくれると思う。
今年の詰将棋解答選手権の問題で、詰将棋作家若島正氏の出題した作品は正解者ゼロだった。
恐ろしく難解な問題で、その難易度を若島氏は
30分で八冠
と冗談混じりに語っていたという。
これは当然藤井聡太八冠を意識した言葉で、よく新聞や雑誌に載っている詰将棋の
10分で初段
などの表現のパロディ?でもある。
今年はスケジュールの関係で詰将棋解答選手権に出場できなかった藤井聡太八冠が、今日のインタビューでこの問題に挑戦したかどうかを質問され、答えにくそうにしながらも、
30〜40分くらいかかった
と答えたことから、若島氏の見立て通りだったと話題になった。
天才は天才を知るというか、恐るべき殿上人同士の交わりというものを目の当たりにした気分である。