INSTANT KARMA

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アカシアの道

目下、夏川結衣に魂を抜かれているので、この際続けてしまおう。

しばらく前にケーブルテレビで放映していた夏川結衣主演の『アカシアの道』を録画していたDVDを久しぶりに見返してみた。

別れた夫との間の娘である夏川を憎んでいる母親がアルツハイマーに冒されていく様子を描いた重い作品で、最後は救いのようなものを見せて終わるのだが、全体のトーンは非常に暗く憂鬱である。 夏川結衣が絶えず映っているのでなければ、到底見続けられない。

2001年頃の撮影なので、彼女は今よりも若くシャープだ。 シリアスな役どころがとても似合う。まさに“薄幸系の女王”という感じ。 これと『菊亭八百善』とのギャップがまた女優としての魅力を増している。

次に見たいのは、ユースケ・サンタマリアと共演したNHKドラマ『結婚前夜』と、壊れた天然キャラがいかんなく発揮されているという隠れた傑作ドラマ『谷口六三商店』なのだが、どちらもパッケージ化されていないのが残念。再放送を待つしかないのか。