INSTANT KARMA

We All Shine On

好きな曲(AKB編)

よく知っている人には自明のことだし、よく知らない人には意外だと思うが、AKBグループの楽曲はとても質が高いと思う。 グループ全体では600曲を超える膨大な楽曲があり、量産されていると質も低下すると考えるのが普通のところ、あにはからんやアイドルソング、ポップソングとしてよくできた良曲が多い。

私の敬愛する日本を代表するポップソングライター、山下達郎氏は、AKBについて尋ねられて、「僕の人生には必要のない存在」と答えたらしいが、そんなこと言わないで、一度ちゃんと聞いてみて下さいな、と言いたくなる。 私が聞いたことがあるのは全体の数分の1にも満たないが、その中で特にいいなと思う曲をいくつか挙げてみたい。どれもファンにはおなじみの曲ですが、知らない人にもおすすめできる名曲ばかり。ナンバリングはつけても順不同です。

1 夜風の仕業    

柏木由紀のソロ曲。王道アイドル歌謡で、メロディーもいいし歌詞もよい。最後のあたりのハミングがチャームポイント。

2 クラスメイト   

AKBの歴代最初の劇場公演のセットリストより。夕暮れのような照明の中で歌われる切ない甘酸っぱい歌詞。日本的情緒も感じさせながら良質なアメリカンポップスを思わせる。   

「遠回りしてるのは 君が好きだから」のところでなぜか涙が出てきてしまう。   

今はいない中西里菜の歌っている映像を見ると特に。

3 愛しさのアクセル      

たかみなのソロ曲。彼女の生涯代表ナンバーになってもおかしくない。ステージではすごい衣装と派手な振り付けが売りだが、彼女の好きな中森明菜の現代版といった感じの楽曲。

4 枯れ葉のステーション      

松井玲奈のソロ曲で、メンバーのソロ曲の中でも1、2を争う人気曲。80年代アイドルが歌っても違和感なし。もともと松井玲奈のイメージにぴったりの楽曲だが、ステージ表現では見事に自分のものにしている。   

5 桜の木になろう      

このシングルが発売された直後に東日本大震災があったため、埋もれてしまった感のある名曲。前田敦子のパートが特にいい。記憶に残るPVは映画監督の是枝裕和氏が担当している。

6 青春と気づかないまま      

なんだか似た傾向の曲ばかりになってしまうが、これはこれでいい曲だ。『マジすか学園』は熱狂的ファンほどには好きになれないが、AKBらしいドラマだと思う。

7 日付変更線   

チームK 2nd Stage「青春ガールズ」』公演より。初めてイントロを聞いた時、なんてかっこいい曲なんだろうと思った。なぜか連想するのは、長いバカンスを取って海外へ行くために空港に向かう時のワクワク感。穏やかなトリップ感。

8 てもでもの涙   チームB 3rd Stage「パジャマドライブ」』公演より。これは2011年の「AKB紅白歌合戦」で松井珠理奈渡辺麻友が歌っているのを見てやられた。  

ってまだまだ続けられそうだがとりあえずここまで。