War Is Over

 if you want it

LOVE MAKES THE WORLD GO ROUND

この夏、将棋界が静かに揺れている。

棋士にとっては、将棋の普及活動も重要な仕事の一つだ。将棋というゲームの普及だけでなく、人気商売という側面もある棋士の人間的魅力のアピールも大切である。

今年羽生善治から名人位を奪取した佐藤天彦名人はじめ、若くて強い人気棋士は、最近はブログやツイッターのようなSNSを使って積極的にファンに向けて情報を発信している。

代表的なのが渡辺明竜王で、日々の対局やタイトル戦の激闘の合間を縫って、自身の対局の感想や将棋界のイベントなど情報発信に務める姿は頭が下がる。

渡辺竜王の妻、伊奈めぐみさんも、「妻の小言。」というブログを書いていて、夫である渡辺竜王の生態や棋士たちの面白エピソードを紹介する「将棋の渡辺くん」という人気マンガの作者でもある。

棋士と言うのは皆とんでもない天才的頭脳の持ち主なので、常人には理解の及ばない言動などがしばしば見受けられるケースが多い。純粋な勝負の世界に行きているが、世間一般のドロドロした邪気のようなものから免れたある種天然の魅力があるので、ウォッチングするといちいち面白くて仕方がない。

そんな感じで、将棋ファンにとっては、対局の様子を見たり(最近はニコ生のタイトル戦中継が充実していて嬉しい限り。叡王戦は言うまでもなく)、棋譜を眺めたりする以外に、棋士たちの生の声にツイッターなどを通して触れることができる径路もあって、一昔前と違って、楽しみ方の幅も広がっている。

かつては、新聞記者の書く観戦記や、「将棋世界」などの記事を読むくらいしか棋士のことを知る機会がなかったので、隔世の感がある。

そんな中で、この夏、衝撃的な出来事があった。

生けるレジェンド棋士羽生善治二冠の妻、元アイドル女優の畠田理恵さん(現羽生理恵さん)が、ツイッターで情報発信し始めたという噂が、将棋ファンの間を稲妻のように駆け巡った。

読んでみると確かに本人(羽生夫人)としか思えぬツイートが連投されている。

たくさんのペットに囲まれて、ウサギを熱心にかわいがっていたり、娘とポケモンGOに興じたり。奥さんの証言によれば、自宅でも突然、超集中モードに変わり、御飯時でも、旅行でも、思考が宇宙にスイッチすると、棋譜呪文を呟いてそれまでの会話は置き去りになるという。

「『お父さん…宇宙行ってるね』子供は、はあくまで父に優しい。」

歴史的人物であり、誰もが仰ぎ見る尊い存在である羽生先生の家庭でのプライベートな様子が垣間見える「情報公開」ぶりには、将棋ファンなら誰もが興奮と歓びを禁じ得ないと同時に、これまでタブー(禁忌)とされていた神秘のヴェールが剥がされていくことへの慄きというアンヴィヴァレントな感情を体験させられることにも相成ったのであった。

もちろんファンとしてはこの「情報公開」状態が続くことを望んでいる。

そしてそして、なんとなんと、今朝のスポーツ新聞には、羽生世代の英雄棋士の一人、郷田真隆王将(45)結婚という文字が躍った。

お相手は横浜市在住の一般女性(37)で、27日に都内の区役所に婚姻届を提出。

郷田は「楽しく過ごせる家庭をつくりたい」と喜びを語ったが、将棋界最後の大物独身の結婚に、女性ファンから悲鳴が聞こえてきそうだ。

女性とは4年前に知人らを交えた食事会で知り合い、お互い野球好きということから意気投合。

3年前からは交際に発展、静かに愛を育んできた。郷田は今年1月にタイトルホルダーとして迎えた「第65期王将戦7番勝負」を控えており、その直前に横浜・中華街の飲食店で「結婚しましょう」とプロポーズ。 婚約指輪は郷田の母・敦子さんが、未来のお嫁さんのためにと用意していたダイヤの指輪を渡したという。挙式・披露宴は未定。女性は笑顔が素敵な癒やし系だといい、郷田によると「元AKBの大島優子似」という。

近年では三浦弘行九段や阿久津主税八段の結婚もあり、これでもか、というくらいの慶事ラッシュ。女性ファンにとっては複雑な気分もあるかもしれないが、なんともおめでたい限りである。

ちなみに最近は女流棋士にも美人がたくさんいて、男性ファンにとっては眼福にもなっているのであった。頭が良くて将棋が強くて美人で性格もよくて、これ以上の存在が地上に存在するでしょうか? しかも集団で。なんということでしょう。

以上