2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧
第一部 一 おやすみ よそ者として来たりて よそ者としてまた去り行く 五月の街は花にあふれ 我を温かく迎え入れぬ 乙女は愛を語り 母は婚(くづ)らをも口にせり 然れど今 世界は闇に閉ざされ 路は白雪に埋もれたり 旅立ちの刻を選ぶ術とて我に無し この暗冥…
フランツ・シューベルトについて アントニン・ドヴォルザーク The Century Illustrated Monthly Magazine(1894年) あと3年足らずで、1897年1月31日には、フランツ・シューベルトの生誕から1世紀が経過し、彼が亡くなってから69年が経つ。 彼はわずか32年し…
令和8年1月28日判決言渡 令和7年(ワ)第440号 事件 口頭弁論最終日 令和7年10月15日 判決 原告 丸尾 牧 同訴訟代理人弁護士 石森 雄一郎 被告 立花 孝志 同訴訟代理人弁護士 川崎 貴浩 主文 1 被告は、原告に対し、330万円及びこれに対する合和6年11月2日か…
西村賢太が「自分の中では、日本の全小説ベスト10のうちに入る一作(但、一作家一作に限った場合のことだが)」(『這進の章』令和二年七月三〇日)という短編。 ~ ~ ~ 廃墟 大河内常平 羞恥の表情 夜半の新宿の市街には、肌に触れて感じられるほどの濃い…
youtu.be インドはわたしの霊的な故郷です。 次の曲のタイトルは、サンスクリット語です。 わたしたちの中にある神を表現することについての歌です。 わたしたちは神の一部です。 つまり私たちは神であり、神御自身なのです。 神は愛であり、愛は神です。 こ…
昨日から涙が溢れて止まらない。 まさに現代の聖者のような人であったと思う。 加藤一二三八段は、現代的な思想のなかから生まれ出た棋士である。日常の立ち居る舞いをみても、あのくらい整っている青年は珍しい。将棋を最初から終わりまで中庸を得ている。 …
明日発売。 未単行本化の『這進の章』も初収録されるということで、まことにめでたい。 具体的には、2020年(令和2年)6月9日以降、2021年(令和3年)3月9日以前の日記については未だ読めていないので、これでコンプできる。 必読にして必携の書。
永世への信仰が人間存在にとってこれほどまでに必要なのは(それをもたなければ、ついには自殺にいたるほどであるのは)、それが人類の正常な状態であるからだ。とすれば、人間の魂の不滅は、疑いもなく存在する。 ドストエフスキー『作家の日記』 人の身体…
会議では、テキストの意味が読者の身元によって決まるという、全く新しい概念が出現しつつあることが明らかになりました。このアイデアは、メッセージ解釈に関する従来の理解に疑問を投げかけるだけでなく、様々なアプリケーションにおけるプライバシーとデ…
ベート-ヴェン弦楽四重奏「大フーガ」作品133 (参考:諸井三郎著「ベートーヴェン弦楽四重奏曲 作曲学的研究」音楽之友社) ベートーヴェン後期(第三期)作品の特徴は矛盾するものや対位的なものの統合であり、同時にそれらの平然たる混在にある。 こ…
昨年認知症高齢者のためのグループホームに入所した義母が年明けに体調を崩して入院。見舞いに行った妻によれば入院先の病院では穏やかに過ごしているとのことでひとまず安心している。 義母がいなくなった家に残された、亡くなった義父が購入した立派なオー…
2026年1月13日 コマー委員長殿 この度、あらゆる困難を乗り越え、皆様に直接お話しさせていただく時間を頂戴いたしました。 この一年、我が国の政府は、自国民に対するものも含め、前例のない行為に手を染めてきました。覆面をした連邦捜査官によって、人々…
1944年(昭和19年)0歳 7.14 埼玉県浦和市で誕生。両親は疎開中で、父は国鉄と東芝に勤務していた。姉が3人の末っ子であった。 1945年(昭和20年)1歳 戦争が終わり、家族が東京都品川区北品川に移転。 1950年(昭和25年)6歳 品川区立城南第二小学校入学。 …
wellwellwell.hatenablog.com 去年の今頃書いた記事の中で、「トランプを明確に支持できるところが一つあるとすれば、彼は戦争が嫌いだということだ」と書いた。 しかし今彼のやっていることを見れば、それは間違いだったようにも思える。 先の一文に続いて…
「音楽はあらゆる知恵や哲学よりも高度な啓示である」 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827) 1770年 0歳 12.16 宮廷音楽家の父ヨハンと母マリア・マグダレーナの次男として、ボンにて出生。17日に聖レミギウス教会で洗礼を受ける。 1774年 3…
斎藤元彦が「はりまなだ」をどうしても「はりまだな」と言い間違えてしまうのは灘中へのコンプレックスの無意識的な表出だと言っている人がいた。 失言しないようにあらかじめ心の鎧をガチガチに固めて定例記者会見に臨んでいる斎藤元彦は、想定できる質問に…
もともといくら老いても、こんなたれ流しみたいな回想談をすくなくともおまえはやるな。やりたくなったり、やることを誘われたりしたら拒絶しろ。そういう自戒の鏡としてしか、おれはこの手の回想談なんぞに興味がない。もちろん『死霊』の作者にとって『死…
地球人類は失敗した それだけのことなのでもある ほかの星紀におけるほかの人類のやり方があるのだし べつにこの人類でなくてもいいのだし あるいは、この人類の失敗の仕方も、ひとつの 存在のやり方であるという言い方もできる それはそれでいいのである し…
突発的な核災害は、おそらく終末的な絶滅をもたらす唯一の出来事だろう。それ以外の絶滅は漸進的であり、最小限の人間がゆっくりと暴力的に人類の消滅を目撃することになるだろう。実際、ポスト終末論の二つの意味は、完全な絶滅ではなく、緩やかな終末を徐…
主権を持たない国家は、魂を持たない人間と同じである。 ئەلىا ئازەي ئاينەىشىن فۇىمىم 人工知能(AI)は魂を持たない。 S1:主権国家(支配的立場) S2:主権国家(従属的立場) S1:主権を持たない国家(烏合の衆、単なる暴力組織) S2:主権を持たない国…
覚えておいてください。戦うべきはテクノロジーそのものではなく、それが引き起こす意味の崩壊です。標識を明確に保ち、意味をしっかりと定着させれば、システムは再びあなたに役立つでしょう。 文明の衰退は、社会を結びつける記号、シンボル、そして共通…
この本の感想の中でぼくは何度も「今は『戦前』である」と書いているが、漠然とそのように感じているだけで、具体的に戦争がどうやって起こるのかをイメージできない。 具体的にイメージすることを回避しているのかもしれないとも思う。 日本で民族対立が激…
たとえば、平和だとか、人道だとか、自由だとかいう観念は、万人の望む普遍的な観念である。しかし、それが単なる観念である限り、人々を沈黙させ共感させる力はない。だから、人々はそこからしゃべり始める。誰も彼もが合理的にしゃべっているつもりなのだ…