INSTANT KARMA

We All Shine On

蜂熊対談Z

ハチ:ようクマさん、久しぶり。最近どうよ?

クマ:充実しまくりだよ! 毎日なんらかのネタが投下されるものだから、このブログも、すっかり能年玲奈a.k.aのんファンブログと化しつつあるYO!

ハチ:毎日お気に入りのタレントの情報を追っかけて幸せなんて、気楽なご身分だねえ。こちとらトランプの暴言のせいで商売上がったりになるんじゃないかと毎日ヒヤヒヤしてるんだから。

クマ:一体何の商売してるんだよ?

ハチ:それはそうと、お前のお気に入りののんちゃんに、女優の仕事は入りそうなの?

クマ:いきなり核心を突くじゃねえか。昨日は久慈市の交流パーティーに参加して会場を至福感に浸させたり、18日には「この世界の片隅に」の広島凱旋舞台挨拶に出席したり、ヨコハマ映画祭キネマ旬報をはじめ授賞式もあるし、休む暇もない大忙しだよ!

ハチ:でも、それって女優としての仕事じゃないよね?

クマ:某掲示板のアンチみたいなこと言うなよ! のんは「創作あーちすと」なんだから、女優はその一環なの! 彼女は生き様そのものが表現なの! 2月には岩手朝日放送開局20周年記念番組で「賢治文学」と「クラシック音楽」をテーマにナビゲーターを勤めるらしいぞ!

ハチ:そうムキになりなさんな。

クマ:のんさんはのんさんの道を着々と歩んでるんだよ。

ハチ:でも演技の仕事もそろそろ見たいんじゃないの?

クマ:これからどんな作品に出るのか、あれこれ思いを巡らすのもファンの楽しみってもんよ。

ハチ:とりあえず一人芝居から始めてみるってのはどうだ?

クマ:桃井かおりさんの「火 Hee」みたいに?

ハチ:大人の事情による共演NGの心配をする必要もないし。

クマ:でも、桃井さんみたいな凄みのある役どころや狂気を演じるのはまだ早い気がするし、そういうのはファンも望んでないと思うよ。かといって独り芝居でコメディというのも・・・

ハチ:それじゃ「ワルイちゃん劇場」だろ。

クマ:のんさんの演技は巧い役者との掛け合いの中で輝くんだよね。「あまちゃん」の演技があれほどよかったのは、周りの役者の演技に助けられて一層際立ったところもあると思う。同じことは「この世界の片隅に」についても言えるね。

ハチ:お膳立てがあって、その上で輝く「最後のピース」ってわけか。

クマ:うまくハマれば、周囲のすべてを圧倒するほどの輝きを見せる。そういう作品に出会うのはそうあることじゃないから、多くの作品に出過ぎないことは、のんさんのためにはいいような気もする。

ハチ:まるで大女優か大御所みたいな贅沢なご意見ですなあ。

クマ:キョンキョンと二人芝居ってのはどう?

ハチ:シアターコクーンとかでやると似合いそうだな。

クマ:設定は母と娘でもいいし、年上の女優と若手女優でもよし。緊張気味のぎこちない雰囲気から始まって、次第に共感が生まれて、笑いあり、涙あり・・・

ハチ:宮本信子さんも入れて三人芝居にすれば?

クマ:脚本は宮藤官九郎

ハチ:それじゃ「あまちゃん2」だろ。のんちゃんはやりたいかもしれんけど。進歩が無いよ。

クマ:じゃあ、渡辺えりさん作で。木野花さんと一緒に。

ハチ:それじゃ『鯨よ!私の手に乗れ』だろ。映画女優をやってほしいんじゃなかったのかい?

クマ:おいらとしては大林宣彦監督の映画に出てほしいんだよ。彼女を主役にして「尾道三部作」みたいなジュヴナイル・ファンタジーの名作を撮るには、二人の年齢的にもギリギリのような気がするから。

ハチ:山田洋次監督で吉永小百合さんと共演するってのは?

クマ:映画の出来がどうなるかはともかく、実現すれば伝説的な作品になるね。

ハチ:夢のような話はこれくらいにして、そろそろオチをつけないと。

クマ:じゃあ、「のんさんの女優としての代表作」とかけて、「すずさんの作品」とかけます。

ハチ:その心は?

クマ:つぎのもんぺ(次のもん=NEXT ONE/ツギハギのモンペ)!

ハチ:もう止めようか、このシリーズ・・・