INSTANT KARMA

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悪魔の右足

今朝凄く嫌なリアルな夢を見た。

中身は書きたくないが、たぶん昨日見たハマスのテロリストたちの動画が意識に残っていたのが出てきたのだと思う。

【黒柳徹子さんスペシャルインタビュー】「平和のために私たちができることって何ですか?」浜島直子さんが聞く | LEE (hpplus.jp)

浜島 戦争をテレビやネットのニュースなどで見ていると、当時の日本のように子どもたちが悲惨な目にあっていて、本当に胸が痛いです。

うちの息子も「大人はケンカしちゃいけないって言うくせに、どうして戦争してるの?」って言うんですね。親としても普段言っていることと矛盾してるから答えに困ってしまって。黒柳さんだったら、子どもに何て答えますか?

黒柳 戦争をするのは、それは「愛が足りないからよ」と答えますね。例えば子どもがバレリーナになりたいという夢を持っていたとしても、戦争になったらそんなものは一瞬で粉々になります。大切な家族が死んじゃうかもしれないし、大好きな友達と二度と会えなくなるかもしれない。誰かを本当に愛したことがあったら、そんなこと、絶対嫌だと思うもの。

浜島 なるほど、自分の大事なものに置き換えて想像させると、子どももわかりやすいですね。

黒柳 そう思うわ。かわいがっている犬が撃たれたら悲しいでしょう?大切な犬を守るため、愛するものを守るためには、絶対戦争はしてはいけないってことです。

 

黒柳 でも、あの頃は「戦争反対」なんてこと、誰も言えませんでした。社会全体が戦争に傾いていったとき、「戦争はしないほうがいい」って声を上げるのは難しいんです。もし言ったら、牢屋に入れられて、拷問を受けたりして。「みんな仲よく暮らしたほうがいい」って言っただけで捕まった方もいらっしゃいましたから。

浜島 自分のやりたいことや自分の気持ちより、すべてがお国のため。お国優先ってことですね。

黒柳 嫌よね、そんなの。でも、今だって、だんだんそういう雰囲気になりつつあるでしょう? 「戦争は嫌です」って大声で言えない雰囲気になってきているもの。どんな状況になっても、「戦争反対」って、自由に言える社会でないとダメだと思います。

浜島 本当にそうですね。黒柳さん自身も、スルメ欲しさに兵隊さんの出征を見送ったことを後悔していると著書にありました。

黒柳 当時は兵隊さんの出征を日の丸の旗を振って見送ると、スルメの足が一本もらえたの。とっても細い足だったけれど、私はおなかがすいてたから、みんなが駅で「万歳!」ってやってると、すごい勢いで走っていって一緒に旗を振って、スルメをもらっていたわけ。

でも、戦争が終わった後に、私、いけないことしたなって。「あんな小さい子どもが応援してるから、頑張って戦おう」と思って戦死した人がいたとしたら、それは私の責任だから、私も戦争に加担したんじゃないかって、とても後悔しました。

浜島 自分たちも知らず知らずのうちに戦争に加担してしまうことがあるということですね。

黒柳 以前、『徹子の部屋』に俳優の芦田伸介さんが出演されたとき、「無力の罪」ということをおっしゃっていました。

国家という巨大な力の前では、自分たちは無力だったけれど、抵抗できなかった自分たちにも何かしらの責任があるのではないかって。私も戦争に行く人を「万歳! 万歳!」と見送りすべきじゃなかった。それはやはり無責任だったと思います。

だけど、あるとき、この話をトーク番組でしたら、番組宛てに手紙がきたんです。「私は戦争に行って何もかも失って、戦争や国家を恨みながら戦後を生きてきた。でも、あなたが小学生だった頃の些細な出来事に戦争責任を感じていたと聞いて、自分の中の恨みがすっと消えていくのを感じた。あなたのおかげで自分の中の戦争を終わらせることができた」って。それで私も少しだけ胸のつかえが軽くなりました。

浜島 とても重い話ですね。戦争がみんなの心に大きな傷跡を残したことがよくわかりました。

女優の黒柳徹子(90)が10月3日、都内で著書「続 窓ぎわのトットちゃん」(講談社の発売記念会見を行った。ユニークな幼少期をつづり世界中で2500万部を超える大ベストセラー自伝の42年ぶりの続編。オファーされていたが「ぼんやりしてるうちに42年たってしまった」と照れ笑いし、ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに執筆したと明かした。

「ただ、やっぱり戦争のときは嫌だったな、と。今度はウクライナのことがあったのが1番大きいきっかけ」とし、「子供にとってなにが嫌かといえば自由じゃないこと。なにをやってはいけないと、逃げまどったあの戦争のことを思い出すのも嫌だったんですけどそのことも考えて、続きを書こうと思ったわけです」と執筆の経緯を振り返った。

 

黒柳徹子といえば、桑田佳祐の結婚式で号泣して「実の母親では?」と疑われたとか、生前のジャニー喜多川と親しく、「ジャニーの家内です」と周囲に冗談交じりに話していたとか言う話を昔「噂の真相」で読んだ記憶があるが、こないだの会見で生前のジャニー喜多川との関係について訊ねる勇気は望月記者さえも持っていないだろう。

 

僕の見た夢は、あるK-POPのコンサートが大惨事になるというものだったのが、その惨事が起こる直前に、歌っている歌手の「右足の靴が脱げる」場面がやけにリアルだったのだ。

 

今のジャニーズ騒ぎとかコロナ禍とか増税とかがすべてどうでもよくなるような事態が迫っているのでなければいいのだが。

 

追記:

今朝これを書いた後、イスラエルで音楽祭がハマスの襲撃に遭ったというニュースを見て余計に嫌な気分になった。