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タイトル戦20連覇

第73期ALSOK杯王将戦七番勝負の第4局は藤井聡太王将が挑戦者の菅井竜也八段を降し、開幕4連勝で3連覇を達成するとともに、大山康晴十五世名人を抜いてタイトル戦の連覇記録を歴代単独1位となる「20連覇」の大台に乗せた。

八冠になってからますます強くなっている感のある藤井聡太竜王名人王将王位王座棋聖棋王叡王である。

王将戦の防衛を早々に決めたことで、5年ぶりに開催される詰将棋選手権チャンピオン戦にエントリーすることが可能になった。

こういうところも含めて、つくづく「持ってる男」だなあと思う。

2012年の詰将棋選手権。手前が斎藤慎太郎先生、奥が9歳の八冠。

今期王将戦で涙を呑んだ挑戦者の菅井八段

21歳にして既に絶対王者の貫禄を見せる藤井聡太八冠

なんというか、我々が今見ているのは将棋神の顕現にほかならない。

将棋ファンなら誰もが生きている間に目に焼き付けておくしかない。

単に強いのではない。尊い。それ以外の言葉がない(語彙力)。

 

そしてなんと明後日2月10日朝日杯の準決勝(糸谷八段戦)が待っている。

これに勝てば、同日に行われる決勝で戦い、勝てば優勝。

えげつないスケジュールだな、と思うが、今の藤井聡太の辞書にに不可能の文字はない。そんな気がする。