念願かなって、『橋を渡ったら泣け』観に行きました。
以下激しくネタバレ。
久々に見た生奥菜さんは、めちゃくちゃ魅力的だった。
こんなに魅力的なら、身の危険を感じるのも無理はない。
単に顔のことだけじゃなくて、性格とか雰囲気とか・・・
「かわいさはクラスでダントツ」のセリフも、中途半端な子が言うと苦笑や反発を誘うだけだが、奥菜さんにあんなにつるんと言われると、どんな女性でも笑うしかないだろう。
この芝居は以前にも上演されたことがあるようだが、脚本は奥菜さんの見せ場を作るために変えられたりしたのだろうか。笑いの見せ場と泣きの見せ場がそれぞれ1回づつあった。
笑いのほうは、「レズじゃないから」と繰り返しながら大倉孝二に迫る場面。
爆笑というより、可愛さ余ってニヤニヤ笑いがこぼれてしまう(やらしい?)。
泣きのほうは、その大倉孝二が去ってしまったという現実をどう受け止めていいやらカンズメを開けながら涙がこぼれてこぼれて仕様がない・・・という場面。
見ていて不覚にも泣いてしまった。
決して巧い演技じゃないんだけど、なぜかビンビン伝わるんだよなあ。あのへんのセリフは奥菜さん自身の内面とも被るんじゃないだろうか、なんて考えてしまった。
さて、芝居そのものも、面白かったです。
閉ざされた世界での人間模様や権力の醜さなんてものも、過度に重くならずに考えさせる。
ハッピーエンド的な終わり方もそれはそれでよし。
八嶋智人がやっぱり光っていたなあ。旬の男という感じがする。
久々の観劇でリフレッシュできました。