INSTANT KARMA

We All Shine On

かざあな鳥居みゆき

昨夜のロンハーについては、一般視聴者の感想が気になったので、ブログ検索等で反応を探ってみた。

ざっと見て、面白かった、可愛かった、好きになったといった肯定的な反応が7割方を占め、最後のドッキリはいじめのようで可哀相だったという意見と、つまらなかったという意見がいずれも1〜2割といったところか。精神病を演じるかのような鳥居みゆきの言動に不快感を覚えたという意見や、障害者をテレビに出すなといった類いの意見は、僕の見た限りではほとんどなかったと思う。

視聴率に関しては、先週のSP企画が12.8%だったのに対し、昨夜は13.7%。元々高視聴率番組と言われる同番組の平均視聴率を上回る数字を挙げている。最近のバラエティが軒並み苦戦している中にあって、事実上鳥居みゆき一人で叩き出したものとして、特筆すべき現象といえるだろう。

これらが全面的に依拠してよい根拠かどうかはともかく、今の鳥居みゆきの人気と勢いは地上波においてもある程度客観的な形で示されたといえる。

「ロンハー」がこのような形でパンドラの箱を開けたことによって、今後、さまざまな工夫を凝らして彼女をフューチャーするテレビ番組はますます増えていくと考えられる。

しかし、そのことが彼女自身にとって、また日本の芸能史にとって、あるいは僕たちのようなファンにとって、よいことなのかどうかは、まだ僕には分からない。

ただ言えるのは、もはや地上波においても鳥居みゆきの存在を無視することは誰にもできなくなったということだ。大物芸人たちによって閉塞し切っていたお笑いの世界に、鳥居みゆきはひとつの風穴を開けることに成功した。

しかも、彼女のポテンシャルはまだ完全に発揮されていない。

今後がますます楽しみである。