INSTANT KARMA

We All Shine On

プロフェッショナル

MHKに引き続き昨夜放映された「NHK仕事の流儀 プロフェッショナル松本人志」を見た。

MHKについてはまたゆっくり感想を書きたい。ただなんとなくネットを見ていたら、思ったより厳しい感想が多いのが目についた。これは、松本氏が20年にわたって大衆に施してきた「笑いの教育」の皮肉な逆作用なんだろうなという気がする。

「プロフェッショナル」については、天下のNHKが時間枠を延長してまで大特集した割には、これまでの松本人志のイメージをなぞるような内容に終わってしまった感がある。

舞台裏の貴重な映像は満載なのに、今一歩踏み込みが足りていない。松本からの興味深い発言を引き出すための工夫があまりなく、制作側が神経質な松本のペースに合わせて、彼が自分から真情を吐露するのを待っていたようだ。唯一垣間見えたのが、相方の浜田についての「弔辞を読んでほしい」というくだり。これも見ようによっては松本からのリップサービスに思えなくもない。

もっとも、米朝と枝雀の落語を比較して研究していたり、メイクは全部自分でやっていたり、僕の知らなかった側面が見れたのは個人的に興味深かった。