岡村靖幸の新曲『彼氏になって優しくなって』に
「でも絶対常識の範囲内でね」
というリリックがあって、岡村ちゃんのこれまでの歴史を知っている人にはニヤッとできる意味が込められていたりするのだが、たぶんシェークスピアの戯曲にも、当時の人が聞いたらニヤッとするような意味深な台詞がいっぱいあったのだろうなという気がする。
そういうのは、後世の読者には分からなかったりするのだ。
図書館で借りた『ハムレットの謎』(田中重弘著、講談社)という本を読んでいると、そういう雰囲気の一端が伝わってくる。この本はもう絶版で書店では手に入らない。
昨日のオフィーリアの記事はこの本の解釈を参考にした。