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解散の真実

今、『ザ・ビートルズ解散の真実』(ピーター・ドゲット著)という本を読み始めているのだが、日本の某国民的アイドルグループも解散するのしないので揉めているとか。

 

日本のショービジネスの世界は、基本的に大手芸能事務所が牛耳っていて、彼らほどのビッグなタレントでさえ、円満でない形で事務所を独立すれば干されてしまうというのが現実のようだ。

 

最近では能年玲奈が記憶に新しい。(乞復活!)

 

海外のショービジネスには詳しくないが、基本的に芸能事務所というのはタレントが自分をマネージメントさせるために作るもので、事務所に雇われているスーパースターというのはあまりいないのではないか。

 

ビートルズが、ブライアン・エプスタインを失ってから作った「アップル」という会社は、マネージメントだけでなく、いろんなことに手を出し過ぎて、しかもまったく地に足がついていなかったために大失敗し、解散へとつながるのだが、それは自業自得という物で、今回のスマップのように大手事務所の派閥争いにタレントが巻き添えを食らうというパターンとは違う。

 

キムタクが事務所に恩義を感じて独立を思いとどまったとか言う話もあるようだが(まったく別の話もあるようで真偽のほどは不明)、ここで「義理」とか「人情」とか言う話になるのがまた日本的だなあと思う。

 

いっそ独立したSMAPのメンバーがいろんな場所で大活躍して芸能界の慣行を変えてくれれば面白いと思うのだが、そこまでは期待できないか。

 

こういう日本的慣行(タレントにとっては奴隷的拘束を強いられる束縛でしかない)がなくならないのは、事務所の責任ではなく、タレントを発注する側の問題である。

いいタレント(女優)なら引き上げとかバーターとか気にせずに堂々と使えばいいじゃないか。

 

それにしても、北川景子の結婚はつくづくこれしかないドンズバのタイミングだったよなあ。日ごろの行いの良さがこう言うところに現れるのかな、なんて思ったりもする。