War Is Over

 if you want it

Mr.Hassy

先週の木曜日(22日)の夜に、ハッシーこと引退棋士の橋本TAKANORIがYouTubeでガーシーばりの暴露ライブをやった。

「俺がこれを言ったら将棋界が終わる」などと予告していたので、生配信をかぶりつきで見たのだが、期待にたがわず、とはいかず、どうってことのない内容であった。

自分が直接経験したことだけを語ると言いながら結局憶測だらけで、

直接証言と言いうるのは、

最初のAI対局の経緯、電王戦のときに米長から電話がきたこと(橋本の著書「棋士の一分」で公表済み)

三浦九段が控室でスマホを見ていたという噂を奨励会員から聞いたこと

連盟に呼び出された日に当事者たちや理事たちが慌ててるのを見たこと、

報道の日に「一億パーセント黒」とツイートしたこと(当時はスタッフが勝手に投稿したと言っていた)

三者委員会に呼び出され、奨励会員から聞いた噂について話したこと

報告書発表後に身の危険を感じて三浦九段の弁護士に連絡を取り謝罪に行ったこと

あとは全部憶測と独自の見解のみ。

真相の暴露というには程遠く、全棋士にとって迷惑千万な蒸し返しにすぎなかったのが残念であった。

 

客観的事実とは関係なく、橋本自身の意見として、騒動の時に羽生九段(当時三冠)が「疑わしきは罰せず」とツイートしたことを「渡辺竜王の梯子を外した」「自己防衛に走った」などと言って批判しており、羽生九段に対して不信感を持っているようであった。

しかし橋本の羽生への批判には正直失望した。橋本は、羽生は強いとは思わないが、狂気のようなオーラがあってそれに狂わされるというようなことを言っていた。

2008年6月19日の王位戦挑戦者決定戦という、タイトル挑戦のかかった大一番で、橋本は不甲斐ない将棋で羽生に負けているが、あれも羽生の狂気のオーラとやらに圧倒されたというつもりだろうか。

また橋本は羽生が周囲の棋士たちに壁を作っており、自宅に呼ばれた棋士を聞いたことがないとも言っていたが、羽生宅に研究会で出入りしてる棋士はたくさんおり、橋本が一方的に壁を感じてるだけと思われる。

また「自己防衛」との批判も当たらない。渡辺が文春に記事を書かせ、羽生はそれに利用されるかたちとなったという経緯を無視している。不当に影響力を利用されそうになったのに抗うのは正当な自己防衛である。

ようは憶測と伝聞と独自の見解だけの期待外れのライブであったが、最近の綺麗ごとばかりのように思われる将棋界の裏にある生々しい話(それも何年も昔のことだが)が聞けたのはよかった。

特に金の話にはリアリティがあり、自分が故大内九段と元棋士(?)の飯田氏に頼まれてAIと対局したときには一銭ももらわなかったのに、渡辺明がボナンザと対局した時には一千万円もらっているとか、その後の清水女流は600万、米長は800万もらったとか、ソフト騒動で三浦九段に支払われた賠償金は5000万円で、連盟と渡辺が折半したとかいう話をしていた。

 

メンタルの不調からまだ完全に立ち直っていないようにも見えたので(まだ薬を服用しているらしい)、自分の健康を第一に考えるのがいいと思う。

毎日更新している将棋講座はとてもためになるので、これからも続けてほしい。