INSTANT KARMA

We All Shine On

「違いの分かる男」は令和的に不適切でないといえるか?

若い頃に読んだはずだが完全に中身を忘れている本を読み返す。

マックス・ウェーバー『プロ倫』『職業としての学問』『職業としての政治』

 

『職業としての学問』:「大学教師に学問以外のことを期待するな」以上。

『職業としての政治』:政治家とは、やりたくてやるもんじゃなくて、どうしても引き受けざるを得なくなって天職(Beruf)としてやる人のこと。それは悪魔との取引を受けれいることでもある。

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』:近代資本主義はプロテスタントの宗教的エートスから生まれた。つまりルターの宗教改革により天の王国に至る為の宗教的実践が世俗的生活の中での倫理規範となったことによって禁欲的な富の蓄積と継続的な投下資本という近代資本主義の本質となる現象が生じた。

これじゃ読んだことにならないか。

マックス・ウェーバー1920年に56歳で死んでいる。

ナチスの台頭前夜である。ハイデガーが「存在と時間」を書く直前である。

幸いだったと言うべきなのだろうか。

しかし高校の時に「カルヴァニズム」の「予定説」について聞いたときには、こんな不合理な思想がどうして受け入れられたのか理解に苦しんだものだが、実はとてつもなく深い智恵なのではないかと思うようになってきている。

親鸞の思想にも通じる。親鸞のはすぐに深みを失って堕落したが。

わかるかなーわかんねーだろうな。なんてギャグもあったね。