彼(徳田秋声)の作品はよく無道徳・無思想と言われ、フィロソフィーがないと言われたが、無為・無道徳に徹するところにかえって「道」を見出そうとする東洋古来の考えが、彼の思想であり、道徳であったとも言えよう。
ある禅僧が、精神分析をやっている人に、
「精神分析なんて何の役にも立たん。自我というのは記憶と思考のカタマリで、ゴミの山のようなものだ。ゴミをいちいち分析するのではなくて、丸ごと捨ててしまえ」
と言ったら、その人は、
「私はゴミを分析することに歓びを覚えるのです」と答えた。
どっちに共感しますか。ぼくは以前は前者(禅者)でしたが今は後者(巧者)です。これからどうなるかは、わかりません。
先日、渋谷の中央図書館に行ったら、建物の前に「生長の家」の本部があって、ナチスのマークみたいなのが掲げられているのを見てドキっとしました。
地下駐車場からでっかい外車が出て来ました。
生長の家の教祖の谷口雅春(本名:正治)は、戦前に禅僧が、若者は戦場に行って天皇陛下のために死ぬべきだと絶叫していたのを、戦後になっても絶叫していた。
そんな谷口を信奉する「日本会議」に支えられていた自民党の政治家が、同時に、ここに書くこともおぞましい反日思想を唱える「統一教会」にも支えられていたというのだから、この世はまさにブラックマター。
You Don't Know What Love Is
music by Gene De Paul / words by Don Raye
あなたは恋とは何かを知らない
You don't know what love is
ブルーズの意味を学ぶまでは
Until you've learned the meaning of the blues
失うことが必定の相手に恋をするまでは
Until you've loved a love you've had to lose
あなたは恋を知っているとはいえない
You don't know what love is
あなたは唇がどんなふうに痛むかを知らない
You don't know how lips hurt
その代償を払わねばならない口づけをするまでは
Until you've kissed and had to pay the cost
胸をときめかせそして失ったことがないのなら
Until you've flipped your heart and you have lost
あなたは恋を知ってはいない
You don't know what love is
虚ろな胸がどんな風に感じるか知っていますか
Do you know how lost heart feels
想い出を振り返るときに?
At the thought of reminiscing?
唇は涙の味がして
And how lips that taste of tears
口づけの味を失わせる
Lose their taste for kissing
あなたはどんな風に胸が焦がれるかを知らない
You don't know how hearts burn
生きることができないのに決して死ぬこともない恋のために
For love that cannot live yet never dies
眠れないまま夜明けが来るのを繰り返すまで
Until you've faced each dawn with sleepless eyes
あなたは恋を知ってはいない
You don't know what love is
Mood Indigo
Duke Ellington Lyrics by Irving Mills
君はブルーなんかじゃないさ、絶対にちがう
You ain't been blue; no, no, no
君がブルーなはずがない
You ain't been blue
本当のブルーは、インディゴ・ブルーなんだ
Till you've had that mood indigo
その感覚は靴の底にまで忍び込んできて
That feelin' goes stealin' down to my shoes
俺は座って溜息をつきながら「でていけ、ブルーズめ」と言うんだ
While I sit and sigh, "Go 'long blues"
俺はいつだってインディゴなムードを抱えてる
Always get that mood indigo,
あの娘が俺にさよならを告げてからずっと
Since my baby said goodbye.
夜になって灯が沈むと
In the evenin' when the lights are low,
俺は孤独で泣きそうになるんだ
I feel so lonesome that I could cry.
だって誰も俺のことなんか構っちゃいない
'Cause there's nobody who cares about me,
ただのブルーよりもっとブルーな、哀れな愚か者
I'm just a poor soul that's bluer than blue can be.
俺はこのインディゴ・ブルーのムードになるとき
When I get that mood indigo,
横になって死にたいと思うんだ
I could lay me down and die.
おまえがブルーだなんてとんでもない
You ain't never been blue; no, no, no,
おまえは全然ブルーなんかじゃない
You ain't never been blue,
本当のブルーってのは、インディゴ・ブルーなんだ
Till you've had that mood indigo.
その感覚は俺の靴の底まで忍び込んできて
That feelin' goes stealin' down to my shoes
俺は座って溜息をついて、「あっちに行っちまえ、ブルーズめ」と言うんだ
While I still sit here and sigh, "Go 'long blues".