War Is Over

 if you want it

スピリチュアル

藤井風問題(?)について

昨日の記事に引き続き、まだ書ききれなかったと思われる部分があるので自分の中でスッキリするまで続けて書く。完全に個人的見解なのでこれが正しい見方であるなどと主張する気は毛頭ない。 藤井風のファンで、彼のアルバムタイトルがサイババの言葉であるこ…

Out of Joint

The time is out of joint: O cursed spite,That ever I was born to set it right! この世のたがが外れている。ああ、無念至極だ、それを正すために生まれてきたとは。 「ハムレット」 昨日の朝、ドアを開けて外に出たら、ゴミを出すのに使っているポリバケ…

トリビア

彼(徳田秋声)の作品はよく無道徳・無思想と言われ、フィロソフィーがないと言われたが、無為・無道徳に徹するところにかえって「道」を見出そうとする東洋古来の考えが、彼の思想であり、道徳であったとも言えよう。 山本健吉「日本現代文学全集」「作品解…

サン・ラーは教祖(グル)か?

サン・ラーの伝記にも名前が出てくるジーン・トゥーマー(Jean Toomer 1894-1967)というアメリカの黒人作家は、グルジア出身のオカルティスト、神秘思想家で、東洋の〈グルイズム〉の元祖のような存在であるG.I.グルジェフ(1866-1949)に傾倒した時期があ…

A Love Supreme

大学で孤独にスピリチュアルにハマっていた頃、一時的に世俗的な音楽を受け付けなくなって、クラシックばかり聴いていた時期があった。バッハとかモーツアルトのミサ曲とか、ベートーベンの後期弦楽四重奏などを集中的に聴いていた。 そういう時に、ジャズで…

仰臥雑録

明け方に目が覚めて目が冴えて眠れず、横になりながら社会人一年目の頃を漫然と思い出していた。右も左も分からず、何の仕事をしていいのかもわからず、心を開いて話せる友人も職場におらず(同期の何人かとはたまに話すことがあったが)、毎日早く帰ること…

ぼくと統一教会とか

人目を引き付けるためにわざと物騒なタイトルにしてみたが、中身はたいしたことありませんので読んでから「騙された」といって怒らないでください。怒りそうな人はわざわざ貴重な時間を使って読まないように。神からの警告です(嘘)。 地元の高校を卒業して…

寒山拾得(備忘録)

寒山拾得(かんざんじっとく)の委しい評伝が読みたくなりネットを漁る。 寒山は、中国唐代(7世紀頃)、浙江省天台山に住んだ、修行者・禅僧であると言い伝えられ、その友人・拾得とともに、奇怪な風貌、常人離れした言動、奇瑞などにより、後世神聖化され…

ああ言えば、キャンドル

「街録ch」というYouTubeの番組で、元オウム真理教幹部・上祐史浩のインタビューを見た。 かつて「ああいえば上祐」と呼ばれた達者な弁舌ぶりは健在で、これまでの生きざま、事件とのかかわり、麻原への帰依を捨て自己洗脳を解くまでのプロセス、これから…

私私小説

いろいろと書きたいことが浮かぶのだがまとまらないのでダラダラと羅列することにした。 まずこのブログのアクセスが昨日から若干増えていて(といっても一桁が二桁になったというレベルの話だが)、どうやら藤井風というワードで引っかかっているようだ。あ…

あっちの話(2)

今朝NHK・BSのワールドニュースで、アメリカの議会でUFO問題が真剣に討議されたと報じられていた(まったくどうでもいい話だが、僕はこの番組の高橋彩というキャスターを見るのを、かつて国谷裕子さんを見ていたように朝の楽しみにしている)。僕はアメリカ…

私小説とケンドリックとトール

もう日本は経済的に大きく浮上することはなく、ジリ貧に陥る一方と思われるので、これからは経済的な豊かさ以外のことに主な喜びを見出していくしかない。そんな時代にあって、貧困や苦しみの中で何気ない日常生活に生きる歓びを見出すことの価値を教えてく…

神秘と宗教はちがう

田中小実昌「エッセイ・コレクションⅠひと」(筑摩書房)の中の、「神秘と宗教はちがう」というエッセイが面白かった。田中小実昌については、酒飲みのタコ八郎に似たおじさん、というくらいの印象しかなかったが、小島信夫や後藤明生と親しかったというので…

天使のサンバ

小坂忠は、細野晴臣を聴いていく中で聴いた。 日本のロックの最初期、細野らと結成した「エイプリル・フール」のボーカルとしてスタートし、なんといっても代表作は「ほうろう」と思う。これは70年代ロックの名盤のひとつ。 名曲「しらけちまうぜ」を小沢…

KAZE MUSICA

「MUSICA」2002年5月号に載っている「藤井風8万字インタビュー」を読みたくて早速購入。 気になる箇所をマーカーでチェックしながら一気に読む。こんなにミュージシャンのインタビューを熱心に読んだのは、「ロッキン・オン・ジャパン」でエレファントカシ…

現代社会の理論

社会学者の見田宗介が亡くなったという。 名前を知っている程度で、著書を読んだ記憶はない。この人から連想するのは、インドの〈セックス・グル〉と呼ばれたオショー・ラジニーシのコミューンを訪問したり肯定的な書評を書いたりしていたということくらいか…

Lord’s Prayer

僕が中高生の頃、夕食はほとんど毎日家族三人で同じ食卓に就いていた。母親は専業主婦で、父親も毎日定時に帰ってくる人だったので、夜七時には夕食ができていた。僕も学校は帰宅部だったので学校のある日も毎日六時頃までには家にいた。 父親は一人で晩酌し…

正宗白鳥と内村鑑三

正宗白鳥『内村鑑三』は、十代から二十代にかけて熱心に読み、その講義に通った「我はいかに基督教徒になりしか」の著者について書いた長めの随筆である。 評伝でも論文でもない、雑感を記した本で、『内村鑑三雑感』という続きもある。 いかにも白鳥らしく…

あっちの話

三浦清宏『運命の謎 小島信夫と私』の最後に、小島信夫の没後に交霊会で小島の霊を呼び出してもらったという記録が載っている。 昨日も書いたように三浦清宏はスウェーデンボルグにハマってロンドンの心霊協会で一年間滞在し、その後も心霊に関する書物をい…

運命の謎

三浦清宏『運命の謎 小島信夫と私』(水声社、2021年)という本を読んだ。 小島信夫が「アメリカン・スクール」で芥川賞を取り、アメリカ留学しているときにアイオワ州のポール・イングル教授のセミナーで出会い、帰国後小島の国立の家に半年ほど暮らした。…

ウィトゲンシュタイン入門

『ウィトゲンシュタイン入門』(ちくま新書)という本の中で、著者で哲学者の永井均は、こんな風に書いている。 小学校3,4年のころ、自分でも問いの意味がよく分からないながら、「私はなぜ、今ここにこうして存在しているのか」というようなことをぼんや…

復活

キリストは反逆児であり、ユダも反逆児である。キリストは、まずローマの政治的圧政に強く反逆し、同時にそれを敵とする律法的民族主義にも反逆した。ユダはこの二つの点でキリストの同志であり、しかも彼の教義の〈忠実な〉使徒であるが、この〈教義〉を裏…

Anyhow Anywhere Anyway

何に対しても関心が持てないというのは生きていく上でも痴呆症のリスクの上でも危険信号だと思うので、とにかく少しでも好奇心を持ち、読みたいと思った本を読むようにしている。今は松村雄策から早川義夫につながって、ドアーズ関連、そして松村雄策が評価…

きづな

湯川れい子さんの自伝『女ですもの泣きはしない』(角川書店)が面白く一気に読んだ。 ジャズ評論家としてデビューし、エルヴィスにもビートルズにも会って、インドのカリスマ聖者にも会って、二十世紀日本の生んだ最高のミーハー少女なのだと思った(もちろ…

メンタリズム

今朝、家にメンタリストDaiGo(メンタリストの方)の著書が二冊あったので、眼を通してみた。 似たような本がたくさんあるので、もしかしたらちがうかもしれない。 猫に元気がないと、こっちまでそうなりかねないが、自然というのはそういうものかもしれない…

欠陥

『私の作家遍歴』から気になった箇所を引用。 彼の手になる天国も地獄も、個性を欠いているために退屈なものである。多様で複雑な人間関係はそこにはないのだ。現実の中に生きる人間がそれぞれに面白いのは、まちがっていると見えて実は正当であったり、逆に…

小説の鬼

水声社の「小島信夫 批評集成」の月報がなかなか面白い。 小島信夫の蔵書には、コリン・ウィルソンの著作が三冊ある。 『小説のために―想像力の秘密』 『ラスプーチン』(サンリオSF文庫) 『SFと神秘主義』(サンリオSF文庫) 「小説のために」と「ラスプー…

死後の世界

物心ついたときから、死後の世界があるのかどうかが気になって仕方がなかった。 もし死んで何もなくなるのなら、生きている間に何をしようが「後は野となれ山となれ」で一向構わないということになるし、宗教のいうように天国と地獄というものがあって、善い…

精神世界遍歴

ぼくが大学に入学して東京に来た頃はバブルが弾ける前の最高の勢いにあったころで、出版業界もバブルだったのか、今なら出せないような様々な本があった気がする。 別冊宝島に「精神世界を読む」という特集号があって、本場からほとんど二十年遅れのニューエ…

聖骨

小島信夫の『暮坂』収録の短編「聖骨」などの中に、整体治療のようなことをやっている新興宗教のような団体Zとその指導者であるZ師のことが出てくるが、今はネット社会なのでちょっとキーワードをかけて検索すれば、それがMRT治良というものであることな…