昨日の「#DOMMUNE RADIOPEDIA94」菊地成孔と大谷能生の「XXX et XXX」第3巻「刑事コロンボと高橋幸宏」の中で、これからはチャットAIとの対話が主流になるので、人間と人間の間の対話が行われなくなり、<コミュ障>が標準化する時代が到来するのではないかと語られていたが、確かにそうだと思った。
以前、社内で会話せず隣にいる人ともすべてメールでやり取りする会社のことなどが話題になった時代があったが、これはまだ対話の相手が人間であるという点で古さを感じさせる。
今後は目の前にいる他者とのコミュニケーションよりも、集合知であるチャットAIとの対話の方が重要なものになる時代になっていくのかもしれない。
事実この文章だってAIによる自動生成みたいなものである。
すべての文章というのは過去にすでにあったものの繰り返しであり、焼き直しに過ぎない。ただアクセスできるデータベースの量が、AIに比べれば圧倒的に少量であるというにすぎない。それでも自分はAIにはアクセスできないデータも持っている。そこにこの文章の独自性といったものがあるのだろう。
実家の片付けで出た古本をバリューブックスに段ボール5箱出したら8千円弱の値が付いた。バリューブックスは査定中は送れないため捌ききれない分を「もったいない本舗」というのに10箱送ったら「全部で660円」というメールが返って来たのに妻がキレて、全部送り返してもらうことにしたそうだ。
ひとつひとつ調べたらそれなりに値が付く古書もけっこうあるので、自分でシコシコとネットオークションなどに出して売って行った方がいいのかもしれない。
そういう作業もAIにやってもらえたら助かるのだけど。